ボランティア英語レッスン
アブダビにはLanguage Clubというボランティア団体があります。母国語や得意とする言語を教え合おう!というクラブです。せっかく外国に居るのだから、英語力強化のために何かできないかな~と思っていたところ、ある日本人奥様にこのClubの情報をシェアしていただきました。この仕組みは実にシンプル!無料のエクスチェンジレッスンを行うというものです。日本でも個人で貼紙を出して(アナログな時代に...)ニュージーランド人と日英を教え合ったことはありますが、その時は個人対個人でした。こちらのクラブはグループでのレッスンとなります。そしてグループがたくさんあります。私は英語を勉強したいので、英語のレッスン(Meetingと呼ばれている)が開催されている日時にそのカフェに行き、結構な人数の人たちと英語のレッスンを受けています。Meetingは英語がNativeもしくはかなりハイレベルなNon-Nativeの方が進行役(リーダー)となり、毎回Clubで統一して用意されているテーマに沿って会話やゲームを行います。だいたい2時間、割とゆっくり時間を過ごします。本来は英語を無料で教えてもらっているので当然日本語の需要があれば日本語Meetingの進行役をお願いされるのだと思いますが、今のところ、お声は掛かっていません。日本人おひとりくらいはどこかで日本語レッスンを開催されているようですが、需要が少ないせいか、そこの1コマのみで間に合っているということでしょう。Meetingは、英語以外にもUAEのアラビア語、フランス語やドイツ語、色々開催されています。どのMeetingに行くのも自由なので英語以外も勉強できますが、英語すらまだ満足にできていないため、当分の間(多分永遠にその日は来ないかな)英語のみで頑張りたいと思います!英語の需要は多いからか、1か所ではなく、色々な曜日、時間帯、場所で行われています。自分の住まいから都合のいい場所で都合のいい時間に開催されているMeetingに参加する仕組みです。私はあるホテルのcafeに週1回お昼近くの時間に参加しています。進行役であるリーダーはロシア人女性です。ロシア人にとって英語は相当難しい言語のようですが、彼女の英語はすごくきれいなブリティッシュイングリッシュです。彼女を頼って、このグループはロシア語圏の女性が大半です。ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナ、言語は若干違うのかもしれませんが、皆さんロシア語で分かり合えるようで、難しい言葉を何度英語で説明してもわからないときは、最終的にロシア語が出てきます。散々英語の説明がわからず悩んでいたのにロシア語で聞いた瞬間「あ~、そういう意味ね」一発で終わりです(笑)英語の説明では、やはり難しいんですね。人生初めてベラルーシ人にも会いました。ロシア近辺の国はシャラポアのような美人が多いと聞いていましたが、ベラルーシ人の彼女を見たときはモデル??って思いました。男の人だと、ソワソワしてしまうかもしれませんね。でも平日の昼間、参加者は専業主婦ばかりです。私は若干ソワソワしましたが。。。さて、ロシア語圏の人々にとって英語はすごく難しいんだろうなと思っていましたが、本当に難しいようで、日本人よりも文法は不得意なようです。日本人が当然知っている三人称単数について、動詞にSを付けるんだよ~、とじっくり説明されたりします。「I do, You do, She does, We do....」これをのんびり聞いていると、「ん~それはもういいのだけどな...」なんて思いますが、会話になると、私も思わず、Sを外して話していたり、過去の話をしているのに現在形をうっかり使っていたり、まだまだ気持ちよく会話するまでの道のりは長いな、と感じます。反対に、文法はよくわからないらしいのに、彼女たちはそれなりに英会話を成り立たせていたりします。不思議です。このレッスン、リーダーの教え方がわかりやすいのと、彼女が博識なので、英語以外にもためになるお話をいっぱい聞けます。そんなわけで、だんたんとこの集まりが週一の私の楽しみの一つとなりました。さてMeetingでも顔見知りが増え、慣れたころ、ご存知のコロナ問題がこの国でも深刻になりました。UAEは早々にロックダウンを決め、学校もあっという間に閉鎖されました。日本と違い再開は9月と決まっています。当然このクラブも会合は禁止となりました。そんな風に日本よりもすごく早い対応をしたUAEですが、日本が解除となった今でも日々の新規感染者は500人を超えています。検査が簡単に受けられて、特にモールやレストラン勤務の人は受けるのがマストになっているというのも感染が多く発覚する理由なんだと思いますが、それにしてもこれだけ長い間感染者数が極端に減らないのは不思議です。このロックダウン後は、Lunguage ClubのFacebookのグループで宿題的なものが出、学習し続けましょう!と呼びかけられる程度に活動が続いてましたがあっという間にZOOMを使うという代替案が案内されました。何曜日の何時からアラビア語、何曜日と何曜日は英語とか、スケジュールが送られてきます。初回残念ながらロシア人リーダーはスケジュールに組まれておらず、使ったことが無いアプリに、不得手意識がある私は「アプリの使い方がわからないし、知らない人たちの集まりは様子がわからないからやらないでおこう」と、生来の引っ込み思案体質が顔を出し、何もせずにいました。そんなとき、リーダーの「やらないの?」というお言葉で、重い腰を上げ(というほどでもないけど)、とりあえずZOOMというものをダウンロードして、なんとか未知のMeetingに入りました。会ったことのないリーダーのMeetingで、緊張しましたが、優しい方でよかったのです。ただ、40分で終わるし、参加している人が5,6人になると一人当たりの話す時間は短いし、おしゃべりな人はずーっと話し、「わたしが話します~!」って積極的になれない典型的日本人の私はなかなか話す機会をつかめず、「まーZoomのMeetingはやらなくていいかな」という気持ちになってしまいました。しかしながら幸運にもそのあとずぐ、ロシア人リーダーも週一クラスを担当するというスケジュールが送られてきて、それならば、と毎週参加することにしました。ホテルのcafeに集まっていた人全員に案内は送られているのですが、毎回私を含め4人くらいの参加者です。最初は淋しいなと思いましたが、これがなかなか自分的には心地いいです。リーダーは皆が均等に話せるように、指名して発言を促します。人数が少ないうえに、1人1人に話しかけてもらえるので引っ込み思案の私でも発言時間を確保できます!他にも、ZOOMっていいところがいっぱい。まず、Cafeのときは始まる30分前には家を出て、その前にはお化粧して着替えて、と準備に時間を費やしていましたが、今ではPCを開けるのみ。お化粧をやったとしても簡単なものです。顔を見せるのが申し訳ないなら自分側のビデオを切れば声のみ参加もOKです。ただ、本当は顔を隠したいところですが、個人的には、顔を出さずに参加している人を見るとスッピンでもいいからビデオをつけてほしいなぁと思います。(接続が不安定でビデオを切っているだけかもしれないけど)表情もわからないし、なんだか親しみが持てないんですよね。なので、私はたとえスッピンでも、顔を出します。。。そもそも外国人はあまり他人がスッピンであろうと気にしないようですし。そんな考えでいたら、こちらに来て化粧品の減りが遅くなりました。さらにコロナ禍でますます減らなくなっています(笑)そしてZOOMの良いところは、まだあります。わからない名詞が出てきた場合、リーダーが写真を「どーだー」とばかりに出してくれます。百聞は一見に如かず?私がオーストラリアのエアーズロックに登ったことがある、と言うとみんなが「どこそれ?なになに?聞いたことない!」って反応だったんですが、リーダーが写真を見せたら「ふーん、これか」と、一発でイメージが湧いたようです。私も誰かが「I don't like spinning」と発表したときに、「なになに?スピン?くるくる回ること?」と思っていたのですがどうやら違うことを言っているようで、リーダーが色々説明してくれたのだけどピンとこず。最終的に糸車の写真を出されて「紡ぐって意味か」とわかりました。考えてみたら、これ、日本人の間では出てこない発言ですよね。「私は糸を紡ぐのが嫌いです」?寒いロシアでは男性が羊の毛を刈って、女性が糸車で毛糸を紡ぎ手編みするのかも。今度詳しく聞いてみます。日本だと手編みの前は毛糸を買うという発想しかないですが(笑)文化の違いを感じます!このように、写真を探して共有したり、スペルを教えてくれたり、ネットを使った会合は便利です。こんな有難い会合ですが、カフェでは10人くらい集まっていたのに、ZOOMに参加する人はわずか。多分小さなお子さんがいると学校が休みなので、そのお世話で忙しいとかもしかしたら家族みんな在宅でネットが不安定とか、理由は色々あるのだと思いますがZOOMとか目新しいものをするのが面倒くさいという理由もあるんじゃないかな~と思います。私もそうなので。でも、ZOOMもやってよかったなと思います。これ、やるのとやらないのとでは、お得感が全然違います。ZOOMで日本の友達とも集まっておしゃべりできるようになりました。UAEはSkypeやLine通話が使えないので不便だなと思ってましたがZOOMはあっさり日本ともつながりました。ロシア人リーダーはボランティアだというのにすごく熱心です。クラブ自体が今週は祝日が多い週なのでMeetingはお休みにします!と連絡されても本を一緒に読む週にしましょうか?と提案して実際2時間くらい私たちに付き合って本の内容を解説してくれます。また使える無料の英語学習サイトを紹介してくれたり。Non Nativeが英語を話せるようになるまで、やってきたことを聞くのは本当に参考になります。彼女はボランティアでなく、お給料をもらってもいいレベルのレッスンを提供してくれているのにボランティアで私たちに付き合ってくれている。頭が下がります。新しい便利なものがどんどん出てきますが、食わず嫌い的に利用するのを躊躇していると損をする時代だなあとつくづく感じます。ZOOMもそうですし、このLanguage Clubもそうです。知らない団体なので、初回一人でCafeを訪ねるのは勇気が要りました。でも、こんな意味のあるボランティアをやってくれている人々がいっぱい居るのだから利用しない手はないなあと感じています。興味あることには、柔軟に積極的に、リラックスして臨むことができれば世界は広がるな~と実感しているこの頃です。機会があればボランティア活動で恩返しすることも忘れないようにしたいですね。