秋季リーグ
昨日のことだけど、やっと仕事が一段落ついたので、大学リーグを見に行った。といっても今回はワールド用ってだけではなくて、別の仕事も絡んでたんですけどね。
予選リーグの最終日だったんだけど、カード的にはなかなか面白かった。
でも2試合同時進行だったから目が追いつかなくて大変だった。
特に第2試合、早稲田×順大 と 東海×筑波 はどっちもじっくり見たかったし写真も撮りたかったので大変に参った。
今年からフロアでの撮影には申請がいるそうなので申請する。
でもWebでの使用について確認するのを忘れて帰ってきてしまったので、upするのはばったり出くわしたスーツ姿の西田君です。
元気そうでしたよ。やっぱ背が高くて筋肉しっかりついてて姿勢が良いから、バレー選手はみんなスーツがよく似合います。
「サンガイア?」
「いえいえ、そういうわけじゃないんですけどね~」
院でお勉強中だそうです。サンガイアに入れば面白いのにね。
まあ院と両立は難しいかな。
筑波は志賀がなかなか良いスパイカーになっててちょっと驚いた。
レフティのサウスポーどうしの打ち合いで、清水とブロックでも一枚で勝負し合いになるケースも多かったし。速いバックアタックとか、なんか高杉っぽくなったなーと思ったら、そういえば秋山コーチが今春から来たんだった。
三上より良さそうに見えましたね。昨日の試合見る限りでは。夏の東西インカレのときはどっちもホームゲームの割に「うーん……」って感じだったけど。
あと菅がいいですね。東海のワン君とは対照的でこれもカード的な見応えの一つかも。ちっこいけど、ハンドリングも配球もよし。朝長が「可愛い後輩ですけど、ライバルですよ!」と言ってたのも分かる。
東海は、リーグ序盤はかなりけが人がいたみたいで、積山先生によれば「やっとけが人なしでそろったってところですよ」だそうです。日体大に敗れた波乱の一戦については私は原稿おこもり中だったため未見なのですが、今年の日体大はやっぱり勢いもありましたね。神田とかなかなかよかったかな。春リーグは一部決勝しか見なかったのと2部事情にうとかったので、見慣れた巨魁がベンチを蹴ってコートサイドで指示してたのには目を疑いました。
「え? 森田先生?」
以前監督だった息子さんじゃなくて淳悟さんの方ね。いやちょっとびっくりした。
東海に戻ると、ここはなかなか見て楽しいチーム。キャプテンの金子はもちろん、冨松がなんだかすごく調子良さそうで、クイックもブロックもがんがん決めてました。高橋みゆきの弟(っていつも言われて気の毒な気もするけど、多分彼はそれで凹んだりするよりは注目度がアップしてかえってやる気になるポジティブな子だと思いますからまあいいや)高橋和人も、切れの良いスパイクを打っていて
「やっぱり顔は全然似てないのにバレーは似てるなあ…」
と再認識。
そして、髪型が夏頃とちょっと変わって(総合格闘技系の後ろ髪はやめたみたいです)一瞬誰だか分からなかった清水が、苦しいところでもよく打ち抜いてましたね。去年の彼だったら絶対ふかしてるだろうな、という苦しい場面でも決めていたので見ていて嬉しくなりました。
バレーは20点以降が勝負なんですが、前のセットのラストにピンチサーバーで登場してきっちり相手のサーブレシーブを崩した福田が、セットカウント2-1で迎えた第4セットの23点目で起用されたとき、一本目をまたきっちり崩し、二本目はなんとノータッチエース。この日の〆を飾ってました。
でも全体にどっちのチームもよく拾い、よくつなぎ、ブロックをちゃんと見てスパイクを打ち合う良い試合でした。タイムアウトの取り方も見ていて「これは流れが傾いてきたかな」と思うとすかさずとられますしね。
まあ前から思ってたんですけど、特に男子のVの監督って、選手だった人が特別コーチングの勉強とかしないですぐなって、数年で次の人に変わるのが普通なんで、大学の先生の方がこういう試合のカンどころみたいなのの経験値が高いんじゃないかなーと思ったり。
実は昨日、初めて男子バレーを生で観戦するという編集の男の子と一緒に見ていたので、男バレを面白いと思ってくれるかどうかちょっとドキドキだったんですけど、杞憂でした。世界バスケを広島まで見に行ったというスポーツ観戦が大好きな彼は、順天と早稲田の試合のおもしろさにも納得してましたし、東海×筑波戦は身を乗り出して見てましたからねえ。。。
「誰が注目選手なんですか?」
としょっちゅう聞かれたのですが、私としてもスポーツ観戦が好きな男の子が何の知識もナシに試合を見て誰に注目するか知りたかったので、第2試合はわざと教えずに気になった選手を挙げてもらいました。
第1試合は中央の福澤と重村を挙げたのですが、この日の中大は今ひとつキレが無く、福澤も重村もそれと知って注目していれば身体能力の高さとセンスは際だっているのはもちろんなんだけど、なかなかそれが表れてこない。
ただ、マッチポイント間際で競り合ってきたときにはさすがに良いスパイクを打ってたので、やっと「なるほど」と言ってもらえました。
「バレーは20点以降が面白いんですね」
いや、確かにそれは正しいんだけど、序盤からテンション高い展開の試合もあるんだよーと思ってたら、まさに第2試合は両コートともそうだったのでそれも納得してもらえ、ほんとに何にも分からないままだとさすがに関東一部1,2位同士(これはセット率の関係で1,3位だったらしいですね。予選に関しては。昨日見た関東学連さんのHPではなぜか日体大が下位に誤記してあったので……すいません)のスピーディなゲームでは不親切に過ぎるので、今のはどんなプレーだったかをときどき解説しながら見てました。
ほんとは私の方だってまだまだちゃんと分かってる人たちに解説してもらいながら見たいところなんですが、まあオポジットがサーブレシーブ怠けてるとか思われても困りますしね。OQTのころそうやって山本を叩いていた新聞記者がいてホントにどうしようかと思ったし。
それで誰が気になったかは……
長くなったのでまた明日。
ほんとは別件のおっきなお知らせがあったんですが、それもまた明日。
あ、千葉の連載コーナーが何年かぶりに更新されます。
今あるの、甲斐と写ってるもんね……