こんにちは!
本日は「天皇誕生日」ということで久しぶりの祝日!
一日、家でのんびりと思っていましたが、久しぶりに伏見区のJoshinへ無性に行きたくなり、ドライブがてら行ってきましたw
途中、信号待ちをしていると愛車のオドメーターが「52999km」となっていました。思わずパチリw
そして次の信号待ちで偶然と「53000km」になっていたので同じくパチリw
長いこと乗っていますが、走行距離が全然伸びていない・・・
幸い、Joshinでは散財することはなかったのですが、他のところで・・・w
意外と色んなもので出会うので、ついつい買ってしまいました。
さて、本日は・・・・
以前にKATOのキハ58系「あそ1962」(詳しくはコチラ)をご紹介した際、単品ケースが写っているのをほのめかしていましたが、今回はその単品の正体であるマイクロエースの「C53-43(流線型)」(改良品)をご紹介!
こちらは鐡道模型を購入するネットショップの一つである「ごわす屋」系列で「ポー模型」からの購入品です。以前から在庫にあるのが気になっていたのですが、「ポー模型」は購入額に関係なく送料がかかるため、購入をためらっていました。しかしつい最近ですが、「ごわす屋」の予約品と同梱すると送料は要らないことを知り、「あそ1962」の発売時に同梱にて購入しました。
因みにお値段は定価9800円(税別)が7553円(税込)なのでヤフオクでは改良品だと中古でも1万円前後で落札されているので、お得な買い物でした。しかも新品ですからねw
さっそく車両を見ていきましょう!
正面と後方ですが、とにかく今までの蒸気機関車と違って、全体的にのっぺりとした感じの造形です。
そして元々の造形に重厚感があるのですが、模型ではちょっとオーバースケール気味に製作されれているので「デカい感」が半端ないですw
前面の煙室扉も他の蒸気は垂直についていますが、こちらは斜めになっています。後ろのテンダー車も石炭は屋根で覆われており、SL感が少ない造形です。
側面から見ますと流線型なので前面は斜め上に上がった後はテンダー車も含めてほぼ一直線になっています。
このC53は昭和3年にアメリカから購入した車両をもとに国内で生産された唯一の3シリンダー蒸気機関車であり、通常の左右シリンダー以外に中央部分にもう一つシリンダーがあり、動力が効率的に伝わり、且つ3つのシリンダーを等間隔で動作させたことで振動が少なく、また牽引力も従来の蒸気よりも向上していたので、乗務員の評価は非常に高かったようです。ただ3シリンダーはメンテナンスが非常に手間だったことから整備員には不評だったようですw
そんなC53をさらに性能アップさせようとして、この43号機は昭和9年に当時、海外で流行していた流線型にすることで空気抵抗を減らし、スピードアップを目論見ました。
本体、テンダー車に流線型の鉄板を装着し、煙室周りも垂直から斜めにすることで空気の流れを整え、煙突周りも突起が無く、ほぼ平らになっています。
そして2枚目には銀色の流線形をした部品が付いていますが、何でしょう?w ググっていると「ホイッスル」のような説明もありましたが・・・汽笛とは違うのでしょうか・・・よくわかりませんでした。
汽笛は1枚目にの写真にもある通り、流線形の鉄板で覆われていますが、汽笛部分はちゃんと二つ、表現されています。そして2枚目はテンダー車ですが、こちらも流線形の鉄板で覆われているので、機関庫で石炭を入れるときは流線形の鉄板部分に開閉式扉がついており、模型でも開閉は出来ませんが、モールドで開閉口が表現されています。
模型では再現されていませんが、本体とテンダー車の間には幌を装着して密閉し、空気抵抗の軽減を図っていたようです。
この改造を施した43号機は実際にノーマルの同型と性能比較評価が行われ、成績が良好だったことからすべてのC53に改造が施されることやけん引する客車の流線形への改造も決まったのですが、C53は43号機以外に改造されることもなく、客車もそのままでした。なのでこの43号機がC53における唯一の流線型となりました。
因みにこの流線型のC53ですが、整備に手間が掛かり、元々、3シリンダーで手間が掛かる上に流線形の鉄板が邪魔をして整備時間は1.8倍も掛かったようです。なので整備員にとってはますます不評となり、そして乗務員も運転室がテンダー車都の間の幌が原因でボイラー熱が運転室内にこもって、かなり高温でキツイ乗務となり、乗務員からも不評となってしまったようです。
撮影場所をお座敷レイアウトに変更して、何かを牽引させようと思いましたが、調べるとスハ32系客車の「燕」編成
とのことですが、キハすきすき線区にはスハ32系はなかったので、代わりにスハ44系の特急「はと」を引っ張り出してきました。
本来は基本+増結の13両セット(詳しくはコチラ)ですが、C53は7両から10両のスハ32系を牽引していたとのことで基本セットのみ出しました。
以前にC62で牽引した時はSLの複雑な車体に茶色のスハ44系がマッチングしていましたが、流線型のC53も悪くはないですが、やはり流線型がスハ44系のレトロ感を阻害してしまい、なんとなくしっくりきません。
屋根上もC53は凹凸を無くすべく、流線形の鉄板で車体を覆っていますが、客車は普通にベンチレーターが屋根上にあり、編成自体は流線型といった感じではありません。
折角、出したので走行動画は撮っておきましたw
スローからバッチリと気持ちよく走行してくれました。しばし寝そべって走行を眺めていましたが、流線形のカバーが動輪の半分を隠してしまっているので、鉄道模型における蒸気機関車の最大のウリである動輪ロッドの動きが・・・あまり目立たないw
動画ではロッドの動きが見えにくいかもしれませんが、見え隠れするロッドの動きも一興でした。
他に何かマッチする客車はないかと鉄道模型棚を見て発見したのがE26系「カシオペア」でした!
色は銀色ですが、形はトワイライトエクスプレスと比べてもこちらは流線型ではないでしょうか?
実際に6両だけ編成してみましたが、形状はかなりマッチしており、色も銀色ですが、意外と黒一色のC53が映えているのではと感じました。
こちらは走行動画はありませんが、かなり長いこと走行を眺めていましたw
このC53の前面はダミーカプラーとなっていますが、他のマイクロエース蒸気シリーズと同様に外すことができます。そして大きさ的にも同じなので重連用のアーノルドカプラーも使えそうですが、このC53-43には付属していません。重連も後ろならともかく、わざわざ流線型の前に普通の蒸気機関車を連結したら、せっかくの流線型効果が薄れてしまうので、前面に重連用カプラーを装着する意味がないのでしょう。でも付けてみたい人は他のマイクロエースの蒸気機関車から流用してみるといいかもしれませんねw
そして2枚目はテンダー車ですが、ねじ止めの台車を外すことでテンダー車の流線形パネルを外すことができ、そして石炭部分をみると、見えないところですが、石炭がちゃんとモールドで再現されていました!
さすが見えないところにもちょっとしたこだわりを見せるマイクロエースです!
後は簡単に他の蒸気機関車とパチリw
まずはTOMIXのC57ですが、こちらはSLやまぐち号用にドレスアップされているので、配管が金色であったり、ロッドも赤が入っているので、C53と違って華やかです。
ただ、形状的にはやはりC53の方が速そうに見えますねw
お次はキハすきすき線区に所属する空気抵抗の軽減を意識した蒸気機関車を並べてみました。
左と上からD51-78(ナメクジ)、D51-23(スーパーナメクジ)、C53-43です。いずれもマイクロエースです。
D51はC53の後年である昭和10年から1000両以上も製造されています。さすがに前面を鉄板で覆うことはしておらず、最初の95両には煙突、汽笛、砂箱、蒸気ダメなどを流線形のドーム型カバーを装着した半流線型となっています。そして22号機と23号機はそのドーム型カバーが運転席まで伸びており、スーパーナメクジの愛称でした。(詳しくはコチラ)
ちゃんとC53の流線型でメンテナンスが大変であることを学習して半流線型としているのですが、やはりこの半流線型も整備員の評判は悪く、さらにさほど効果が無いとのことで、順次、標準型に作り替えられていますw
昭和9年のC53形で流線型を改造にて製造し、昭和10年からは半流線型のD51、昭和11年にはC55形で新造段階から20両ほど流線型を製造しています。
どんだけ流線型すきやんねん!!
格段の性能向上はなく、整備性が悪くなっただけがC53で分かっていたと思うのですが、なぜ続けたのでしょう・・謎ですねw
最後は模型としてのC53-43を見ますが、この43号機はややオーバースケール気味らしいです。
その理由が側縁の先台車も流線形カバーに囲われているので、スケール通りに製造するとNゲージのカーブが曲がれない為だそうです。なので少し幅広になっており、ごつさが増しています。
これもマイクロエースとしては走行を優先させたからでしょう。私も走らせて楽しむ方なので、多少のオーバースケールでも発売してくれたことに感謝です。
ただ気を付けないといけないのが、1枚目の通り、幅広なのでTOMIXのレールでは道床部分を超えており、2枚目のようにTOMIXの駅ホームを設置するとホームと車両が当たってしまいます。写真では分かりにくいですが、車両とホームの間はほとんどクリアランスがありません。
対してKATOのレールでは道床が広いのでC53もレール内に収まっていますが、KATOのホームは下が道床に合わせて少し凹んでおり、上はその分、下よりも出っ張っています。
実際に設置してみましたら、レールのみでは2ミリほど道床の方が広いのですが、ホームを置くと、1ミリ程度しかクリアランスがありません。
TOMIXよりはクリアランスがあるのですが、レールレイアウトやストラクチャーの置き方によってはKATOでも前方が当たったり、側面を擦る可能性もあり、注意が必要です。
幸い、私はジオラマやストラクチャーをほとんど使用しないので、弊害はなさそうですが、この43号機をレンタルレイアウトに持参するときは注意が必要かもしれません。私は線路種類の豊富なTOMIXでレイアウトを組んでいる店しか見たことないので・・・・
実車の43号機は残念ながら、特急運用を外れた際にテンダー車のカバーが撤去され、そして戦時中には側面の動輪カバーも外されてしまい、さらにC53そのものも、2シリンダーでC53以上の能力を持ったC59の登場で徐々に淘汰差されていきました。
現在では梅小路の京都鉄道博物館に45号機が静態保存されているのみとなりました。特殊な3シリンダー構造でさらに流線型となった43号機のいたC53ですが、メンテナンスの煩雑さが原因で昭和25年までにすべてが廃車となり、蒸気機関車としてはかなり早い全廃車となりました。やはり使いやすさは重要ですね・・・w
と今回は、ポー模型から無事に長いこと売れることなく入手できた43号機をご紹介しましたが、キハすきすき線区にまた新たな蒸気機関車が加わった喜びは何ものにも代えがたいw
マイクロエースからはC55んも流線型も出ていたようなので、機会があれば入手したいと思いますw
でわでわ
職場近くで見かけた電動3輪自動車!
よく見ると「For Sale」とあり、販売されているようです!お値段は一人乗りで77万円(税別)とありました。
素性は広島のとある会社が台湾製の組み立て前で輸入し、日本向けに改造製作して販売しているもので、ミニカー登録にて普通免許で乗れるようです。
3輪自動車で中を見るとバイクハンドルだったので、オート三輪のようなものです。動力は電動で45kmほどスピードが出て、一般道もミニカーなので原付のような二段階右折でなくても乗れるそうです。
しかも一回の充電で70kmほど走ることができる・・・
欲しい・・・お金は有っても置く場所が無いな・・・実家は車庫が2台分あり、現在は父の車しかないので、置かせてもらえないか相談してみようかなw
でわでわ
トンデモナイ値段ですw これならたまにヤフオクで出てくる分を1万円ほどで買った方がよさそうです・・・
さすがにこれは再販される可能性は低く、かといって他のメーカーも先台車のカーブ問題から出そうにもありません