それでは前回の続きですひらめき電球


それぞれの業者さんで中心的に扱う工法というのがある程度決まっていると思いますが、

まずこの各工法の特性によって、それぞれ得手不得手があります。

まして、その工法によって不得手なプランであることを承知で無理を通してしまう、

あるいは不得意な工法を無理矢理でもやってしまう、こんなことをされた家が

『イイ家』になるわけがありません!


聞いたことのあるケースでは・・・奥さんが『ショーケースみたいな明るい家がいい』ということで、

日当たりばかりを考え、やたらとガラス面の多い家を提案してきた工務店。

本格的に契約を迫られた旦那さんがさすがに不安に思い、

インターネットで探した、工務店さんとは利害関係のない建築士に相談。。。

不安どおり、窓が多すぎ・大きすぎで、耐震性にもとても問題があり、

断熱性も非常に劣るであろう、『住めそうにない物件』で、とんでもないシロモノだったそうです。

その後、この建築士と夫婦と工務店で話し合いをおこない、

奥さんの目の前で、これがいかに危険な家かを建築士が話をし、白紙に戻す。

ということになりました。

工務店さんがここまでに相当の労力がかかってしまった

(夢見がちな奥さんが、かなりいろいろ希望を言ったのは事実のようです)と、

多額の違約金を要求してきましたが、最終的には手切れ金的な意味で数万円の支払いで

終えることができたようです(^_^;)


このケースでは、まだ正式に契約を結んでいなかったこと、

そして旦那さんが、最後のタイミングに冷静で適切な対応をとったことで、

ギリギリ痛い目を見なくて済んだのですが、こんな無茶な要求でも無理に形にしてしまう。

という業者さんもあり得る、ということだけは覚えておいた方がいいと思います。



こちらの希望でこうしたい、あれもつけたい、こんなのがほしい・・・

家を建てるとなると、いろんな夢と希望がてんこもりになるものです。

その施主さんの希望と予算と現実をすり合わせていき、実際の住宅が完成するわけですが、

施主さんの希望を出来るだけ取り入れてくれる業者さんはイイ業者なのでしょうか?



答えは、半分YESの半分NOかなって思います。

矛盾しているように感じますが、それには色んなケースがあります。

まず、YESのケースは、あくまで家として建物としての機能を保った状態の範囲で、

対応に柔軟性をもたせてくれる場合。

NOの場合は・・・もうお分かりですよね?

極端ですが、建物としての機能も無視して、『全て希望通り』といろいろ無茶をする場合です。

一部の例外を除いて、たいていの施主さんは建築の素人さんです。

当然、構造上のことも分からず、いろいろ希望を言いますよね!

それはそれで、希望なので投げて頂いてイイんです。

業者さんは本来そこを食い止めたい部分があるかと思いますが、

施主さんのプランにケチをつけて去られるのが怖い、あるいは経営がきつくて、

なんとしてもどんな状態でも請負契約がほしい!・・・という場合には、

家としての安全性や快適性より、見た目の『こだわり実現』に走ってしまうこともあるのです(^_^;)

たとえば、施主さんが構造上無理のある間取りの希望を言ってきた場合、

『この希望通りにすると、ここが弱くなってしまうので、

申し訳ございませんが、この案どおりにはできません。

でも、代わりにここをこうすることによって、希望にかなり近いものができますよ!』といった具合に、

否定をしても可能な範囲での提案をしてくれるのは、1番の理想的な対応でしょう。


それにたいして『わかりました、まかせて下さい、うちは何でもできます!』というのは、

一見頼もしく見えますが、実はこれはとても危険なんです。

1~10全ての希望を何でもできる業者さんなんているわけないんです(^_^;)

それは、無理やり『何とかしているように見せかけている』だけです。。。



ちょっと長くなってしまうので、次回に続きますひらめき電球

施工段階における具体的なチェックポイントなどもいくつか挙げていきますが、

一般の方々は大抵、素人です。

付け焼き刃の知識だけで、全ての施工チェックができるわけもありません(^_^;)

しかし、建てる前の業者選びや心がまえの段階からしっかりしておくだけでも、

かなりのリスクを軽減できるはずですので、特にこれらの点に力を入れていきたいと思います。

少しでもみなさんの参考になるよう、さまざまな事例なども紹介していきます。



ではさて、家を建てるとなると、相手となる建築業者さんが信用できるところか

どうかというのが大きなポイントとなってきます!

そこでまず、相手側の姿勢を知るひとつのきっかけとして、こう聞いてみましょう。

『もし、建築途中や完成後に何らかの欠陥が分かった場合の対処はどうなっていますか?』

こういう内容のことを聞いたところで『うちは欠陥なんて出しませんから大丈夫です!』

『そんなことがないように建てていますから安心して下さい!』などと返してきたら、

極端ですが、ちょっと検討し直してもいいかもしれません。



故意・過失関わらず、欠陥の可能性が100%まったくない住宅なんてあり得ません!!

または『そのときはちゃんとしますから!』なーんて話を流して、

それ以上は話さないところも要注意ですね(^_^;)

どのような保証制度やアフターフォローがあるのかをきちんと説明してくれること。

これは本当に基本だと思います。


こういった部分でしっかり確認しておかず、高い住宅ローンを組んで

高い夢の家を建てたのに、欠陥住宅が建てられてしまい、

涙を流す夫婦の事例も見たこともありますので、

あり得ない話ではないということです(^_^;)