キリストの祭りの背景


仏陀とマイトレーヤ
世界教師マイトレーヤの決意とサポート


2600年前に、釈迦牟尼仏 (仏陀) は『長阿含経』(ディーガ・ニカーヤ)において、カリユガの時代の終わりに、偉大なる教師、もうひとりの仏陀──弥勒菩薩、マイトレーヤ仏──が現れ、人類を義と真理に基づいた黄金の文明に導くだろうと予言されました。

また『大乗涅槃経』・『弥勒下生経』において釈迦 (=仏陀) が入滅から56億7000万年後の未来の世に、わが正法を救うために弥勒菩薩 (弥勒仏=マイトレーヤ仏) を天上より下生させ、一切衆生を救うであろう〉と語っています。実際、釈迦 (仏陀) が涅槃に入られたときに、弥勒菩薩に対して「天上界より肉体を持って下り、一切の衆生を救って欲しい」と未来仏 (弥勒仏) に誓願していたようです。

そして、仏教徒が待望しているこの菩薩 (弥勒菩薩) は、まさにこのカリユガの終焉に現れたカルキ・アヴァター、霊ハイアラキーの天上界から降臨された (キリスト) マイトレーヤを示しています。

これまですべての世界宗教の教師は、この惑星の霊ハイアラキー からやって来ました。ここから時代の周期ごとに、霊的教師が人間の進化向上のために遣わされるのです。
注) これまでの世界教師は、宗教を通じてご自身を顕現されて来ましたが、マイトレーヤは宗教を創始するのではなく、自己実現の術 (すべ) を教えられます。

かつての仏陀は、インドで弟子のゴータマ王子をオーヴァー・シャドゥ (高度な思念伝達) し、人々を導かれました。

仏陀とマイトレーヤは、アトランティス時代に人類で最初に高度のイニシエートとなった人類の長兄です。現在の仏陀は、シャンバラとハイアラキーを繋ぐ「聖なる仲介者」であり、マイトレーヤはアクエリアスの時代の世界教師となり2500年の間人類全体を導くという使命を担っています。

✴︎実際には、仏陀の方が先にイニシエーションの道を歩みだされたようですが、当時 (古代アトランティス時代初期) は、まだ順調にイニシエーションを行えるような状況ではなかったため、マイトレーヤを待たれた後、共に第三段階のイニシエーションを受けられたとD. K 覚者は伝えています。

その仏陀の予言した偉大なる教師、もうひとりの仏陀、弥勒菩薩、弥勒仏である (キリスト) マイトレーヤは「覚者方の中の覚者、如来の中の如来」と呼ばれるキリスト原理の体現者です。
ハイアラキーの最高位である世界教師のマイトレーヤのお立場の称号も、「キリスト」の他に「如来の中の如来」と謳われる「ボーディ・サットヴァ (菩薩、または如来) 」です。そして、世界教師 (世界大師) とは、各時代の周期で務める霊ハイアラキーの長を指す職務です。

マイトレーヤは、2000年前にパレスチナにおいて弟子のイエスをオーバー・シャドゥし、キリスト原理の愛エネルギーを流され、周囲をオーバー・シャドゥされました。この時キリストは、身近な数百人の人々を教え導き「キリスト教の時代」が始まりました。

このパレスチナで、愛の主であるマイトレーヤがイエスを通して放たれた神の愛の仕事は、アクエリアスの時代に実を結び完結されることになっています。宝瓶宮、アクエリアスの時代は、愛 (同胞愛) と正義と分かち合いの時代です。

マイトレーヤは、宇宙の周期 (宝瓶宮ーアクエリアスの時代) の訪れにより、ご自身が弟子である覚者方を引き連れて地上に戻らなければならないことを500年前から知った上で時を待ち、1425年の大評議会においてはっきりと自覚されたと言うことです。
✴︎この惑星の大評議会では、近い将来の計画の他に、何百年も先の計画が立てられています。

そして、1945年6月にマイトレーヤご自身によって、その降臨の合図が出されました。今回は、弟子を通して働かれるのではなく、直にご自身が再臨され、人類75億の人々を教え導くという桁外れの計画です。

この降臨の重要なもう一つの要素には、世界大戦の苦悩の中から持ち上がった「人類の呼びかけ」がありました。マイトレーヤは、平和を求める人々の呼びかけに応え、1945年、覚者の一団を引き連れ、肉体をもってこの地上に降臨する決心をされました。

これは、マイトレーヤがハイアラキーの覚者方と共に、アトランティス時代からまさに10万年ぶりに世に戻るご決意なのです。山の頂上のさらに上の天上界から、大変革をもたらされるために、直接、麓の人類に降りて来られるということです。

マイトレーヤは、このご覚悟に9年を要されたということです。

マイトレーヤは、まず最初に仏陀の援助を仰がれています。仏陀はマイトレーヤを背後でサポートされ、平衡 (平和) の霊 (別名:平衡のアヴァター) ✴︎が、悪を180度変換させることができるという作用と反作用のエネルギーをもたらし、統合の大聖 (統合のアヴァター)✴︎ がマイトレーヤを擁護されるというような経緯が出来上がったようです。

また、今回の史上類を見ない大計画のために、宇宙の惑星の援助も仰がれました。そして、7つの音のマントラが現実を変えて和合に導くと言われる『大祈願』がもたらされました。


この『大祈願』は、マイトレーヤが世界を変革し、人類がキリスト (マイトレーヤ) とハイアラキーの再臨を可能にするエネルギーを呼び起こすことができるように、惑星ロゴス (シャンバラの天帝サナット・クマラ) よりマイトレーヤご自身に授けられたものです。


この日から、マイトレーヤは、この神の大計画の成就に際して、毎日この大祈願を唱えておられるということです。


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1945年年6月の満月以降、ハイアラキーのエネルギーが強まる中で、三つの非常に重要なイベントが起こった。

とてつもない宇宙的力を持つ霊存在である「平和 (平衡) の霊」がキリストに降られ、キリストをオーバーシャドウし、この聖なるエネルギーは、善意の表現 (正しい人間関係) を通して、やがて地上に平和をもたらすべく定められている。人類は、このエネルギーの最初の衝撃 (インパクト) を、1935年5月に受けとめた。

キリスト意識の進化の力 (フォース・勢い) がキリストに集中し、キリスト自身がこのエネルギーの化身となり、人類とのさらに親 (ちか) しい関係に入られた。

神の意志の相 (すがた) に密接につながる統合の大聖 (アヴァター) が、キリストの近しい提携者となり、キリストを防御し擁護されることとなり、キリストのエネルギーと和合して人類の中に霊的意志を、善をなさんとする意志を生じさせる。

『キリストの再臨』アリス・ベイリー  p.105 より


✴︎平和または平衡の霊 (アヴァター)
この方のエネルギーでマイトレーヤをオーバー・シャドゥすることでマイトレーヤの仕事を助けている宇宙の存在。作用と反作用の法則を扱って働き,現在の混乱した状態を全く同じ程度にその正反対の状態に変換するエネルギー。

✴︎統合の大聖 (アヴァター) 
意志,愛,知性,さらに我々がまだ名前すら付けていないエネルギーを体現している偉大なる宇宙の存在。1940年より彼はこれらのエネルギーを世界に送って分裂を統合へと徐々の変換させている。
シェア・ジャパン公式 語彙集より引用




春の三つ目の祭り
6月の双子宮【キリスト】の祭り


善意の祭り。これは人類の心──神に向かって志向し、神の意志との和合を求める心──の祭りであり、正しい人間関係の表現に献げられる。これは毎年六月の満月との関連で決められるだろう。人間の霊的な神聖な特質が認識される日であろう。(過去) 二千年の間この祭りの日に、キリストが人類を代表して霊ハイアラキーの前に立ってこられた。そしてシャンバラの目には、神人として彼の民のリーダーとして、そして「多くの兄弟のうちの嫡子〈後継者〉」(ロマ書八章二十九節)としてキリストは立たれた。毎年この日に、彼は集合したハイアラキーの前で、仏陀の最後の説教を説かれた。であるから、これは同胞愛への基本的志向と人間的霊的和合の深い祈願と訴えの祭りであろう。そして人類の意識にある仏陀とキリストの仕事の効果を代表するだろう。

『キリストの再臨』アリス・ベイリーより


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このように、春の三大祭りのラストを飾る、双子宮のキリストの祭りの成り立ちですが、「毎年この日に、彼は集合したハイアラキーの前で、仏陀の最後の説教を説かれた」とあるように、キリストの6月の満月には、仏陀の最後の教え (欲望を制し正しい価値観で八正道を確立していく、正しい人間関係のルールが人間の生活を確実に条件づける) を伝える役割があります。

4月の復活祭 (イースター) は、キリスト教における西洋の大きなイベントであり、甦ったキリスト、世界教師、霊ハイアラキーの長の祭りです。キリストの神の愛の表現であり、この日にハイアラキーが認識され、彼の愛の特質が強調されます。

5月のウエサク祭は、東洋の大きな仏教の祭りです。霊的中心であり、神の意志明らかなる中心であるシャンバラと霊ハイアラキーの間の霊的仲介者 (なかだち) としての仏陀の祭りです。仏陀は神の知恵の表現であり、光の化身、神の目的を指し示されます。

6月の祭りで上記が統合され、成就されるまでの霊的な目的の流れが伺えます。

最後にアリス・ベイリーを通してDK覚者が伝えるウエサク祭との関係性のまとめをお伝えします。


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毎年 (五月のウエサクの祭りの時に) 仏陀は、キリストと集合し注目するハイアラキーとを経由して、人類と交信される。このようにして彼は「神の意志明らかなる中心」と「我らが人類と呼ぶ中心」との間に関係を結ばせる代行者として働かれる。

(中略) 
なぜならこの二つの偉大なる神の子たちによって現在なされている仕事はすべてエネルギー──光のエネルギーと愛のエネルギー──の分配に関連しているのであるから。先に述べたように三角構成 (トライアングル) を通して意志のエネルギーがやがて分配されるであろう。そしてこの聖なる分配者の一人は仏陀である。

  
『キリストの再臨』アリス・ベイリー より



シャンバラに関しては

マイトレーヤと仏陀に関しては

祭りと大祈願については



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