バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球 -27ページ目

男女12名と男子大学秋季リーグ

やっと出ましたね。
やはり嶋田でしたか……。
会見の時に「チームのためにがんばります」と言っていて、勝つとかプレーについてではなかったのでそうかなとおもっていたのですが……。

板橋の回復待ちだったのだと信じたいところ。


柳本監督の最大の功績は、何度もあちこちで書いてますが、あの背水の陣としかいいようがない就任のあと、メグカナといった新しい戦力と、吉原、佐々木といった、これまであくが強くて全日本から遠ざかっていた選手(しかも一人は自分を裏切って移籍した)を、「勝つために」なりふり構わず招集したことにあると思っています。


吉原、斉藤が外されたときの理由は、未だに思い出すと「はあ?」と言いたくなるようなものだったので、メンバーが発表されたとき、私もTさんも密かに心躍らせたものです。


監督に育成型とセレクト型があるとすれば、彼はセレクト型だと思うのですが、セレクト型も、監督個人の好き嫌いとかは結構ありますからね。

OQTくらいまでは、私も「これが現時点で最強チームを作るためのメンバーだ」と言われて「なるほど」と納得がいきました。


WGPとかは言ってみれば五輪を中心とした4年周期で動いている女子の世界では特に、フレンドリーマッチに近いものなので(余談ですが、yahoo知恵袋で、男子のWGPはないのですかという質問に男子は人気がないからないと答えていた人がいて……男子はワールドリーグという名称の大会が90年頃からスタートし、それを参考にして女子ワールドグランプリが始まったのです。

男子 ワールドグランプリで検索しても見つからないのはそのため。ついでに言うなら、ゲーム方式は女子と違って予選はホーム&アウェイなので、参加している国は毎年自国での試合があるのです。知らないのに間違った知識を勝手に回答しちゃ駄目ですよ。せっかく女子の試合を見て男子バレーにも興味を持ってくださった方に、試合を見ていただくきっかけが一つ失われてしまい、しかもそれが知恵袋としてずっと表示され続けるかと思うと残念です。回答は既に締め切られており、yahooにメールしたのですが音沙汰なしでした)、<壮大に回り道してしまった

世バレは五輪に次ぐ大会で五輪の中間年、歴史的・規模的には世界選手権が最大という大会ですから、トップの方の国もそれなりに力を入れてくるはず。


北京でのメダルを狙って、今は育成期間中なのか、就任直後のようにガチに勝ちをとりにいくのか、2次ラウンド以降に注目ですね。
1次は寝てたって勝たないとまずいでしょう。


しかし、私が担当したいくつかの媒体でのプロモーション記事でも、スター選手の欠場についての扱いにはデリケートなところがありました。まあこういうのは基本的に報道というよりは広告よりの記事だから当然といえば当然なんですが。いろいろ思惑が渦巻いて大変だなあとおもったことであります。夏以降に私が担当したものは、メグカナが大会の目玉みたいな記事はやめてもらいましたが、他ではかなり目玉扱いになってましたからね。
知名度が一般視聴者に大切なことは承知してますが、怪我やその他の理由ででられない選手にも、残って出場する選手どちらにも失礼になりかねないような気がしました。

世界バスケみたいに、終わってから「あいつを呼んでいればもっと勝った」みたいなことだけは言わないでほしいものです。そりゃ網野も五十嵐もあんまし役に立ってなかったけどさ……。
主管団体がそういうこと言ってたら、選手は何をよりどころにしたらいいのだか。




男子12名は……そうですねえ……多分テレビ的、お茶の間的には学生が入ってた方が話題はとれるし、チームとしても新しい力が入った方が活気づくのでしょうが、福澤が大学の方を優先したのであればしかたない。柴田が外れちゃったのも残念ですが、これをいい糧としてリーグでがんばってもらって来年を狙ってもらいましょう。石島が帰ってきて合流した日に外されるってのも残酷だなあと思いましたが、くさるなよー。

松本と田辺は、、、特に松本は怪我しちゃって可哀想でしたね。

私がこっそり心配していたのは、マルコスと甲斐をいきなり呼んでメンバーに入れたらさすがにもうしらん。と思ってたんですけどそれはホントにさすがになかったので……。

リーグや黒鷲での活躍を判断基準に、北島、岸本、松永といった昨年のベンチ入りメンバーが35人にすら入らなかった状況で、また、厳しいメニューをもくもくとこなしている選手がいて、リーグでも出場機会がほとんどなかったり、出場していても最下位だったり、大学生に負けたりといった活動状況で、かつ今年度の合宿に1日も参加しない選手を呼んで、果たしてそれに見合うサプライズは期待できるのか? と。

甲斐もマルコスも身体能力もバレーセンスも非常に高いいい選手だと思いますが、堺のセミファイナル・ファイナルやOQTで、彼らがいたからこそ奇跡的に勝てた大切な鍵になる試合というのを、私は見た記憶がありません。
(タイミングが悪くて私が見てないだけかもしれないですけどね)
アジア選手権でのマルコスはちみっとよかったけど、でもあの大会は本当に出場していた全員でもぎ取った勝ちだったから、マルコスがいたから奇跡的に勝てた、とは私は思わない。あえて言うなら、、、、いややっぱりあんまりあえれないな。越川と朝長だけど、マルコスも勿論、荻野も齋藤も山村も津曲も、柴田も……ってなりますね。


だとすれば、やはり彼らは通常のグッドプレーヤーとして判断してもらいたかったので。

たとえばジルソンとか中垣内とか、サッカーで言うならカズとか。
修羅場をくぐり、コンディションもほっといても勝手に自己管理しているだろうと信頼できて、その上で「あの人なら、もしかしたらミラクルを起こしてくれるかもしれない」という人ならまだ(私は)納得がいきますが。

マルコスも甲斐も、身体能力が高く、ジャンプ力もあってパワーもあってレセプションもできて、実は器用なスパイクもできてつなぎも良い……選手なので監督が諦めきれない気持ちはよく分かる。2人とも愛嬌があって陽気だしね。


でも、石島だけでもチームビルディングの上ではかなり難題を抱え込んでるはずなんで、それ以上は絶対やめた方がいいですよって言うか来年から合宿ちゃんと来る選手いなくなっちゃいません? と心配してたので、まあとりあえず静観できるようなメンバー構成でほっとしました。

女子に比べて格段に厳しい1次ラウンド、がんばって勝ち抜いてほしいものです。
グラチャンで中国とエジプトに勝ったって言っても……かなりアブナイ橋でしたしね。
先日のインタビューで、齋藤と荻野はその辺はきちんとわきまえていたので一安心。


大学リーグは、4試合ともストレート試合だったのは少し驚いた。
冨松いいですねえ……。コンバート最初はやっぱりとまどったみたいですが、今季のリーグはふっきれたらしくブロックもスパイクもいい。本人ものりのりでした。

ちなみに、先週一緒に見た編集の男の子が最初に目がいったのがこの冨松。ついで金子、そして清水。どんな競技であってもスポーツいっぱい見て、プレーをちゃんと楽しんでいる人には、やっぱり分かるモンだなと安心した次第。


下位リーグに行ってるチーム同士の試合を見た後、東海筑波戦を見ながら「ミカリさんから見て、何が上位チームと下位チームのゲームの一番の差なんですか?」と難しいことを聞かれ、レセプションとかブロックとディグの連関とかいっぱいあるけどバレー観戦初心者にもわかりやすく、端的に言うなら何かなあ……と考え込み、
「ネット際でのこぼれ球とか、チャンスボールの処理とか、つなぎの善し悪し。良いチームはつまんないミスをしないし、ボールへの執着心が全然違うんですよ」と答えておきました。
皆さんはどう思われますか?
これにはいろんな答えがあるかと思いますが。

筑波は元気ないですね。
明日の試合の状況如何によっては、3位もあるとか。
試合後の選手だけのミーティングで、金子がスタメンを集めて「明日負けたら全部意味がなくなるからな! 油断するな! 俺たちは一度負けたチームなんだ。浮かれずに、でも熱く盛り上がっていこう!」と檄を飛ばしてました。

なんばーぷらすの話も書こうと思ったけど長くなりすぎたのでこの辺で。

世界バレー

ce03f9eb.jpg体調があんまりよくなかったんですが、12名の発表だしな! と気合いを入れて行きました。でも望遠持ってくとヒットポイントがマイナスになっちゃいそうだったんで(重いんですよアレ。サンニッパとか欲しいけど、値段の問題もあるけど重いから絶対無理だ……。なんせ男子選手が「さわらせて~」「落としたらコロス」「大丈夫っすよ、アスリートなんだからうわおも!」てくらい)、短いのだけ。


んで。

下の速報がなぜ男子だけかといえば、もう皆さんもご存じかと思いますが、女子はまだだったんですねえ……。


まーこりゃ指導経験もなんもない単なる外野からの感情的な意見ですが。



ちょっと引っ張りすぎ……なんじゃないすか……。




私が選手だったらヤですよ。特に「あたしやばいかも」って思ってるラインの選手。

なんか出てきた瞬間から「センターの選手達の顔色があんまりよくないなー」と気にかかったのですが。周りが黄色いからかもしんないんですけどね。
マホちゃんとか「どうしちゃったんだろう……」というやつれ具合。
練習が……追いこみだからとか本番が近くて緊張してる? からとかいろいろ納得できるような理由を探そう探そうとしながら見てました。

竹下と高橋ら













センターの人々












OQTの前もこんな感じだったように記憶してるんですが、佐野ちゃんとかがうつむいてふるふるしてて、正視できなかったです。まー彼女はその後奮起して頑張りましたけども。先だってナンバーさんの取材で、フランスリーグでの話を聞いてかなり感慨深かったですよ。艱難汝を玉にすって感じでしょうか。


おっと話がずれた。
今日は一言ずつみんなが世バレに向けての抱負を言っていったんですが(Tさんが記事にまとめてくれるはずなんで、あとでワールドウェブにアップします→アップしました)、はずれるかも? とかすでに「外れた」とわかってる場合、マジでこれ残酷だと思うんですけど……。これもなんか柳本流の意味があることなんですかね????

板橋の件があるんで、本当の本当に超迷ってるのかもしんないですが。



なんかゴッツの髪型が変わってるぞとか、山本と直弘と結局2人とも入ってるじゃんとか男子もいろいろ思ったんですけどまたそれは気が向いたら後ほど。
って後ほどがたまっとる……。

十二名! 男子のみ


荻野 齋藤 山村 尾上 越川 石島 千葉 山本 直弘 阿部 朝長 津曲

シンちゃん追加

お待ちかねの(って誰も待ってないか)シンちゃんの画像の追加です。
どれもカワイイと思いますが、自分的には真ん中のが一番好きかな。

最近女の子を可愛く撮ってあげるのも楽しいな~と思うように。
実は球萌え。の巻頭特集、姫姫対談の益子さんとかおる姫の写真も私が撮ったモノなのでした。しんちゃんは(…って書くとどっかのマンガの主人公の男の子みたいだな……)表情がくるくる変わるので、同じようなシーンを撮っていてもどんどん変化があって楽しいですよ。


なんかスタッフがネットで転載されてると報告してきたのでアップしようかどうか結構迷ったのですが……。えーと、転載はやめてくださいね。

あと、下に書いたNumber PLUS (これまたスタッフに、ライターなんだからちゃんと英語表記してくださいよ、頭悪い人みたいッスよ!とおこらりました……)は27日金曜日発売です。下のでかい表紙をクリックするとアマゾンで予約できます。
まーでも店頭で買われるのが今からだと一番早いのかな?


ストレッチ中のシンその2










ストレッチ中のシンその3













ストレッチ中のシンその4





明日はメンバーの速報が出来たらシマス。
男子はゴッツが帰国してもう少し様子見するかと思ったんですが、同時発表なんですねえ。バンキシャにブラジルでの様子とか出てました。美女は堪能できたんでしょうか。1ヶ月半じゃ無理か。

秋季リーグの話はまた次に。
かおる姫のところとテクニカルなところの話もまた次の次に。
んじゃまた!

ナンバープラス!

明日の打ち合わせの台割と企画書をまだ書いているワタクシですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。夜更かしはお肌にテキメンです。

ところで、ちょっと前に「何の取材だったかはまた発売日が近づいて解禁になってから」とお話ししたと思いますが、きたきた、来ました。解禁です。

えーと、ナンバーの別冊、PLUSで初のバレーボール特集号です。

表紙


本誌での特集は24年前にやってるそうで、もしかして私、昔古本屋でそれ買ったかな?
後で資料本棚と段ボールを見てみよう。


男子は越川と石島と、荻野さんがトモさんと対談してるようです。
超絶残念ながらわたくしは男子の方は関わってないのでわかんないですが。
荻野さんの前々回の主将の世界選手権での例の因縁話など、ちょっと前から見てるよ、という男子ファンもちゃんと読めると思います。


女子の方はかなーーーり充実してますよ。
球萌え。は基本的に試合中の写真メインでしたが、このナンバープラスは、昨年の美少女アスリート特集のように、スポーツ専門じゃなくて、ファッション誌とか音楽誌でやってるカメラマンさんが撮り下ろしてます。
まだ私もカラーでは見てないので超楽しみです。

私が担当したのは菅山かおると、すこしテクニカルな話の二つほどですが、その記事についてはまたおいおいと書くとして、撮影の時のカメラマンさんとの雑談で「おおっ」と思いました。

というのは、誰でもそうなんですけど、かおる姫もより可愛く見える角度、表情なんかがあるわけで、モデルさん達はそういうのを自分で把握してぱっとその顔を作ってくれるわけですが、もちろん選手はそんなの仕事じゃないんで(てかモデルさんでも出来ない人結構いるし……)、こっちで探してあげないといけないわけです。

で、球萌え。作るときにもーめちゃめちゃたくさんの写真からセレクトする中で、デザイナーと(うちのチーフデザイナーはグラビアアイドルの写真集も何冊かやってる人なんで)、彼女が一番キレイに、可愛く見える角度とか表情とかはかなり話し合って詰めたんですよね。

今回のカメラマンさんはぱぱっと彼女を写す間に、それに気づいてちゃんとそう見える角度から撮られてるようです。聞いてみたら、私とデザイナーで「こうだねえ」と達した結論と同じでした。ふむふむ。やはり餅は餅屋。

ちなみにかおる姫は今回もまたすっぴんで
「まーたすっぴんで来たね」
「え、まずかったですか? てか私、また撮影があるの忘れてました」
「忘れるなぁ~!」
「メイクとか、服とか直した方がいいですかね」
「ううん、全然。肌キレイだし、変にメイクしない方がいいよ。その方が清潔感があるから」
などと取材あとにちょろっと。まだギプスがとれる前で、それがちょっと痛々しかったけどね。

どんな上がりなのか、私も楽しみです。
続きはまた企画書書き上げてから。
んじゃまた。


って今表紙画像よく見たら、「全日本バレーのすべて」ってあるけど……この内容だったら「全日本女子バレーのすべて」にしてほしかった……ぐすん。
越川と石島だけじゃないですよう……。
ま、そっちはワールドでフォローって事かな……。

チバシンの我が道を往ったり来たり

9bb0ba63.jpg
チバシンの我が道を往ったり来たりをアップ。

すっごい久しぶりでスミマセン。

写真は、那覇合宿中のトレーニング後、山本隆弘と雑談しているところ。
笑顔とそうでないときのギャップが激しい人だ。

ちなみに、連載スタート時に鳥獣戯画のカエルに雰囲気が似てると思い、素材集をわざわざ買ってきてデザイナーに頼んであしらってもらったのですが、本人に言ったら「…………」
と、例の無表情でちょっと困ってました。
よく考えたらそりゃそうですな。鳥獣戯画のカエルに似ていると言われて喜ぶ人はあまりおるまい。カワイイと思うんですが、だからといってね。


シンちゃんはちょっと色味とかを調整中。
アンニュイなのと、上目遣いの笑顔のです。
CXの長坂アナ、三宅アナを交えてマホちゃんとずっと軽口をたたき合ってました。

全日本女子会見つづき

AB戦見てても、表情がイマイチさえなかった杉山。
「どっか怪我してるんですか?」と知り合いの記者さん達に聞いてみても「さあ???」
これまた謎。

AB戦杉山祥子



練習終了後の自主練で、サーブレシーブ練習をしていた菅山と井野。
多田コーチがばんばん打ってました。

サーブレシーブする菅山かおると井野



うーむやはりセンター線が選考の最後の難関てのがよくわからないや。
しかし、板橋の病気リタイアはかなり痛いと思う。長丁場だしね。

シンさんのショットはまた後に。

全日本女子記者会見

1bbf9102.jpg今日の会見と公開練習で12名発表と聞いてたんですが、延期になったという情報が入り会見自体なくなったと思って別の仕事を入れ、なんとなく気になって協会に確認を入れたら会見自体はやるそうなのであわてて駆けつけたわたくしですが、皆さんお元気でしょうか。

写真はストレッチ中のシンちゃん。
この場面はなかなか良い写真が撮れたので、気が向いたら別のバージョンもUpしようかな。

板橋が入院ときいて「えええ?」
センターが選考の最後の難関と聞いて「えええ?」
マホちゃんに「ライトやるの?」「ううん、やらないですよー」
                   ↑
           この子は相変わらず受け答えがのんびりしていて可愛い


え、どういうことなんだろう……
と、割と謎が残った会見でした。



ちょっと疲れ切ったのでお風呂入ってきます。
あがったら続くかも。昨日の続きもあるし……

秋季リーグ

6ba737b7.jpg昨日のことだけど、やっと仕事が一段落ついたので、大学リーグを見に行った。
といっても今回はワールド用ってだけではなくて、別の仕事も絡んでたんですけどね。

予選リーグの最終日だったんだけど、カード的にはなかなか面白かった。
でも2試合同時進行だったから目が追いつかなくて大変だった。
特に第2試合、早稲田×順大 と 東海×筑波 はどっちもじっくり見たかったし写真も撮りたかったので大変に参った。

今年からフロアでの撮影には申請がいるそうなので申請する。
でもWebでの使用について確認するのを忘れて帰ってきてしまったので、upするのはばったり出くわしたスーツ姿の西田君です。
元気そうでしたよ。やっぱ背が高くて筋肉しっかりついてて姿勢が良いから、バレー選手はみんなスーツがよく似合います。

「サンガイア?」
「いえいえ、そういうわけじゃないんですけどね~」
院でお勉強中だそうです。サンガイアに入れば面白いのにね。
まあ院と両立は難しいかな。


筑波は志賀がなかなか良いスパイカーになっててちょっと驚いた。
レフティのサウスポーどうしの打ち合いで、清水とブロックでも一枚で勝負し合いになるケースも多かったし。速いバックアタックとか、なんか高杉っぽくなったなーと思ったら、そういえば秋山コーチが今春から来たんだった。
三上より良さそうに見えましたね。昨日の試合見る限りでは。夏の東西インカレのときはどっちもホームゲームの割に「うーん……」って感じだったけど。

あと菅がいいですね。東海のワン君とは対照的でこれもカード的な見応えの一つかも。ちっこいけど、ハンドリングも配球もよし。朝長が「可愛い後輩ですけど、ライバルですよ!」と言ってたのも分かる。

東海は、リーグ序盤はかなりけが人がいたみたいで、積山先生によれば「やっとけが人なしでそろったってところですよ」だそうです。日体大に敗れた波乱の一戦については私は原稿おこもり中だったため未見なのですが、今年の日体大はやっぱり勢いもありましたね。神田とかなかなかよかったかな。春リーグは一部決勝しか見なかったのと2部事情にうとかったので、見慣れた巨魁がベンチを蹴ってコートサイドで指示してたのには目を疑いました。
「え? 森田先生?」
以前監督だった息子さんじゃなくて淳悟さんの方ね。いやちょっとびっくりした。


東海に戻ると、ここはなかなか見て楽しいチーム。キャプテンの金子はもちろん、冨松がなんだかすごく調子良さそうで、クイックもブロックもがんがん決めてました。高橋みゆきの弟(っていつも言われて気の毒な気もするけど、多分彼はそれで凹んだりするよりは注目度がアップしてかえってやる気になるポジティブな子だと思いますからまあいいや)高橋和人も、切れの良いスパイクを打っていて
「やっぱり顔は全然似てないのにバレーは似てるなあ…」
と再認識。

そして、髪型が夏頃とちょっと変わって(総合格闘技系の後ろ髪はやめたみたいです)一瞬誰だか分からなかった清水が、苦しいところでもよく打ち抜いてましたね。去年の彼だったら絶対ふかしてるだろうな、という苦しい場面でも決めていたので見ていて嬉しくなりました。
バレーは20点以降が勝負なんですが、前のセットのラストにピンチサーバーで登場してきっちり相手のサーブレシーブを崩した福田が、セットカウント2-1で迎えた第4セットの23点目で起用されたとき、一本目をまたきっちり崩し、二本目はなんとノータッチエース。この日の〆を飾ってました。

でも全体にどっちのチームもよく拾い、よくつなぎ、ブロックをちゃんと見てスパイクを打ち合う良い試合でした。タイムアウトの取り方も見ていて「これは流れが傾いてきたかな」と思うとすかさずとられますしね。
まあ前から思ってたんですけど、特に男子のVの監督って、選手だった人が特別コーチングの勉強とかしないですぐなって、数年で次の人に変わるのが普通なんで、大学の先生の方がこういう試合のカンどころみたいなのの経験値が高いんじゃないかなーと思ったり。



実は昨日、初めて男子バレーを生で観戦するという編集の男の子と一緒に見ていたので、男バレを面白いと思ってくれるかどうかちょっとドキドキだったんですけど、杞憂でした。世界バスケを広島まで見に行ったというスポーツ観戦が大好きな彼は、順天と早稲田の試合のおもしろさにも納得してましたし、東海×筑波戦は身を乗り出して見てましたからねえ。。。

「誰が注目選手なんですか?」
としょっちゅう聞かれたのですが、私としてもスポーツ観戦が好きな男の子が何の知識もナシに試合を見て誰に注目するか知りたかったので、第2試合はわざと教えずに気になった選手を挙げてもらいました。
第1試合は中央の福澤と重村を挙げたのですが、この日の中大は今ひとつキレが無く、福澤も重村もそれと知って注目していれば身体能力の高さとセンスは際だっているのはもちろんなんだけど、なかなかそれが表れてこない。

ただ、マッチポイント間際で競り合ってきたときにはさすがに良いスパイクを打ってたので、やっと「なるほど」と言ってもらえました。

「バレーは20点以降が面白いんですね」
いや、確かにそれは正しいんだけど、序盤からテンション高い展開の試合もあるんだよーと思ってたら、まさに第2試合は両コートともそうだったのでそれも納得してもらえ、ほんとに何にも分からないままだとさすがに関東一部1,2位同士(これはセット率の関係で1,3位だったらしいですね。予選に関しては。昨日見た関東学連さんのHPではなぜか日体大が下位に誤記してあったので……すいません)のスピーディなゲームでは不親切に過ぎるので、今のはどんなプレーだったかをときどき解説しながら見てました。

ほんとは私の方だってまだまだちゃんと分かってる人たちに解説してもらいながら見たいところなんですが、まあオポジットがサーブレシーブ怠けてるとか思われても困りますしね。OQTのころそうやって山本を叩いていた新聞記者がいてホントにどうしようかと思ったし。

それで誰が気になったかは……
長くなったのでまた明日。
ほんとは別件のおっきなお知らせがあったんですが、それもまた明日。
あ、千葉の連載コーナーが何年かぶりに更新されます。
今あるの、甲斐と写ってるもんね……

ロイヤルホストにて

原稿書き中。
また江藤ちゃんに会いに来てしまいました。今週何回会いに来たことか……。
原稿書くときは自分の机より喫茶店かファミレスのがはかどるのはなぜでしょう。
レポートや論文書くときもそうだったけど。

江藤ちゃんと言えば去年のVリーグ中、NECの選手にコメントもらうために吉川さんと雑談しながら着替えが終わるのを待機してるところに通りかかり、
「今度うちにこいよ!」
と吉川さんに突然言われて
「はえ?」
とビックリしてたのが思い出されます。

横にいた私も同じく「はえ?」とビックリしたのですが、
「うちのかみさんが会いたがってるから」
で二人とも
「あぁ~」
とナットク。

「リンさん元気ですかぁ?私も会いたいな!
あ、でも監督はどっか違うとこ行っててください。内緒の話いっぱいあるんで」
「なに~、仲間はずれにするなよぉ~」
「しょうがないですね~、じゃあ廊下ならいいですよ」
「なにっ廊下! せめて部屋の中に入らせてくれ」
「どぉしようっかな?」
などと和やかでした。

んじゃまた