長引くせきに注意!ほっとくとぜんそくになるかも。症状が無くなっても、根気強い治療が大切! | 最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
みなさまの健康への一歩を応援します。

激しい咳や呼吸困難などを起こす「ぜんそく」。

子どもの病気と思われがちですが、大人になってから発症する人も少なくないそう。

 

しかも、適切な治療を受けず、放置し、

命の危険にさらされたという人もいるというのです。

そして、「大人のぜんそく」は完治が難しいのが特徴です。

 

 

ぜんそくは“慢性的な炎症”が原因


ぜんそくとは、気管支などの気道に過剰に集まった好酸球(白血球の一種)が粘膜を攻撃し、

炎症を起こすことで、

咳や痰、

息苦しさなどの症状が現れる病気です



炎症は慢性的で、症状がなくなっても、その原因は簡単には消えていません

 

 

発作は薬で抑えることができますが、

発作と応急処置を繰り返すうちに気道を囲む平滑筋が太くなり、

気道そのものが狭くなる「リモデリング」が起きてしまうこともあります。

すると呼吸機能が低下し、ぜんそくをさらに悪化させてしまいます

 

 

ぜんそくかどうかの判断は?


重要なのは呼吸の音です。

呼吸をするとき、胸部で“喘鳴(ぜんめい)”と呼ばれる

「ゼーゼー」「ハーハー」「ヒューヒュー」

という音が聞こえるのが、ぜんそくの特徴です。

 

就寝時、早朝に鳴ることが多いのが喘鳴の特徴です。



喘鳴があった場合は医療機関で受診することをおすすめします。



重症度に関わらない ぜんそくの怖さ

ぜんそくで亡くなる場合、死因のほとんどは窒息死です。

 

発作が起こると重症度に関わらず呼吸困難に陥るため、

一刻も早く気道を広げる治療が必要になります。

発作が起こったらすぐに救急車を呼ぶなど、迷わず救急医療を受けましょう

 

 

 

死者数を激減させた吸入ステロイド
ぜんそくは治療法の発達が目覚ましく、90年代半ば以降、激減しています。

 

90年代以前は、ぜんそくは気道の収縮そのものが原因と考えられていたため、

狭くなってしまった気道を広げるための気管支拡張薬が治療の主体でした。

 

しかし、気道が狭くなる原因が慢性的な炎症であると分かったことで、

炎症に対して高い効果のある吸入のステロイドの吸入薬が治療に使われるようになり、

死亡者の激減につながったのです。

 

 

 

治療は継続が大事


ぜんそくの正体は慢性的な気道の炎症であるため、

症状が出ていないときも気道の炎症は残っている可能性があります。

 

症状から自己判断をして治療を中断せず、根気よく治療を続けましょう

 

 

 

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参考文献