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Facebookで採用を変える人事コンサルタント日記

Facebookをはじめとするソーシャルメディアの普及によって、企業における採用活動が大きな変革のときを迎えています。
霞が関の人事コンサルタントがソーシャル採用コンサルタントに転身し、変わりゆく採用の手法やマーケットの姿をリアルにお伝えします。

なんだか思いのほか長くなってしまったこのシリーズ。
いつになったら結論に?
と自ら思いを廻らせつつも、とても大切なことなので書いています。

前回は、就職情報サイトとの関係性について書きました。
では、Facebookを採用ページとして活用する場合に、どのような可能性が
あるのでしょうか?

そういえば、2013採用のリクナビ、マイナビのプランが間もなく明らかに
なる時期ですが、恐らく何らかのカタチでソーシャルメディアとの組合せ
企画を用意しているものと思われます。

ただし、いきなりソーシャルメディアへの転換を図ると、就職情報サイト側
はこれまでの媒体売上げが確保できない危険がありますので、一定の連携が
可能という程度に留まるものと予想されます。


Facebookで採用活動を行なう際に一番にイメージすることは、
「学生に『いいね!』を押してもらえば、その学生の友達にもうちの会社
のFBページの存在が伝わる」・・・ということでしょう。


ハイ。では、どうやって「いいね!」してもらいましょうか?


「・・・・・・」

「・・・・・・」


企業人事、あるいはFacebook採用を提案する側も具体的なアイデアを
持ち合わせていないケースがほとんどです。

自社ホームページで宣伝する、就職情報サイトで宣伝する・・・

なんだか「いいね!」を集めることが目的みたいですね。。

Facebook広告を使う、コネクションサーチを活用する・・・

それもいいかもしれません。


我々は少し違ったアプローチをしています。
「アプリ」の活用をお勧めしています。


日本の新卒採用はマーケティングに置き換えた場合、一種のイベント
でありキャンペーンとも言えます。
Facebookは実にキャンペーンでの集客に適したメディアです。


次回は、弊社が手掛ける「採用系アプリ手裏剣をチラッと紹介いたします。
「就活生はFacebook採用ページに集まるのか!?」

シリーズ3話目。いよいよ本題の「いいね!」が集まるFacebook採用ページ

の前に、リクナビ、マイナビといった就職情報サイトとFacebookページの

関係について触れてみたいと思います。


リクナビ、マイナビといった大手就職サイトには約60万人の就活生が

登録しています。

そして約1万社の企業がそこに集う、まさに就活マーケットです。


ここから離れてFacebookページのみで新卒採用を行なう勇気ある企業は

現状では極めて少ないのではないでしょうか。

私がコンサルティングにあたっている企業に、ITベンチャーは1社も

含まれていません。

よほどの覚悟でFacebook一本に絞れば、それはそれで就活生が集まり

そうな気もしますが、さすがに私も・・・

「2013採用はFacebook一本でいきましょう!」とは提案できません f^_^;



就職情報サイトにはさまざまな機能があり、単に母集団を形成するための

ものではなく、企業との相性を見極める機能や、その後の進捗管理を

行なう機能など、企業にとっても就活生にとっても頼りになる存在です。


その反面、決まった枠組みの中でPRを行なうには限界があり、中小企業や

知名度の低い企業にとっては母集団形成すらままならず、仕方なく

トップページのバナー広告の大きさを競ったり、

特集記事のオプションを使ったりと、有名企業や採用予算の潤沢な企業が

大きな母集団を形成できるという、歪な構造が成り立ってしまっている

のが今の新卒採用の偽らざる現実です。

また、そこには就活生が自分たちの個性を発揮できるような環境も

残念ながらありません。


私は企業様へのご提案にあたって、採用におけるFacebookへの期待は?

とお伺いしています。

その期待されるものが、既存の就職情報サイトに置き換わる可能性の

あるものであれば、積極的にFacebookを活用するようお勧めしています。


Facebookを活用するからと言って、採用予算を上積みできる企業は

少ないのではないでしょうか?

これまでと同じかそれ以下のコストで同等以上の効果を生み出すことが

できると判断できる場合、もしくは2013は明確なリターンは求めず、

「いま始めることに意味がある」という企業には、Facebookを積極的に

活用することを推奨します。

今年始めることと来年始めることでは、大きく意味合いが違ってきます。

現在利用されている就職情報サイトの各機能やプランの中で、Facebook

が代役を果たせるもの、もしくはより大きな効果が期待できるものを

ピックアップすることが先決です。


それによって削減された就職情報サイトへの予算をFacebookにまわす

ことが、社内稟議を図る上でも利にかなったやりかたでしょう。



では、具体的にどの部分で削減ができる?

次回へ続く・・・。
昨日のブログの続き・・・

就活生はFacebook採用ページに集まるのか!? Vol.2をお伝えします。


Facebookユーザー数に占める就活生の数は、母集団形成としてある程度の

数を見込むことができる旨をお伝えしました。


さて、このところFacebookページの制作を行なう会社が多くあります。

中には採用ページに絞って制作を行なう会社もあります。

弊社も同様にFacebook採用ページの制作を行なっています。


これまでの新卒採用といえば、リクナビ、マイナビといった就職情報サイトと、

自社ホームページの2つのメディアを中心に募集から管理まで行なっている

企業がほとんどです。


Facebook採用といっても、私は2013年採用がFacebookで完結するとは

思っておらず、既存の2つのメディアにFacebookを加えたトリプルメディア

の戦略が必要だと考えています。


この場合におけるFacebookに期待する役割とは何でしょうか?


まず、自社採用ホームページとの違いから考えてみましょう。

まだまだFacebookとWEBサイトの違いを認識している方は少ないです。

Facebookだと情報をタイムリーに配信できる・・・

Facebookなら動画情報も配信できる・・・

・・・これって、WEBサイトでも可能です。


一番のちがいは、ソーシャルに情報が伝播することです。

WEBサイトを見にきた学生が、その企業に興味や関心を持ったとしても、

その興味や関心は誰にも伝えることができません。



これがFacebookでは、「いいね!」や「シェア」の機能によって、

その学生の興味・関心が、その学生の友達にも広がるのです。


例えば、私の事例を挙げましょう。

ある日自分のウォールに、

「○○さんがライフネット生命新卒採用ページをいいね!と言っています」

という表示を見つけました。

「何だろう?」と思った私は「ライフネット新卒採用ページ」を

見に行きました。※私は就活生ではない一人のオジサンですが。。

そして、思わず「いいね!」を押した私の友人がさらに「いいね!」

をして、さらにその友人の友人が・・・。


この行動は、WEBサイトの閲覧では起こりえないことですよね?

簡単に言えば、WEBサイトとFacebookの違いはここにあります。

わかりやすく伝わったでしょうか?


では、次に考えなければいけないことは明確であり、

いかに「いいね!」を押してもらうかにあります。


その施策については次回にご紹介を・・・。
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