40~50歳代にかけてだんだんのどの衰えが始まるそう。
のどの衰えが寿命を左右することもあります。
のどが衰えると、高齢者の死亡原因第6位の誤嚥性肺炎を起こしやすくなるので注意が必要です。
*誤嚥性肺炎:食べ物などが間違って気管に入り(誤嚥:ごえん)、肺に炎症を起こす病気。
食事中にむせる
声がかすれてきた
錠剤がのみにくくなった
といった症状がある人はのどが衰えてきているかもしれません。
あなたの「のどの衰え」を測るには?
<水飲みチェック法>
水100mLを普通に飲んで時間を測定します。
飲み終えるのに10秒以上かかる場合や
途中でむせてしまった場合は、のどが衰えている可能性があるかも。
*普段通りのスピードで飲むようにしてください
*嚥下障害や誤嚥性肺炎と診断されている方は行わないでください
のどの衰え3つのサイン
1)食事中にむせる
むせる原因はのど仏の機能低下が考えられるそう
食事中のむせや誤嚥対策に
①のど仏を意識してつばを飲み込む
②のど仏が上がるので指で押さえて上がった状態を3秒間キープし戻す
③1日10回を3セット
2)声がかすれる
声帯を開け閉めしている内咽頭筋という筋肉が衰えると、
声帯がきちんと閉まらず隙間ができ、かすれた声になってしまうそう。
のどの収縮力が弱まっているので誤嚥もしやすくなります。
握力は全身の筋肉量を測る指標の1つで、
握力の低下は、声帯を含め全身の筋力の衰えを示すサイン。
ペットボトルやビンのふたが開けづらいなど握力の低下を感じている場合は、注意が必要です。
3)痰がからむ
食後に痰がからんでいる場合は、食べ物を誤嚥している場合があるそうです。
痰は、異物に対する防御反応の1つなので、
誤嚥で気管に食べ物などが入ると、肺の奥で炎症が起き痰の分泌が多くなってしまうのだとか。
そのため、食後に痰がからむ、ということは、既に誤嚥している可能性がある、ということなのです。
痰がからむ場合、
痰が気管に入らないよう(気管に入ると誤嚥性肺炎になる可能性が高くなる)、
排出するための咳の力が大切です。
<咳の力をアップするペットボトル体操>
軟らかいタイプの500mLペットボトルを使ってのトレーニング
①ふたが無い状態でペットボトルを加える
②息を吸ってペットボトルをつぶし吐いて膨らませる
③1日10回を3セット行う
食事中にむせた時の正しい対処法
むせた時のNG行動
①背中をたたくのはダメ
むせている時に背中をたたくと、食べ物が誤って気管の奥に入ってしまう事があります。
②水を飲むのはダメ
液体は、のどの通過速度が速いので余計にむせる可能性があります。
むせた時の正しい対処方法
ポイントは前かがみになること。
前かがみになると、気管が水平に近づき、誤嚥した食べ物が咳で出てきやすくなります。むせた時は、上半身を思い切り前に倒し、咳をして出すようにしましょう。
のどの違和感に注意!
咽頭がんの可能性も。
病院で診てもらいましょう。
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参考文献