【キリストの満月祭】
善意祭
神の愛を体現するキリストの祭

「善意の祭り。これは人類の心──神に向かって志向し、神の意志との和合を求める心──の祭りであり、正しい人間関係の表現に献げられる。これは毎年六月の満月との関連で決められるだろう。人間の霊的な神聖な特質が認識される日であろう。(過去) 二千年の間この祭りの日に、キリストが人類を代表して霊ハイアラキーの前に立ってこられた。そしてシャンバラの目には、神人として、彼の民のリーダーとして、そして「多くの兄弟のうちの嫡子(ちゃくし)」(ロマ書八章二十九節)としてキリストは立たれた。毎年この日に、彼は集合したハイアラキーの前で、仏陀の最後の説教を説かれた。であるから、これは同胞愛への基本的志向と人間的霊的和合の深い祈願と訴えの祭りであろう。そして人類の意識にある仏陀とキリストの仕事の効果を代表するだろう。」
『キリストの再臨』より


── キリストは神の愛 ──

キリストは、神聖な愛の体現者。

「我らの裡なるキリスト 栄光の希望なり」
(聖パウロ)

万人の心 (ハート) に宿る神の愛は、
聖なるキリスト原理。

二千年前、キリストは
「愛の時代」の幕を開けた。

その神聖な魂の表現は、
治療家(ヒーラー)、救世主 (メシア) として
神の愛を代表する世の光である。

さらにキリストは、
仏陀の智慧の衣をまとわれた。


正しい人間関係と愛ある理解

仏陀の提唱された八正道の土台の上に、キリストが人類同胞愛を築き「正しい人間関係は神の愛の表現である」という人間の神聖さを立証する次の主要なステップへと進まれます。

そして、すべての人間の努力の目標は愛ある理解であるといわれています。

「仏陀が神の知恵を表現し、キリストが神の愛を明らかにしたように、その到来する方が神の意志や目的の特質を私たちに明らかにし、〝邪悪な力を得ようという意志〟を地上から一掃するために活性化されなければならない〝善をなさんという意志〟を提示する。」

「キリストがその弟子たち、知恵の大師方を連れて力の場から到来するとき、その愛と力の場が地上に設けられ、公に認知されるようになるということである。 そのような出現と認知の影響は極めて大きいため、──人類自身が先に「悪の棲処の扉」を封じなければ──悪の勢力は同程度のすさまじい猛攻撃と努力を奮い起こすであろう。 正しい人間関係を確立することによってこの扉を封じなければならない。」 
『ハイアラキーの出現』より

この「悪の棲家」とは、「大祈願」の文言「悪の棲家の扉を封じたまえ」の物質勢力である「悪の勢力」のことです。すでに、物質レベルでは封じ込められており、アクエリアスの時代に入り、キリストの到来で光の勢力が勝利をおさめるのは必須ですが、彼らは、アストラル界層、メンタル界層で人類を巧みに操り、世界の平穏が達成されるのを阻止し、自分たちが敗北する日を遅らせようと、光の勢力を妨害し、躍起になって世界に様々な混乱を引き起こしています。

私たちの思考の原理は、フォーカスしたものにエネルギーが注がれる (意識が現象界に影響を及ぼす) 仕組みになっています。ですから、本来であれば、反対勢力にフォーカスしない内容が理想的かも知れませんが、皆さんに認識していただくために、筆者の記事ではあえて取り上げています。

善意と悪の勢力

『ハイアラキーの出現』によれば、(当然のことながら) 悪の勢力は極めて狡猾で、心理学を巧妙に操り、人間の思考を歪めるためにメディアを利用しています。真実を欺き、無知を助長し、物質的な価値観に重点を置き、情緒 (アストラル) 界層で人々の負の感情を煽り、破壊と暴力、混乱や分裂、不和や恐怖心を企ています。

現在起きている戦争 (国家間の兵器の売買)、人権侵害、差別格差、貧困、既得権益誹謗中傷、不条理な金融支配、あらゆる競争と評価社会のシステム…政治、経済、教育、宗教…様々な分野における方向性や本来あるべき正しい姿…

こうした悪の勢力の力が極めて強力なのは、悪の勢力が一つの人間集団にではなく、すべてのイデオロギーに属しているからだとD. K (ジュワル・クール) 覚者は言及されています。

ですから、いかに正しい価値観、人やあらゆる物事の正しい関係性というものが重要になってくるか…おわかりいただけるかと思います。

私たち人類が、利己的な物質的な価値基準に重点を置いた生活 (を拒否し) から、正しい関係という光明の道を歩み始めたとき、ようやく待望のキリスト(キリスト・マイトレーヤ) が到来されると伝えられています。


第二光線と正しい人間関係のエネルギー
時代を顕現する光線の魂

ちなみに、D. K 覚者も、愛と知恵の第二光線の大師ですが、正しい人間関係のエネルギーを使って働いていると伝えています。この第二光線のエネルギーは磁力的なタイプのエネルギーで、人々を一つに引き寄せ、向上と正しい理解をもたらすという善意そのものが、この光線の一属性であり特徴とされています。

ですから、同じ愛と知恵の第二光線のリーダーである、キリストと仏陀もこの正しい人間関係のエネルギーを使われているのが頷けます。また、この「善をなさんという意志」は、意志と力の第一光線の一様相であることから互いに関連があり、ウエサクの満月に、仏陀がシャンバラのフォースでもある第一光線の弟子を導かれて来た関連性が理解できます。現在は第一光線の弟子は生まれていません。

人は(平均して千名ほどの)グループ単位で転生しており、その時代の計画に相応しい特質(光線)を持った魂が集団で降りてきます。現在では、パイシス (双魚宮) の時代が終わり、過去2千年の歴史を作った「理想と献身、個人主義の第六光線」の魂は1625年以来衰退し、もう顕現してきませんが、アクエリアス (宝瓶宮) の時代の特質に相応しい「儀式的秩序と (白)魔術、グループ精神の第七光線」の魂が1675年から徐々に転生しています。アトランティスの時代には黒魔術が強調されたために文明が滅びました。また、まもなく2025年から「調和と美の第四光線」の魂も顕現することになっています。第七と第四は芸術家に必要な美を創造して構築させる光線です。新文明には、究極の美、優れた芸術を目の当たりにできるということですから、是非とも実際にこの目で見てみたいものです。


キリストの到来 (大師の帰還) と新文明

そして、何度もお伝えしていますが、、、

「キリストと彼の使徒 (覚者) たちが到来できる前に、我々の現在の文明は死なねばならない。」

これから、全く新しい、聖なる輝きに満ちた至福の黄金時代、驚嘆すべきテクノロジーを有した宇宙時代がやって来るのですから。

ここから先の数行⚠️からの下は、キリストの再臨のときの黙示録の予言です。繊細な兄弟姉妹の皆さんは飛ばしてください。

⚠️
さらに、これまでの記事でお伝えして来た、旧文明の終焉のほとんどが、大洪水によってその幕を閉じて来ました。現在、世界中で起きている異常気象や自然災害のニュースを見てもわかるように、日本も例外ではなく、火山の噴火や地震が頻発しています。それでも、サティヤ・サイ ババ様 (来るプレーマ・サイ) のような偉大なアヴァターの降臨で、多くの天変地異はキャンセルされています。
これから旧文明の崩壊を前に、秘教書籍の中で、キリストが到来される前に起こりうる、古い文明の最期が綴られています。

「キリストが到来される直前に起こる〝終わりの時〟を、地球の破壊を、異常な災難を絶望と呼び掛けが東西両方から持ち上がることを予知された。最後の危機と緊張の時に人類自身がキリストの出現を強いるということを知っておられた。新約聖書の物語は本当であり正しい。人間がでっち上げた解釈のみが人類をあやまって導いてきたのである。」

🕊️

しかし、未来はまだ決まってはいません。この「今、瞬間」が「未来」を創造しています。過去は変えることはできませんが、未来は如何ようにも作り変えることができるのです。

究極の本質はすべてが純粋意識であり、愛という神我 (真我)、魂ですら本質は歓びですから、光と闇の二つの勢力も、ある意味、地上のゲーム (訓練所) のようなものです。 愛と正義という光を生きて、完全に勝利して、来る新文明には、皆で凱旋の喜びを分かち合いましょう。

大なり小なり誰しも心に癒えぬ闇 (未浄化のカルマ) を抱えているものです。でも、それは本来自分が光であることを知らせるために存在しているメッセンジャーのようなものです。周囲が認めてくれなくとも、どんなに嘲笑されても人間は本来神 (愛と光) です。キリストや仏陀と同じ栄光の存在です。私たちは今はまだ進化途上でそれを顕現していない、ただそれだけです。

希望を持って心の準備をしてください。

誰もが創造すらできない、古代アトランティス文明をしのぐ、全く新しい文明が私たちを待っています。

私もできる限り、人々が危機を脱して新文明を迎えることができるよう真剣に祈っています。


五月と六月の満月の1週間

六月の満月のとき (今回は五月) に、キリストが仏陀と非常に緊密に協力しながら──ハイラーキーを人類に結びつける通路を築き、人間の熱誠や霊的な欲求が上昇したときに、待機する偉大な光の勢力が下降してくることによって、いくつかの大きな変化が起こり、同胞愛と理解の時代、アクエリアス時代の到来が感じられることになると予見されています。

次に、この満月の時期に、熱誠家や弟子たちに向けた準備を記しておきます。

「五月と六月の二つの満月は、物質主義の勢力の束縛からの惑星生命の解放に参加する新たな機会をあなた方に提供する。この救済活動において自分の役割を果たすつもりであれば、いくつかの態度をとり活動を起こすことが必要になる。それについて簡単に触れたいと思う。正しい適切な行動をとり、すべての弟子や熱誠家と共に、次に示す段階に従うかどうかはあなた方に任せたい。」

❶ 私が先にこの通信で提示した質問をよく吟味し、誠実に、自分で完全に納得がいくまで答えなさい。そうすることで、あなた個人がどのような立場をとっているかが分かるであろう。

❷ 五月と六月の満月それぞれに先立つ、まるまる一週間、次のことをするように努力しなさい。

 a 創造的な想像力を働かせて、世界中すべての国にいるすべての弟子、熱誠家、善意の人々とつながりなさい。 

 b 自分が光の勢力に味方していることをはっきりと自覚した上で、自分の意識から否定的なものをすべて取り除きなさい。そうすれば、あなたは思考という点では中立ではなくなる。また、この対立の中で、物質主義の勢力に対抗して正しい行動をとりながらも、その勢力の力の渦に巻き込まれたすべての人に対して、常に愛の精神を抱き続けるようにしなさい。

 c 瞑想し、光の勢力に祈願しているときに、自分自身の個人的な困難、悲惨な出来事、問題をすべて完全に忘れるようにしなさい。 弟子はパーソナリティーの重圧、緊張、制約をもろともせず、人類のための仕事に邁進することを学ばなければならない。

 d そのようにしてマインドの中で目標を明瞭に保ち、その時々の適切な訓練に従いながら、この二つの満月の仕事に備えなさい。

❸ 満月前の二日間、満月当日、その後の二日間(計五日間)の、日の出、正午、午後五時、日の入り、そして自分の地域で満月になる正確な時刻に、待機している勢力に祈願し、降下させ、外的な顕現へと固定させるという意図を込めて、大祈願を唱えるよう努力しなさい。できれば声に出して、いつでもよいので可能であればグループ構成でこれを行ってほしい。 情緒的ではない思考の集中した力によってこそ、今ある断絶に橋が架けられ、霊的な活動の世界と人間の営みの世界という二つの世界はより密接に結びつけられるであろう。

祈りは応えられる。いつも応えられてきた。」

大祈願の呼び掛けは、キリストの到来に対して、人類に最大の希望を提供すると伝えられています。
さらには、偉大な光の勢力の勝利 (悪の勢力の撤退) を意味しています。


私たちができる最大の奉仕

私たちの魂は、奉仕をするために転生するといわれています。身の回りの小さな規模の奉仕から、その意識が大義に向けられれば大きな奉仕に発展し、さらに志を同じくする仲間と力を合わせれば、より大きな仕事を成し遂げることが可能となります。

私たちの心 (ハート) を「神の愛」で満たし (満たしてくれるように祈り)、私たち魂がその歓びの中で生きることができるように。


「人が同胞に尽くすことのできる最大の奉仕はこの界のエネルギーを裡なるキリストの力を通して方向づけて(ボーダー濁点)、自分自身でこの界の支配から己を解放することである。そうした時、自己中心の力や個人的な欲望や感情的愛のエネルギーが、漠然と感じられるけれど、その純粋なエッセンスを未だ自分の物とすることのできないところの生きたエネルギーによって取って代わられるのに気付くであろう。このエネルギーを我々は「神の愛」と呼ぶ。

それはあの自在に流れる、外交性の磁石のように魅きつける魅力を持った力であり、それが一人一人の巡礼者を御父の家へ導き戻す。それは人間の心の中で動き出し、キリストのように偉大な大聖の仲介を通して、表現を見い出すあの力である。それは、人間一人一人の中に見いだされる神秘的な思慕の念を導き、そして人類の福祉を目的とするすべての運動を通して、あらゆる種類の博愛的教育的傾向を通して、至る所に見いだされる本能的母性愛を通して、働く。 しかし本質的には集団感覚であり、宝瓶宮の時代に初めて、キリストの再臨の結果として、その本当の性質が正しく理解されるようになり、神の愛はすべての人間の心に一般に広がるであろう。」

『キリストの再臨』より


大祈願

神の御心 (みこころ) の光の源より 
光をあまねく人の心に 
流れ入れさせ給え 

仏陀を思う
胸の中心、アジュナチャクラ、上げられた手から 
黄金色の光が輝き出て 
この光が全人の心に入っていくのを思う

光を地上に降 (くだ) らせ給え 

太陽から白光が輝き出て、 
この光が地球に降り注ぎ、 
地球に深く染み込むのを思う

神の御心 (みこころ) の愛の源より 
愛をあまねく人の心に流れ入れさせ給え 

両手を差し伸べ祝福されておられる 
マイトレーヤ (愛の化身) を思う

キリストの胸の中央と上げられた両手から 
あざやかなバラ色 (ローズ) の光が 
全人類の心に流れ込むのを思う

 如来 (キリスト) よ 
地上に戻られ給え 

マイトレーヤとハイアラキー全体を思う
キリストはハイアラキーのハートセンター 
愛の中心であり、現在我々の中に住まわれている 


神の意志、明らかなる中心より 

これは、シャンバラのことであり、 
白い光の大球を心に描く

 大目的が人の貧 (とぼ) しき意志を 
導かんことを 
如来 (キリスト) は大目的を知り 
これに仕えたもう 

我らが人類と呼ぶ中心より 
愛と光の大計画を成させ給え 

悪の棲処 (すみか) の扉を封じ給え 

 光と愛と力とをもて 
地上に大計画を復興させ給え


第三スタンザ  (1945年)


── キリストの奇跡 ──



2019年5月14日 南米アルゼンチンの最北部、サン・サルバドル・デ・フフイの空中に現れた「ブラジルのコルコバードのキリスト像」を彷彿とさせる光と雲のシルエット/モニカ・アラマイクさん撮影
(頭部には荊棘(いばら)の冠も見えます)

「目標が神と人類への愛であるならば、信仰が何であろうと、キリストの意識の中に宗教的な壁は全く存在しない。」『キリストの再臨』より


祝福がありますように






🔔5月26日(日)午後3時〜、恒例のキリスト・マイトレーヤの祝福があります。
頭頂に注目を置いて祝福のエネルギーを受け取ってください。

🌕 5月23日(木)の満月の時刻は、22時53分です。


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愛と感謝をこめて


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