コロナで自粛生活が始まって間もなく、
仮の詰め物が取れたというブログを書きましたが、
最近ついに2度目の訪問をしましたので、報告したいと思います。
前回のブログはこちら↓
あの訪問が3月末。
既に歯医者さんはコロナ禍で閉まっていたにもかかわらず
臨時で開けて仮治療をしてくれたのでした。
そして2週間後再開したときに正式な治療についての連絡をくれるということになっていました。
しかし、、、待てども待てども連絡はきません。
仮の詰め物は問題ない状態です。
正直、正式な治療を恐れていた私は
連絡がこないことをいいことに、自分から連絡をすることもなく
歯のことは一旦忘れたかのような、普通の生活を送っていました。
と言ってももちろん普通ではありません。
日本よりも厳しく外出禁止令が出され、おとなしく家の中で過ごす日々でした。
レストランやBarは閉まり、食料を買いにスーパーに行くくらいしか
外出はしない毎日。
それから半年経った今は、ほとんどのレストラン、Bar、病院が開いていますが、
相変わらず距離を取って、マスクしての生活。
レストランもフル稼働はしていない状況です。
日本はマスク無しで外出する人はいないと聞きますが、
かなり普通の生活になっているようですね。
居酒屋では人と人との距離が近いと聞きます。
Go to キャンペーンなどで旅行を促す経済対策も取られているようです。
ここまで長引くとWithコロナで生活していく方向に進んでいくのもわかります。
そんな、かなり自由が戻ってきている様子の日本ですが、
海外から帰国する人への対策は緩んでいないようです。
相変わらず、陰性でも2週間の待機期間を設けている日本。
地方へ帰りたい人に帰国はなかなかの難関です。
成田まで帰ったはいいが、国内線など公共の交通機関が使えないから
成田到着以降は↓
・レンタカー(又はハイヤー)を利用して実家など待機させてくれそうな家まで帰って2週間待機
・家族に迎えに来てもらい実家など待機させてくれそうな家で2週間待機
・空港から車で帰れる距離に持ち家があり、誰にも貸していない状態ならばハイヤーで自宅へ帰る
・↑がどれも無理なら空港近辺か都内のホテルで2週間待機
しかありません。
国際線は成田、羽田、関空くらいしか使われてないので
九州や北海道となると、ホテル2週間待機しか選択肢はありません
そしてこの費用、自腹です
また遥々帰っても、美味しい日本食をすぐに食べにレストランに行くこともできません。
2週間は我慢です。
この際、断食でもやりましょうか?って感じですね
アブダビに戻って来たら、また2週間の自粛
しかも、この国、最近手首にGPSと脈拍数をチェックする輪をはめられるという
ルールができました
お風呂でも外せないらしく、
ちゃんと待機場所に留まっているかチェックされるようです
いい季節になってきたのに合計1か月、自由に行動できないのは
つらいですね。
そんなこんなで、結局ずーっとアブダビに留まっています。
さて、本題に戻ります。
前回歯医者さんに行ったときは、
臨時で開けてもらったので歯医者さん全員は出勤されておらず、
一般的な虫歯治療の歯医者さんに仮の治療をしていただきました。
複雑な虫歯を治療するスペシャリストはおられなかった為
2週間後、再開したら、そのスペシャリストにレントゲンを見てもらい
治療方針を相談できるようにするとのことで一旦終わっていました。
しかし待てども待てども連絡はなく、
結局半年が過ぎました。
幸い仮詰めは今も問題なく、痛みもありません。
しかし、頭の隅では気にはなっています。
「早く本治療しなくて大丈夫なのだろうか?」
そして他の歯にも問題が出てきました。
反対サイドの昔治療した歯の銀の詰め物と
歯の間に隙間ができているようなのです。
気になるので、つい舌で触ってしまいます。
遂にそちらの歯のほうが気になってしょうがなくなり、
予約を取ることにしました。
既に歯医者さんが再開していることは確認済みです。
ネットにオンライン予約のページがあり、
歯医者さんの紹介も出ています。
どこで歯科を学んだか、何年の経験があるか
どういう治療ができるか、など結構詳しい説明がされています。
折角なので、難しい治療もできそうなスペシャリストであろうオーナーさんを
指名しました。
このオーナーさん、日本の歯科大学に留学経験があるそうで
日本語が堪能とのこと。
この方に前回撮ったレントゲンを見てもらい
治療方針を聞きつつ、最近気になる歯も診てもらうつもりでした。
しかし、予約が取れて通された診察室には
前回臨時で治療をしていただいた一般的な虫歯治療を専門とする歯科医さんがお待ちでした。
臨時の時に診てもらった時から彼が私の担当になられたようです。
「ごめんね~、結局数週間じゃなく、3か月も閉めてたから連絡しなかった」
と、前回のことは覚えていてくれた様子。
状況を説明したところ、確かに一部詰めているところが欠けているとのこと。
その横も虫歯になっているから、そちらもまとめて今日治療しよう、とのこと。
それが終わったら、前回のレントゲンをオーナーに見てもらおうという段取りになりました。
虫歯は麻酔もせずに削られました。
まあまあ痛かったです
そして白い詰め物を入れて整えて、その2つの歯はその日のうちに終わりました。
隙間があったところも新しいものを一部入れられたようで表面がスムーズになりました。
こちらは取り敢えず満足です。
さて、オーナーの登場です。
「こんにちは~♪」明るく日本語であいさつされました。
色々と説明されましたが、結局、この歯の治療は大変、という結論に。
今痛くなければ治療はしない方がいいとの考えです。
前回から虫歯が大きくなっていないか、もう一度レントゲンを撮り、
変わってないので放っておこうということになりました。
今後も半年1年毎にレントゲンを撮って確認するのがいいのではないかということで
診察は終了しました。
どうやら、親知らずがあったときに、前に向かって生えていた親知らずに傷つけられてできた虫歯らしい。
歯磨きができないからできたわけでは無いとの意見でした。
日本でもある歯医者さんには様子を見ようと言われました。(複雑な治療になるから、と)
そしてこの前実家に一時帰国して行った近所の歯医者さんには
「一時帰国の期間内には終わらない、長くかかる治療だからアブダビに戻ったらすぐ歯医者に相談するように」と言われました。
その先生には、UAEの歯医者さんの技術がわからないのでなるべく行きたくないと言ったのですが、
技術は進んでいると思うから行きなさい、と強く勧められました。
その先生、この前口コミで、難しい治療は面倒くさいと患者さんの前ではっきり口にした、と低評価されていました。
私は技術は高いと思ったのですが、めんどくさがりだったのでしょうか。
ということで、歯茎を切ったり、大手術をするような恐れていた治療をすることはなくなりました。
正直ほっとしています。
このまま何事もなく、「with複雑な虫歯」で過ごしていくこととなるのかもしれません。
でも痛くなったら覚悟を決めて治療します!