昨年のコネクションサーチ機能に続き、リクナビがFacebook連携機能をリリースします。
コネクションサーチ機能が就活生向けの機能であるのに対して、今回のFacebook連携は企業向けのサービスです。
主な機能は以下の3点です。
①リクナビの企業情報に「いいね!」ボタンが設置されます。
②Facebookページにリクナビ情報(ページタブ)が転載されます。
③リクナビでブックマークした企業へのコメントがFacebookのウォールにも展開されます。
これらすべて無料です。
実際に利用できるのは12月1日以降ということですので実物は見ていませんが、それぞれの機能について少し踏み込むんでコメントすると以下のとおりです。
①学生がリクナビ企業情報の「いいね!」を押すと、「○○くんが、リクナビ掲載のの○○株式会社についていいね!と言っています」といったコメントがウォールに表示されるので、その学生の友達のウォールにもそのコメントが表示されます。よって、バイラル効果が期待できるでしょう。
②Facebookページ内にリクナビページが展開されるようなイメージです。この画面からエントリーや会社説明会予約も可能なボタンが配置されます。
Facebookページを持っていない場合は、申請すればリクルートが新規作成を無料で行います。
③こちらも①同様に、学生間のバイラル効果を狙った機能です。

リクルートは予想よりも踏み込んだ機能をリリースしてきたという印象を受けます。
これを契機にFacebookページを制作する企業が増加するでしょう。
また、この動きに従って、Facebookを始める学生も増加するのではないでしょうか。
ただし、このブログで何度か触れていますが、ソーシャルメディアの特性を理解せずに「タダだからとりあえずFacebookページを作ろう!」では、かえって逆効果になることはリスクとして考慮すべきでしょう。何といっても運用が大事です。
また、リクナビのページが転載されただけのFacebookページには何の個性もありません。
本来ソーシャルメディアとは、自由な発想や双方向コミュニケーションを実現するべきものだと思いますので、ウェルカムページやアプリの重要性が問われるのではないでしょうか。
私は今回のリクナビとFacebookの連携機能は、企業のFacebook活用を促進するものとしてポジティブに受け止めています。
それと同時に、Facebookをうまく使いこなせない企業には、「期待したような効果がでなかった…」というネガティブな印象を持たれてしまうことを懸念しています。
私はこれまで同様に、人事採用担当の皆様にFacebook採用の魅力と運用の大切さ、ノウハウをお伝えしていきたいと思います。
皆さんは今回のリクナビとFacebookの連携機能をどう捉えますか?