今日は朝から視界が悪く、天気予報を見ると砂塵嵐と出ていました。
アブダビではこんな視界の悪い日がよくあります。
砂漠の砂と風の強さでこうなるのでしょう。
こんなに空気が悪いと外出する気になりません
気分の問題ではなく、急ぎの用事がない限り、今は外出してはいけないんですけどね。
そんな風景を見ていて、ふと疑問が頭をよぎりました。
もしかして、皆が出かけないように、わざとこの天気にしてる?
こんな疑問が浮かんだのは、実はこの国、人工的に雨を降らせることがあるのです。
雨が全然降らないと、あまりにも暑くなるので、
大気中に湿気が多い日をねらって、化学物質を飛行機で撒き、
化学反応を起こさせて雨を降らせる、とか。
天気をコントロールできるようなんですよね。
まあ、今日の砂嵐は違うでしょうけど。
コントロールするのは雨だけだと思いますけど、外出を避ける空気の悪さだな、と感じてしまいました。
さて、昨日の続きですが、UAEは日曜から仕事が始まりますので、
今日の午前中、早速、会社のドクターに
欠けた歯の治療に行くべきか否か、相談に行こうと思っていました。
でも朝からこの天気、しかも珍しく雨が降り出しそうな暗さです。
出掛ける気が萎える~
夫はすでに会社に行っています。
めんどくさがりの私は夫にメールをして、
私の歯の状況をドクターに伝えて、アドバイスをもらってほしいと頼んでみました。
内容はこんな感じです↓
日本でやった虫歯の応急処置の被せ物が取れました。
こんなコロナウィルスの時期でも、治療に行くべきでしょうか。
痛いわけではありません。我慢できます。コロナが収まって行くべきでしょうか。
でもコロナがまだまだ長引き、歯科医院が閉まってしまったらどうしようか、とも考えています。
上記の内容を英語で書いてみて、そのままドクターに見てもらうようにしました
すると、なんと、既に閉まっているとのこと
でも今日臨時で3:30に開けてくれるので予約を入れました、という思いがけない返事が
急展開ではありますが、臨時で開けてくれるのに行かないわけにはいかないかな。
まるで心構えができてないけど
ということで、昼くらいからソワソワ
とにかく削られることが恐怖だし、どんなところなのかも想像できず。
麻酔をされることを考えると、自分で運転せずタクシーで行くべきかな~、
でもタクシーすぐ捕まるかな~。などと考えながら、窓から道路を確認。
やっぱりタクシーはほぼ走っていない早めに出よう!
と覚悟を決めつつ、予約してもらった歯科医院のサイトをチェック。
写真で見る限り、私の想像とは裏腹に、すごくきれいで近代的です。
勝手に暗い歯科医院を想像していましたが、とてもいい感じです。
MAPを見ると車で20分弱ですが、タクシーをみつけて乗り込むまでの時間を考え、
45分前に出発。
道路に出た瞬間、タクシーが!通り過ぎたと思ったら停まって待っててくれました
アブダビのタクシーは、乗りそうな人に敏感に反応します。これ、ほんと。
いやあ、すごいタイミングで簡単に捕まりました
運転手さん、工業用マスクをして、手袋もして完璧です!
私が携帯で地図を見せ、運転手さんが携帯のスクリーンを触った後
「消毒していいか?」と、おもむろに消毒スプレーを取り出して私の手や携帯に「しゅっしゅっ」
携帯が結構ずぶ濡れ状態。。。そんなにかけなくても
予定より30分も早く着いてしまいました。
歯科医院は新しいオフィスビルの16階にありました。
眺めもいいです!すごく近代的
受付を済ませ、ドキドキしながら座って待っていましたが、
待てども待てども呼ばれません 結局3:50くらいに診察室へ。
「待たせてごめんね」と謝られましたが、臨時で開けてくれた(私のためだけではなさそうですが)ので
そのくらいOKです
日本と同レベルのきれいな診察室です。しかも仕切られているのではなく完全個室!広い!
道具も日本同様、除菌され、ビニールに入れられていて破って使っていました。
結局レントゲンを撮って、治療方針を考えるようで、この辺も日本と同じ。
この虫歯について↓
下の一番奥の歯で、以前親知らずを抜いたところのすぐ手前にある歯です。
親知らずを抜いて、歯茎がぐにょぐにょしてる時期に歯ブラシを当てられず、
手前の歯の側面の奥深くが虫歯になってしまったようです。
今では元に戻った歯茎に埋もれる形で虫歯が存在しているという複雑な虫歯。
日本に居る時は、すぐに進行しないから様子を見ましょう、と言われていましたが、
遂に欠け始めたので様子を見てばかりもいられなそうです
様子を見ようと言った日本の歯医者さんからも
治療するためには、歯茎を切開して削らないと、という恐ろしいお話を聞かされました。
今日の歯医者さんも同じ意見でした。
結局、今日はその切開&治療のスペシャリストが居ないので、
複雑な治療は先延ばしということになりました。
今日のところは日本でやったように仮処置するしかないと。(ほっ)
ほっとしましたが、2週間後に歯科医院が再開し、そのスペシャリストのスケジュールが空いたときに
恐ろしい治療は始まります。もう、逃げられません
こちらで親知らずを抜いた奥様が居て、正直「異国の地でよくやるなぁ」なんて思ってましたが
遂に他人事ではなくなってしまいました。
また、この件に関しましてはご報告いたします。