ここからの続きです。
Googleマップが近いチェックポイントを表示しなかったので町外れ(城壁の西端)から行き来することになってしまいましたが、そこからだと考古博物館が近く、18時までやっていたので立ち寄ってみました。この日だけかも知れませんが入館無料。

 

展示物は密に並んでいて、ちょっと壮観。

 

これなんて特にそう。

 

 

紀元前8世紀頃のベッドと椅子だそうです。日本は縄文後期ですね。

 

ちょっと駆け足でしたが、ローマからは明らかな辺境のこの島の文化的成り立ちというか、なんとなく把握できた気がします。

 

10分程歩いて城門の南側に。空堀と思えるスペースが公園のようになっていました。遠くにクリスマスツリー。北キプロスはほぼ全員イスラム教徒なのでこういうのは見かけませんでした。

 

 

お昼を取っていなかったので(チューリヒからの飛行機で軽めに出ましたが)早めに夕食を。こういう時はGoogleマップをやはり頼りにしてしまいます。

 

評価の高めのギリシャ料理屋が6時前だけど営業中。おそらく街一番の商店街通りにありました。この通りにスタバもあり、口コミが案外悪かったので低評価を見てみたら、何も買わずに外から持ってきた水飲んでいたら注意されたとか。そんなのばっかり。国民性的にはそういう感じの国なのですね。

 

 

店はまだ夕食には早いのでがら空き。1人で入った引け目を感じなくて良かったです。

 

前菜にグリークサラダ。これでハーフサイズです。ワインはキプロス産と聞いてハウスワインをカラフェで頼みました。注ぎ方が波打っててちゃんと注ぐのに苦労しました。味はなんというか、さっぱりしてました。冷えて出てきたからかも。

 

メインはムサカ。かなりな量でした。

ガス水も貰って25€ちょい。欧州他国よりは安いけど円換算したらそうでもないですね。

 

この日は早くホテルに戻り、することもないので早い時間から爆睡。

 

翌朝、9時までには車を出すつもりでしたが、早朝のおそらく北キプロス側から聞こえてくるコーランで叩き起こされました。そのまま、見に行くところを考えてナビに登録したり、またうとうとしたり。

 

ホテルは朝食を出さないので(コーヒーは出すとは言ってたけど)、カフェに行こうとホテルから近いところを見つけて、出かけました。

 

この道をまっすぐ突き当たり、右に。

突き当たりは実は「国境」の壁で、高いところから機関銃を持っている兵士が見張っていました。動かないから人形かと思った。手を振ったりしなくて良かった。

緊張緩和とはいうけど、国連が介入して平和維持している要素はあるのですね。

 

機関銃を持つ兵士(キプロス兵かな?)を横目に緩衝地帯沿いの道を歩くと、こんなものが。

 

カフェは開いていました。営業時間が出ていなかったので心配だったのですが、よかった。

 

朝でまだ肌寒かったので店内に。死角で数人他のお客さんもいましたし、外にいる人もちらほら。

 

チーズ入りのペストリーに、キプロスコーヒー、絞りたてオレンジジュース。オレンジジュースは氷いらないと言えば良かった。美味しかったです。

これでお勘定は、6.1€。生搾りオレンジジュースの量からみてこれは安い!

 

改めて旧市街の地図を。北側(トルコ側)は、実効支配していない南側も地図に特に注釈なく出していましたが、キプロス側は実効支配の及ばない北キプロスを道を除いて表現していません。

 

 

カフェはこの奥の突き当たりの右側。ということは裏口を抜けたらもう緩衝地帯にぶつかるような立地。
そして正面が旧市街から行き来できるチェックポイントです。前日ここを知っていたら遠回りせずに済んだのですが。

 

兵士のいる通りはちょっと嫌だったので、別の道でホテルに帰りました。途中に猫ステーション。

 

旧市街の中は、このような年季の入った建物ばかりでした。

 

ホテルに戻って8時半からコーヒーを待っていたけど、結局無人。鍵はフロントに置いて、2日目の行動開始です。

 

次回に続きます。