6月6日 (土) は、【キリスト祭】の満月です。
 (満月の時刻は、4:12)

春の三大祭──復活祭 (イースター)・ウエサク祭・キリスト祭──のラストにあたります。

キリストの愛 (神の愛) はハートに宿る愛

6月のキリストの祭の特徴は、キリストが万人のハートを通じて、全人類と密接に関係しているということを強調される祭だと伝えられていますが、3日連続して行われる祭の各日が異なった基調を持ち、それぞれに独特な意味合いを持っているようです。

アリス・ベイリーの『キリストの再臨』には「歴史上のキリストと人間の心にあるキリストは惑星上の事実である (全文圏点、全文強調点)」と書かれています。

これは臨在する愛の原理の体現者であるキリストと万人の心の裡に宿るキリスト (意識) が同じものであるということ (原理) を伝えています。

✴︎このキリストとは宗教を超えた全人類に関わるキリスト原理の体現者であり、ハイアラキーのリーダー、大聖マイトレーヤご自身を表しています。現在イエスは大師であり、全ての大師はマイトレーヤの弟子です。太陽系の進化した惑星ですらキリスト原理の体現者が現れていない惑星があります。太陽系の中でも地球は遅れていますが、マイトレーヤのような愛の主が存在しています。

キリストの愛 (神の愛) とその特性は、全ての人のハートに宿り、キリストの復活の重要な目的が人間の裡なる霊、すなわちハートを復活させることにあることを強調されているのです。

(五日間にわたる祭りと) 満月のとき、月と惑星は太陽から反射された光を非常に多く受けとり、さらに春の満月は、1年を通じてエネルギー的に最高潮の時です。

そしてこの霊的な太陽の中心からは、絶えずキリストの愛 (=神の愛) が放射されています。

春の祭の時期でもこの6月は、キリストの愛が人々のハートを通じて (流入して) 刺激されるという祭です。

「我々はすべて神である、唯一の父なる神の子供たちであると、キリストは言われた。すべての人間の心 (ハート) にあるその聖なる中心 (センター) が行動に目覚めたとき、いと高き所からの反応を呼び起こすことができる。そこでキリストは出現の時を待たれておられる。人類の団結した要求のみが、「集中した意図」のみが、アバターの降臨 (と呼ばれている) を実現させる。」


この6月の満月は、魂かパーソナリティー (肉体ーアストラル体ーメンタル体) の光線のいずれかが第二光線の弟子がキリストを代表する (オーヴァー・シャドゥされる) という大きな特徴があります。

高位のメンタル・テレパシーばかりでなく、低位のメンタル体、アストラル体など様々なレベルのオーヴァー・シャドゥがあり、世界中のすべての分野にいる弟子たちが、キリスト・マイトレーヤの高位のエネルギーによって意識を覆われ、神の意志を実現すべくリーダーシップを発揮するというものです。

「キリストは六月の祭りの時に──世界奉仕者の新集団のリーダーとして──すべての地に在る善意の人々を代表して、新しい祈願文を用いられる。同時に、新しいより良い生活を求める大衆の不完全な表現されない要求を寄せ集められる。彼らは毎日の生活に愛を欲し、正しい人間関係を欲し、根底に横たわる神の計画を理解することを欲する。」


1945年にキリスト・マイトレーヤご自身が地上に戻られるという外的顕現を決意された翌年の1946年以来、仏陀とキリスト (マイトレーヤ) は、二つの祭のときにお二人の代理として働く人々がやがて各国に現われることを期待されて、(仏陀とキリストと) 同じ光線上の弟子をオーヴァー・シャドゥし導かれています。

偉大なシャンバラの意志の相である第一光線の霊的なエネルギーが、シャンバラの聖なる仲介人である仏陀を通じてキリストへ分配され、そしてキリストからすべて国の弟子たちがオーヴァー・シャドゥされ、エネルギーの直接的な流れの経路として働くことができるように彼らに分配されています。

これらは「大祈願」の祈願文の通りです。

神の御心 [マインド] から、光が仏陀を通して流れ、

(5月のウエサク祭を通した仏陀の大規模な光が6月のキリストに流入します)

神の御心 [ハート] から、仏陀は尽きることのない深い愛をキリストを通してハイラーキーへと流入させ、

ハイアラキーは神の愛と智恵の相が現されている「神の愛の明らかなる中心 (愛のハートセンター) 」です。そのリーダーであるキリストはさらに核の愛です。
これによりハイラーキーは困難な任務を遂行し、外的顕現が可能になると言われています。ハイアラキーの外的顕現は、神の愛が大規模に流入して初めて可能になります。

神の意志の明らかなる中心 (エネルギーのセンター) はシャンバラですが、

キリストのハートから全人類へ愛(と仏陀の光)が流れ、待ち受ける人間世界へと届きます。

人類の中心 (エネルギーのセンター) は、すべての被創造物に光をもたらすことが永遠の使命です。


この「大祈願」は、キリスト・マイトレーヤご自身の直接の再臨の決心により、シャンバラから世界中の一般の人々が使えるように授けられた最も古い祈りの一つだと伝えられています。この祈りは、それまで、最も高貴な霊存在以外のものに使用を許されていなかったと言われるほど秘蔵とされていました。

どれほど古いかといえば、DK覚者は、句節の時期も背景も全く知られていないほどだと伝えていますから、近代語に訳すことすら難儀されたということです。

まず最初にキリスト・マイトレーヤによって発声され、彼の弟子によって書き留められ、現在の祈願文の通りに翻訳され、外的顕現を決心された1945年6月の満月の時に、キリストご自身が初めて使われたれたと言うことです。

DK覚者は、大祈願を「マイトレーヤは毎日唱えられていて[キリスト御自身がこれを発声することなしに過ぎる日は一日もない](圏点)ことを忘れないように」と伝えています。

大祈願は、ハイアラキーのエネルギーを召喚する祈りです。

そして、前回の満月のウエサク祭の記事で引用したように、大祈願には戦争でさえ回避することができるパワーがあります。

毎月の満月は、惑星ロゴスご自身が最も強烈な瞑想を行う期間であるという大変重要な時期でもあります。

満月の瞑想は、光輝が流れ込む絶好の機会です。

私も毎晩0時と朝の瞑想前、満月を挟む5日間の指定の時刻に唱えています。

DK覚者は、信念とヴィジョンを持つ人は、想像力を用いて大師や覚者 (仏陀やキリスト) と連結し、彼らがもたらす霊的な力の経路として自分自身を提供するよう求められているのだと語っています。

これは、第二光線の弟子でなくとも、志を持つ誰もが可能なのです。

最後に、キリストの再臨において、大変重要なことは、一度死してから復活されるという点にあります。
(聖書は象徴的な解釈で書かれています。)

一度死すとは、古い文明の死であり、この後にキリストが復活されるという点です。

ですから、これまでの古い文明が一旦崩壊した後に到来されるということを意味しています。

ただ、キリストの愛、神の愛は、私たちの心 (ハート) の中にあります。

神はどこにいるのか?と問われれば

私たちの中に真我として存在しています。

私たちの魂は、光であり、神の反映です。

✴︎正確にいえば神は不二一元の存在として万物に遍く浸透しています。

神は愛であり、ハイアラキーは愛であり、人類を愛するがゆえに神の大計画を担い、愛であるキリスト・マイトレーヤの再臨が待ち望まれています。

6月7日(日)の午後3時〜
恒例のマイトレーヤの祝福があります。

満月を挟む5日間の大祈願について
日出正午午後5時日没、満月の時刻 
✴︎満月は6日午前4時12分


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愛と感謝をこめて


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