こんにちは。
ピアノ講師maiです
5月はさわやかな季節で
動物たちの活動も活発ですよね
中でもよく見かけるのが
鳥さん…
鳥とクラシック音楽は
相性抜群なようで
たくさんの名曲があります
今回はその中でも春らしい曲を
ピックアップしました
ハイドン
交響曲第83番「めんどり」
ニワトリの♀のことです。
♂とどう違うの
と思ったので調べてみたら
全く異なるのだそう。
早朝に…
コケコッコー
と叫ぶのが♂
…無言なのが♀
体格が大きく羽の色もワイルド
顔つきも険しいのが♂
体格が小さく羽も淡い色で
優しい顔つきなのが♀
人間と似ているともいえます。
それがこの曲に通じているとも
解釈できますね。
そんな可愛らしいめんどりを
曲にした交響曲です
まず、第1楽章…
可愛らしいイメージをぶち壊し
いきなり短調で険しい…
長調で始まるだろうという
期待を裏切られたことで
逆に興味が湧きました。
でもすぐに嫌な予感が…
なぜ短調なのかって?
それって…
過酷な運命の描写じゃ…🍗
短調で始まる衝撃で
なんとも心が痛みますが
その後は
可愛らしいフレーズ満載で
全体を通しては
和みの曲
可愛さポイントとしては
鳴き声を表現している箇所が
いくつもあって
ヴァイオリンのトリルで
「クルック!!クルック!!」
って喉を鳴らす時の音や
オーボエの連打音で
「コッコ!!コッコ!!」
って首振りながら歩くときの声とか
リアリティー抜群
穏やかな2楽章が始まると…
始終優しい曲調で
幸せ溢れています
静かな中
時折フォルテで入ってくるスケールが
シンプルなめんどりっぽさを
醸し出していて良い味が。
そして3楽章…
どこか高貴な雰囲気が
漂っています
成長したのか?
ファイナル4楽章は…
始終明るい雰囲気で
ファミリー感が楽しげ
あ〜なるほどねっていう
説得力のある曲でした。
宿命を受け入れた上で
逞しく成長しながら
幸せな鳥生を表現しているのでは?
なんだかんだ言いながらも
幸せな家庭を築くことが
女子の最終的な幸せですからね
あっ…女子じゃなくて
めんどりでした〜
なにはともあれ
ハッピーエンドでよかった
ハイドンは1732年生まれの
ウィーン古典派と呼ばれる
オーストリアの作曲家。
「交響曲の父」「弦楽四重奏の父」
と呼ばれる程名曲を残しました。
ハイドンはどちらかというと
裕福とはいえない
一般家庭に生まれましたが
美声として有名で
ウィーン少年聖歌隊🇦🇹
として活躍しながら
ピアノ🎹やヴァイオリンを
身につけました。
その後モルツィン伯爵家の
音楽監督をしながら
作曲活動を行っていました。
ほぼ独学で交響曲や
弦楽四重奏の分野を極めた
素晴らしい作曲家ですよね🎻
ヨナーソン
かっこうワルツ
誰もが一度は聴いたことがある有名曲。
「かっこ〜かっこ〜」のフレーズが
キャッチーで愛らしいですよね。
ピアノの発表会にもおすすめです。
この曲はスタッカートの練習に
すごく向いているんですよね。
誰でも聴いたことのある鳥の鳴き声の
小さい「っ」ていうのが
イメージしやすく
自然なスタッカートで
弾けるようになるんじゃないかな。
ただ「跳ねて!」ていわれると
鯉がビチョンビチョン
跳ねてるように弾く人もいるので
そうじゃないよ、軽くだよ〜て
伝えるのに
鳥の声って最適なんです
イメージしながら弾くって大事
ヨナーソンは1886年生まれの
スウェーデンの作曲家。
かっこうワルツが代表作となります。
Part2に続きます
名曲♪鑑賞日記