Facebookで採用を変える人事コンサルタント日記 -7ページ目

Facebookで採用を変える人事コンサルタント日記

Facebookをはじめとするソーシャルメディアの普及によって、企業における採用活動が大きな変革のときを迎えています。
霞が関の人事コンサルタントがソーシャル採用コンサルタントに転身し、変わりゆく採用の手法やマーケットの姿をリアルにお伝えします。

このところ1ヶ月に2回程度のペースでFacebook採用に関するセミナーを開催しています。

その際に採用担当者の皆さんに「Facebookやってますか?」とお伺いしています。
その結果、3~4割の皆さんは「やっていない(アカウントを持っていない)」との回答で、アカウントを持っているけどほとんど触っていない…という方も多いのが実態のようです。

私のセミナーをきっかけにFacebookを始めた方や本格的な活用を始めた方もいらっしゃいますが、より深く正しくFacebookの活用方法を理解していただくために「採用担当者のためのFacebook講座」を開設します。

★採用担当者のためのFacebook講座★
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場 所:株式会社ベクトルOPルーム ※PCとネット環境は弊社施設をご利用頂けます。

時 間:平日18:30~20:00 
※詳細スケジュールはFacebook等を通じて、改めてお知らせします。

内 容:個人アカウントの活用方法から初歩的なFacebookページ運用

料 金:無料

人 数:各回とも10名を上限と致します。
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先日のブログでも触れましたが、「リクナビ2013のFacebook連携」によって非常の多くの就活生がFacebookの活用を始めることが予想されます。
「リクナビ2013のFacebook連携」についてのブログ記事はこちら→http://ameblo.jp/vectorweb/entry-11018809753.html

「ソーシャルは習うより慣れろ!」というのが正直なところです。
今回はFacebook未経験者、初心者の人事担当者の皆さんを対象に、そのきっかけ作りのお手伝いができればと思います。

加えて、採用担当者の皆さんが気軽に情報交換や交流を深めていけるよう、非公開のFacebookグループを作成します。
このグループを通じて、皆さんのノウハウが蓄積されることにより、少しでも多くの学生と企業の皆さんが心を通わせるFacebook採用が実現されればいいなと思います。

グループへの参加を希望される人事、採用担当の皆さんはお気軽にお声がけください。

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そろそろリクルート代理店営業も告知を始めたようなのでお知らせします。

昨年のコネクションサーチ機能に続き、リクナビがFacebook連携機能をリリースします。
コネクションサーチ機能が就活生向けの機能であるのに対して、今回のFacebook連携は企業向けのサービスです。

主な機能は以下の3点です。

①リクナビの企業情報に「いいね!」ボタンが設置されます。

②Facebookページにリクナビ情報(ページタブ)が転載されます。

③リクナビでブックマークした企業へのコメントがFacebookのウォールにも展開されます。


これらすべて無料です。

実際に利用できるのは12月1日以降ということですので実物は見ていませんが、それぞれの機能について少し踏み込むんでコメントすると以下のとおりです。

①学生がリクナビ企業情報の「いいね!」を押すと、「○○くんが、リクナビ掲載のの○○株式会社についていいね!と言っています」といったコメントがウォールに表示されるので、その学生の友達のウォールにもそのコメントが表示されます。よって、バイラル効果が期待できるでしょう。

②Facebookページ内にリクナビページが展開されるようなイメージです。この画面からエントリーや会社説明会予約も可能なボタンが配置されます。
Facebookページを持っていない場合は、申請すればリクルートが新規作成を無料で行います。

③こちらも①同様に、学生間のバイラル効果を狙った機能です。
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リクルートは予想よりも踏み込んだ機能をリリースしてきたという印象を受けます。
これを契機にFacebookページを制作する企業が増加するでしょう。
また、この動きに従って、Facebookを始める学生も増加するのではないでしょうか。

ただし、このブログで何度か触れていますが、ソーシャルメディアの特性を理解せずに「タダだからとりあえずFacebookページを作ろう!」では、かえって逆効果になることはリスクとして考慮すべきでしょう。何といっても運用が大事です。

また、リクナビのページが転載されただけのFacebookページには何の個性もありません。
本来ソーシャルメディアとは、自由な発想や双方向コミュニケーションを実現するべきものだと思いますので、ウェルカムページやアプリの重要性が問われるのではないでしょうか。

私は今回のリクナビとFacebookの連携機能は、企業のFacebook活用を促進するものとしてポジティブに受け止めています。
それと同時に、Facebookをうまく使いこなせない企業には、「期待したような効果がでなかった…」というネガティブな印象を持たれてしまうことを懸念しています。

私はこれまで同様に、人事採用担当の皆様にFacebook採用の魅力と運用の大切さ、ノウハウをお伝えしていきたいと思います。


皆さんは今回のリクナビとFacebookの連携機能をどう捉えますか?
本日のFacebook Japanからのプレスリリースで、日本国内のFacebookアクティブユーザー数が500万人を超えたと発表がありました。
http://jp.techcrunch.com/archives/jp20110914facebook-5m-active-users-in-japan/

このペースで推移すると、2011年末には700~750万人程度までユーザー数が膨らむ見込みです。


では、その中に何人のFacebook就活生(大卒)が含まれているのでしょうか?
2011年12月現在で700万人と仮定すると、計算上は以下のとおりです。

700万人×23%(18~24歳)×59%(大学進学率)=949,900人
約95万人はFacebookアカウントを持った大学生、大学院生ということになります。

さらに実際に就職活動を迎えるのはこのうち大学3年生、大学院生および4年生の一部となりますので、おおよそ20%と試算されます。よって…
95万人×20%=19万人
という数字が、計算上見えてきます。

リクナビ、マイナビといった大手ナビサイトが約60万人ですから、おおよそ1/3程度の就活生がFacebookアカウントを持っているということになります。


ここでFacebook広告の機能で、13卒生のFacebookユーザー数を調べてみましょう。
以下が2011年9月14日現在の検索の結果です。

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2013卒の大学生または専門学校生は約44,000人と表示されました。

この数字は、学生個々のプロフィール入力の精度によって左右されるため、一概にFacebookを活用している就活生すべてを示した数字ではありません。
あくまで現時点で、大学生、専門学校生であること及び卒業年次を登録している学生の数です。

私の予想よりも多い数字でした。思ったよりきちんとプロフィール登録されている学生が多い印象です。

今後、就職戦線が本格化するにつれ、この予想が上ブレする可能性は大いにありますね。
また、間もなく発表されるであろうニュースも、結果的にFacebook採用企業やFacebook就活生を増やすことになるでしょう。