バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球 -36ページ目

木村沙織ちゃん

7008a614.jpg開幕しちゃってから公開練習の写真もないかもしんないが、まあご容赦を。

韓国にスト勝ちでほっと一安心。テレビ局のニックネームはどーも「どうなんだろ?」というのが多いんだけど、「マジカルサオリン」はいいと思う。なんというか、天然系というか、確かに不思議な感じの女の子である。
うわ、と思うようなイージーボールをミスしたかと思うと、結構な勝負所ですごいきわどいストレートスパイクを決めたり、ほんとよくわからん。ほわほわした顔してすごいサーブ打ったりするし。才能あふれるというのはこういう感じなんでしょうね。
天才系だな。
男子だと谷村孝と似てる気がします。「あれあれ?」と言いながら適当に動いているように見えて、全ての動きがバレー的に有意義に働いているというこのフシギ。

しかし、私の沙織ちゃんの印象は上記のような感じなのだが、周りの(特に男性の)反応は全然!違いまして、なんていうかもう胸しか見ていないというか。
球萌え。の33pは私がセレクトしたものなのだが、会う人(but♂限定)ごとに、「柳本さんがおっぱい指さしてるように見えるから選んだんですね!」と言われ続けている。違うっつうねん。

これは、カザフスタンに負けた後のものだと思うのだが、サオリンにしては珍しくシャープでオトナっぽい表情だったので、新鮮な感じがして選んだのだ。シリアスな顔してると、全然雰囲気が変わるんだなと。眉毛のラインとかのせいもあるんだろうけど、いつものふわふわした感じと異なり、かなりおとなっぽいサオリンだったと思うんだけど……。殿方はそんなことは全くもってどーでもいいようでした。

次の35pはうちの男性スタッフが選んだものなんですが、昨日発売されたバーサスさんの小冊子のサオリン写真とほとんどコンセプトは同じですね。
全然別人が選んだのに、殿方の選択基準って同じ。結構笑えるので(殿方的には良い写真なんだと思いますし)、両方入手の上、並べて見比べてください。何がどう同じなのかは一目瞭然です。あえていえば躍動感というか。何で上側にしわが寄るの、とか。

この選手、スーパーなバレーセンスの割に、仕草がいちいち女の子っぽくてそれもおもしろいんだけど、公開練習写真で一番はこれ。だって仰向けでこんなに山があるなんてあり得ないもん……って結局自分までそういう目線で選んでどうする。

韓国のサオリンはチーム的には完敗でしたね。
「別に相手が韓国とか、韓国の私とかっていうんじゃなくて、マイペースでやりますよ!」って言ってたさおりん。腰に気をつけて後半戦も頑張ってください。

タイトルなし

突然出張が決まって午後イチで新幹線に飛び乗った。
実は愛用のノートPCがお陀仏になってしまったので、ネットができない簡易ウィンドウズCEマシンのみ携行。ホテルのロビーのpcから書いてます。

なんだかもう泣きたくなるというか通り越して笑えてくるほどお金がないのに、USBから携帯に充電するコードを探して100円ショップに行って、見つけられなくて(たぶん探し方が悪いのだが)関係ないものをしこたま買ってしまった私は馬鹿でしょうか。馬鹿ですね。ストレス解消はショッピングが一番なんだけど、貧乏だとそれもままならない…が、100円ショップだとなんかすごいビッグな買い物をした気持ちになれるのがいいなと。書いててだんだん切なくなってきたぞ。

そんなわけで、沙織ちゃんと吉澤さんの話はまた明日。
画像が手元にないのでしょうがない。

愛用のノートpcが壊れたのは、越川優と北島武のスパイクを一発ずつお見舞いされたからです。お見舞いされたのは去年のワールドリーグと、その後につくばに取材に行ったときだけど。

一発目の越川選手分は、ワールドリーグ長野大会で、彼がライトにいたときだったと思うんだけど…。記者席にスパイクが飛び込んでくることはあんまりないのだが、そのときはどがっという音とともに私の目の前にボールが飛び込んできて、ヴィクターのノートパソ君は宙をひらひら舞ったあげくに床にたたきつけられた。
「キィヤァアアアア」
というのは心の声で実際は両手で口を押さえて棒立ちになったわたくしでしたが、心配して駆け寄ってきた長野県協会の方々とわたくしの予想を裏切って、いったん真っ黒になった画面は、再度電源を入れなおしたらちゃんとついた。ちゃららーんというウィンドウズのオープニングサウンドも鳴った。

ふたの留め金とヒンジが折れて、見てくれは結構すごいことになっていたが、とりあえずまだ使えるみたいなのでほっとした。ちなみに越川選手は「僕じゃない…ですよ! たぶん谷村さんですよ!」と言い張っています。
谷村孝は「あれあれ? 自分すかね?」という反応でした。

2発目分の北島選手は、ダイレクトスパイクではなくて、スパイクしたボールがワンバウンドくらいではねてきたのがぶつかった。筑波大学の体育館の入り口にあるベンチで原稿を書きながら練習が終わるのを待っていた私はやっぱり「キィヤァアアア」と心で叫び、床をバウンドしながら転がっていくヴィクター君を追いかけ、「申し訳ないっす」とやってきた北島選手に「大丈夫ですよ~」と引きつった笑顔を向けた。

でもけなげなヴィクター君はまだまだ電源を入れればだいぶ調子がおかしくなってきたけど立ち上がってくれたので、ビンボーなわたくしはそのまま使い続けていたのだった。バッテリもうまくはまらなくなったし、液晶と本体をつなぐ部品も片方なくなって、歴戦の勇者(よくいえば)みたいになった。電源を入れるのもかなり高度なコツを要するようになった。

しかし…それでもまだなんとか使えたので、アテネとタイは彼を連れて行った。だって、新しいの買ってもってって壊れたりなくしたりしたら悲しいけどこれならま、いっかと思えたから。タイに行く前に新調したパナソニックのちっこいカメラは案の定盗られちゃって、保険もおりなくて散々だったし。

とうとううんともすんとも言わなくなったヴィクター君ですが、ただいま本当に超絶にお金がないので買い換えることもままならず…。しばらくはウィンドウズCEマシン君にがんばってもらうしかないですな。

明日はバーサスの発売日。
私が担当したのは菅山かおる姫と越川優のインタビューと、寺廻さんvs真鍋さんの男子優勝監督・女子監督一年生対談だが、その他にも男女ともリーグの展望と現時点での総括などが男女それぞれ4pくらいずつ、本誌のほうで例の連載と、バレーファンなら買うべし! という内容になっております。ふふふ。

これで読者の反応がよければ、本誌のほうでもう少しバレーの記事が増やしてもらえるかもなので(今までも何度も何度も企画は出してたのですが、なかなか通らなかったんですよ。。。。バレーのスポーツ出版における認知度はまだまだ低いです)、お買い上げになった方はすかさず「今度はこの選手の記事が読みたい」とリクエストを。何のかんのいって出版社はまだまだ読者はがきや電話といったアナログな反応の方がインパクトがあるようなので。まあ、「買った人」と「買ってないけどもしかして予備軍?」をどう評価するかは難しいとこですしね。

そういや例の連載、次取り上げる人を当てた方にはなんか差し上げましょうって言ってたのに反応があんまりないと思ったら、「だって、自分がファンじゃない人のものもらっても仕方ないし」というメールが。そうか! ヒント出したからだいぶ絞られちゃったもんね。次回からは「当てた人と違う人のファンの場合は、ファンになってる人にちなんだ何かを差し上げましょう」ってことで。

今回は本人の何かか、アジア選手権の優勝の表彰式のときに、私が花屋で買っていって選手とスタッフ全員に配ったバラの花の余ったのを持ち帰ってドライフラワーにしたものを差し上げようと思ったのですが、当たった人はいませんでしたです。

球萌え。発売

379e00bc.jpg球萌え。の発売日。

見本誌がまだ届かないので、待ちきれずに書店に見に行く。
面差し? よしよし。近所の書店を回って面差しになってる前に何かがかぶってたらすかさずどけて見やすくしておく。
1軒平積みになっていた。表紙の写真がいいから、平積みの方が絶対いい。

球萌え。のコンセプトは、「選手がいちばん綺麗で可愛く見える写真を、綺麗に格好良く載せる」ってこと。
最初にレイアウトや写真の参考にしようと思って、グラビアアイドルとかいろんな女の子の写真集を買って見て、いろんなシミュレーションもしてみたんだけど……。
バレー選手は、コートの上が一番綺麗だし、可愛いと思うんですよね。

ヘアメイクつけて、スタイリストつけてってやっても、それが仕事じゃない人にいきなりカメラ目線でポーズとらせても、なかなか決まるモンじゃない。それが仕事の人だって結構しょぼい写真になっちゃうことが多いんだから。
それやるんだったら、もうホントにそれに集中して、ヘアメイクとスタイリストにもスポーツ選手を綺麗に、格好良く撮ることについてあらかじめかなりミーティングしてシミュレーションもしてやんないと。

ちなみに、男子も同じ。
私も経験が多々あるんだけど、選手を私服で撮るのって難しいんですよ。ユニフォーム以外を見たいという気持ちも分かるけど、たいがいの選手は「見ない方がよかったかも」ってなることが多い。私もたいしたセンスは持ってないが、時々他誌さんの選手の私服写真を見ると発狂しそうになる。この変な野球帽は何? ミョーな白い網ベルトは? ママが西友で買ってきましたと言わんばかりのシャツの裾をパツパツのジーパンに入れるのはやめてぇぇぇ……みたいな。
撮られる側だっていろいろ思うところはあるだろうし。東レの秋山コーチは現役時代、かっこいい私服で撮らせてくださいとやってきた記者さんとカメラマンさんの前に、わざと東レ三島工場の制服で現れたらしいです。「中西さんが僕の立場だったら絶対同じ事するね! 間違いなく」と仰ってましたけど……。私がその記者さんだったら泣いちゃうな。気持ちは分かんなくもないけどね。

ナンバーの美少女アスリート特集はすごいなと思ったけど、あれもちゃんとヘアメイクさんとかスタイリストとかつけてたらしい。まああれは、ナンバーというブランド力あっての冒険だとは思いますが。それにしてもよく練ったコンセプトだったと思う。

あと、女の子をポートレート撮影で可愛く、綺麗に撮れるカメラマンさんと、スポーツ写真がちゃんと撮れるカメラマンさんは、あんまり一致しないんですよ。それぞれが特殊技能だから。でもって、多分バレーボールって普通のスポーツ撮影しかしたことがないカメラマンさんには絶対撮れないくらい難しい競技だと思う。室内で暗いし、動きは速いし、跳んだりはねたりするし、動き回る範囲は広いし。

プロのカメラマンと名乗っていても、スポーツ撮影したことがあるといっても、バレーの撮影は全然できないことが多いし、なんとかできてもとても表情まで追えるような余裕はないことがほとんど。うちでお願いしてる、バレーをいっぱい何年も撮ってる方たちでさえ、しばらく間が空くと、感覚取り戻すのに1試合くらいはかかるといってますから。これで結構痛い目見てるんで、初めてのカメラマンさんにお願いするときはかなり神経質になる。

そのあたりを鑑みて、彼女たちが一番綺麗で輝いているコートでの写真を、ちゃんとバレー撮れる人に可愛く撮ってもらったものをバレー好きな編集者が厳選することにしたわけです。

私は基本的には文字書きなんで、普段のバレー記事は当然言葉が勝負になる。試合なら、どれだけきちんと展開が追えて、どんな物語を紡ぎ出せるか。選手の取材なら、どんな言葉を引き出せて、どの部分を鮮やかに切り取れるか。同じ試合を見ても、同じ共同記者会見でのインタビューでも、自分なりの、ベストな記事を書きたいと思う。たとえばジルソンの離日直前インタビューってのは共同インタビューだったんだけど、読売さんと産経さんと、ワールドで出た私の記事では読み手が受ける印象はかなり違ったんじゃないかな。あんまりやりすぎると「つくりすぎの演出」になりかねないんだけど、その辺のさじ加減とそれでもっておもしろい読み物を書けるかがそれぞれの記者の腕の見せ所だと思うんですよね。まあ新聞と雑誌じゃ求められるものもスタンスも全然違うんで同じ記事にはあまりなりようもないけど。

自分個人のスタンスとしては、球萌え。は編集者として携わってるんで、同じようなことを写真でやったつもりです。試合の写真だから、会場にいたカメラマンなら誰だって同じものを対象にしてたわけで。だけど、どの角度からのどの表情が一番可愛くて綺麗なのか。1試合につき何百枚もあるカットを力入れて全部見るのは大変疲れましたデス。

下のURLはせんだってのJISSでの記者会見のときの記事なんですが、同じ日、同じ時に同じ人を撮っても撮る人&セレクトする人によって結構違うものでしょ?
先日アップした加奈ちゃんや今日アップするかおる姫と比べてみてください。
あ、ちなみに今回の記者会見と公開練習の写真はこのブログに出てる分は私の写真なんで、球萌えの、バレーが好きなカメラマンさんがちゃんと撮ってる写真はもっとイイ!です。

長くなりすぎたので、木村沙織ちゃんと吉澤智恵ちゃんの記者会見公開練習シリーズはまた明日。

かおる姫こと菅山かおる選手 ぴあより
大山加奈ちゃん 日刊スポーツより

愛ちゃん追加

da88b1ae.jpg愛ちゃん写真と、差し障りのない範囲の会話を。記事じゃないんで、分かりやすく補足とかはしないです。すいません。

「今年からライトにコンバートされて、男子はライトがカット担当しないからセンターとライトコンバートって結構見るけど女子だとカットもやんないとでしょ? 大変じゃない?」
「カットは前から練習してましたし。ずっと監督が言ってる……」
「ああ、1人2ポジションシステムね。意味あんのかいなと思ったら意外とあったね」
「バックでも打てるのは、楽しいです。センターとライトのコンバートって男子だとそんな多いんですか?」
「多いって程じゃないけど、イタリアのフェイとかジャーニとかね。齋藤さんとか。細川さんなんかも元はセンターだからあれだけ速いのが打てるわけで。そういう意味ではユウちゃんがライトやったのは『おお』って思ったよ。確かに『変化とスピード』じゃん、て。小型のアタッカーが速いの打てるのは当たり前で、ユウちゃんみたいにおっきい子が速いのをサイドで打つから意味あるんだし」
「……でも、今回はセンターなんですよ」
「え? ライトは?」
「チカさんとか」
「クマチカレフトじゃないんだ! 大山レフトにクマチカライトの攻撃型フォーメーションか」
「チカさんも速いトス打つようにしてるみたいです」
「なるほど……」

ってコレじゃ何がピュアって思ったかさっぱり分かりませんね。
まあ差し障りがないとこなんですいません。

大友愛ちゃん

a8cc1500.jpg堺ブレイザーズのチームカレンダー写真撮影立ち会いのためにまたも大阪日帰り出張をして、疲れてぼーっと歩いてるうちに階段を踏み外し、手すりに右手をしたたか打ちつけて小指打撲を負い、モーローとした頭が一瞬のうちに痛みで覚醒した昨日のわたくしですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。今がキーボードで入力時代になっていて本当によかった。。。

さて、記者会見シリーズはもう少し続きます。
かおる姫ももちろんですが、ここしばらく色んな意味で「時の人」大友愛ちゃん。
Vマガ時代は女子の取材は全然担当してなかったし、OQTやアテネ関係でもごくフツーのコメントをもらったことしかなかったのだけど、先日の記者会見では素子さんに気を遣っていただいたおかげで、ちょっとざっくばらんに話すことができた(素子さん、いつもありがとうございます)。

話の内容は大体がプライベートなことだったんでここでは書けないが、話してみて思ったのが、とっても「ピュア」な女の子なんだな、ということ。
世の男性が守ってあげたいキモチになるのも分かるような気がした。だって私も思ったもん。まあ、竹下と同じ身長しかない私よりはかなりでかいんだが。

あのスレンダーな肢体とあどけない表情と無防備な雰囲気の組み合わせがいいんだろうな。

大友愛ちゃんの写真のセレクトが全部男性スタッフなことは前も書きましたが、彼女の写真集部分のページ以外にもちょこちょこ良い写真が出てくるのでそれも見所ですね。アジア選手権のカザフに負けたあとのがっかりしたところとか(ゴメンね)、NECユニでブロード打ってるところとか、高知合宿のストレッチ風景とか。

加奈ちゃんの写真も追加しときます。喜んで頂けて何より。

加奈ちゃんの写真追加

be5e26de.JPG公開練習でストレッチしているところ。この辺でカメラマンさんが到着したので、あとは彼にお任せしたのでした。

記者会見

cbb40726.jpg記者会見で一番人気だったのは大山加奈ちゃん。
メグカナの1人が戻ってきたとあってむらがる報道陣の数もすごかった。
私は特にコメントをとりに行かなかったのだが、とりあえず写真は撮っておく。
公開練習で一番目を引いたのもやはり彼女。

「パワフルカナ」のあだなは伊達じゃない。
ワールドカップの時は「1人がプリンセスで、もう1人がパワフルって……って……」と思ったものだが。ていうか今でもどうかと思うが。

ブロックをぶち抜くあのスパイクは魅力だな。日本人には本当にまれで、貴重な存在だ。
ただちょっと腰が悪い人の歩き方(分かる人には何となく分かると思うが)をしていたのが気になる。
せっかくの逸材なのでどうかつぶれないで欲しいなと。

一緒に行ったカメラマンさんが「横山樹里みたいだね~」といっていた。私は名前こそ存じ上げているが、リアルタイムでは知らないので何ともいいようがないが。

球萌え。ではあえてアテネやOQTの写真は使わず、高知合宿やVリーグの写真を使っている。今日の加奈ちゃんはちょっと顔の肉がそげてたかな。合宿の練習がかなりハードだったのかも。

12名発表

されなかったです。 リリースが違ってたもよう

投稿テスト

待たれてるらしいので携帯からアップできるかテスト

12名の発表

今日の記者会見で全日本女子の12名が発表される。

なるっと早めにアップしますのでお楽しみに。