アトピーが劇的に改善する新薬!?~生物学的製剤、JAK阻害薬~ | 最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

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病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
みなさまの健康への一歩を応援します。

「アトピーが劇的に改善する新薬ができた!?」

 

顔や腕、足などかゆくてかいてしまい、

皮膚がガサガサになり

なかなか改善せず、悩んでいる人を何人も見てきました。

 

この60年ほどは、ステロイド外用薬しかなかったようですが、

2018年から生物学的製剤など、生後6カ月から使用できる新薬を含め、次々と開発されているようです。

 

 

アトピー性皮膚炎の原因は、

 

皮膚に存在する皮膚常在菌のバランスがくずれ、

黄色ブドウ球菌が増殖し、

栄養が枯渇することから、狂暴化して善玉菌を攻撃したり、皮膚を破壊して栄養を得ようとする、

といったことでアトピー性皮膚炎の症状が発生する、

 

と考えられているそうです。

 

 

アトピー性皮膚炎でない人の肌では、

黄色ブドウ球菌が狂暴化しないように抑制する機能があることがわかりました。

これが、アトピー性皮膚炎を治療するカギとなる、と考えられています。

 

 

アトピーが劇的に改善する新薬

 

 

患部をかくと、

 

かゆみを起こす物質

サイトカインの一種インターロイキン4(IL-4)やインターロイキン13(IL-13)などが発生し、

 

知覚神経を刺激し、

 

すると免疫反応が増強され、

 

さらにかゆみを起こす、かけばかくほどかゆみが強まるという悪循環が起こる

 

ということが発見されました。

 

JAK阻害薬は、かゆみや炎症を起こすシグナルとなるIL-4やIL-13の作用を阻害して、かゆみ信号の発生自体を抑える

 

生物学的製剤は、IL-4やIL-13が受容体にくっつく前にくっついて、かゆみを進ませない、

 

といったお薬だそう。

 

 

かゆみが抑えられることで、皮膚をかかないので、皮膚が劇的にきれいになっていく、ということだそうです。

 

 

アトピーで悩んでいる方は、ぜひ、皮膚科で聞いてみては!?

 

 

 

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参考文献

藤田医科大学ばんたね病院教授・日本アレルギー学会理事 矢上晶子氏より