食物アレルギー!!! どうして私に急に!?
ある日突然、
今までよく食べていて何も起こらなかったのに、
食べるとじんましんができるなど食物アレルギーの症状が発症
といった経験をする方が増えてきているようです。
食物アレルギーは皮膚に触れることで発症!?
食物アレルギーは
タンパク質を含む特定の食品を食べることで発症する、と考えられていましたが、
最近は、アレルギー物質が皮膚などから体内に入っておこるケースも起こってきているとのこと。
例えば、ハムスターにえさをあげたり、寝床の掃除をしたりすることで、ナッツに触れ、
それがもとでナッツアレルギーを発症する例が多数起きているというのです。
また、コチニールというカイガラムシからできた色素を使っているピンクのマカロンを食べると、まぶたが腫れたり、じんましんができた女性の原因は、
化粧品のピンクの色素に、同じくコチニールからできたカルミン、というピンクの色素からできたアイシャドウを毎日使っていることで、アレルギーを発症した、と考えられる、とのこと。
同じ色素が口紅やほお紅に使われていて起こっている可能性もありますが、
まぶたの方がバリア機能が低く吸収が良く起こりやすいらしいです。
コチニールという色素は、マカロンに限らず、魚肉ソーセージ、ハム、かまぼこ、いちご牛乳などにも使われている可能性があるようです。
もちろん、ピンク、というと、必ずコチニール色素が使われている、という訳でもないようです。
皮膚から起こる食物アレルギー予防法は?
①肌に合わない化粧品を使わない。
②皮膚のバリア機能を高めるため、お手入れをしっかりする。
動物アレルギーの人が起こしやすいアレルギー食品とは?
動物×食べ物の組み合わせで喉のかゆみなどアレルギーショックを引き起こすこともあるそう。
例えば、
猫アレルギーの人が豚肉を食べたときに発症する「ポークキャット症候群」
鶏アレルギーの人が卵・鶏肉を食べたときに発症する「バードエッグ症候群」があるとのこと。
もちろん、猫アレルギーがあっても豚肉アレルギーがなければ問題ありません。
対処・予防法は?
猫アレルギーの人が、豚肉を食べた時に、のどのかゆみなど違和感を感じたら、
豚肉に火を通すことでタンパク質が変性し、アレルギーを起こさなくなるそうです。
また、小さい時に、犬や猫などのペットを飼っていた家庭では、子どもが食物アレルギーを起こす頻度が低い、という研究結果があるそう。
特にお母さんのお腹の中にいる間から、ペットがいる家庭の方が効果が高いとか。
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参考文献
藤田医科大学 ばんたね病院教授・日本アレルギー学会理事 矢上晶子氏