今朝見た夢
今朝は突拍子もない夢を見た。先日、メガネを買いに行く夢を自己分析したことから、何かが“面白がって”挑発的にこのような夢を見させたように感じられる。今回の夢は自分の想像力を超えていて分析不可能である。
とりあえず備忘的に記録しておこう。
私はUFOに乗っている。内部に宇宙人はいない。飛行物体そのものが知的生命体である。私は飛行船の中でシートベルトを付けて椅子に座っている。
飛行船に普段は(飛行していない時)どこに隠れているのかと聞く。
すると飛行船は、「発着場はTV局だ。」と答える。
それで私は日本では軍ではなくTV局がUFOを隠しているのだなと理解する。
飛行船は意外にゆっくりとした速度でしか移動しない。私は地上から目撃されているのだろうなと漠然と思う。
飛行船の内部で、飛行船相手に将棋を指す。飛行船は何度も待ったをした上で結局私は負けてしまうので、私は腹を立てる。
突然、飛行船内部に黒々とした大きな樹木の映像が現れる。飛行船は樹木に対して深い知識を持っているようだ。
私は感心しながらその映像に見入っている。
映画パンフレット
日曜日に部屋の片付けをしていて、
古い映画のパンフレットを見ていると
泣けてきた。
埃を落とし、雑巾で拭きながら
どうして自分は
こんなにたくさんの映画を
一人で見てきたのだろうかと思うと
無性に悲しくなって
泣けてきた。
しかし人間
つまらないことで感傷的になり始めると
すでに下り坂である。
女々しい男に
社会を変革することはできない。
そう考えて自らを鼓舞する。
『タクシー・ドライバー』、トラビスの目が
私を見ている。
夢の意味
人間は夢を見る動物である。
この頃、時々到底自分のイメージとは思えない夢を見るようになって、何かに見させられているのではないか、メッセージを伝えられているのではないかと思えることがある。しかし大抵はすぐに忘れ去ってしまう。
今朝見た夢もありふれた日常的な感じのものであったが、自分の脳が作り出した映像としては多少の違和感があった。但し何かからのメッセージとしてではなく、起きた直後、直感的に自己分析でその夢が意図することがわかってしまった。知らない間に、私にはそのような能力が鍛えられてしまっているのであろうか。
今朝見た夢の内容はこのようなものである。
わたしはどこかの店でメガネを買おうとしている。店員が持ってきたメガネのレンズには薄い青色が入っていた。私は店員に色の入っていないレンズの方がよいと言う。すると店員は綺麗な透明のレンズが入ったメガネを持ってきて、私は大変満足する。しかし私はフレームが気に入らない。もっと最新式のスタイルのフレームに交換してくれと言う。店員は一生懸命に探すがどういうものが最新式なのかよくわからないようだ。それで私は、白色プラスティック製の幅広のもので見た感じが軽い印象のものだと具体的に指示した。するとそれまで応対していた男性店員とは別の若い女性店員が、どこか遠くの方まで探しに行って私が指示した通りのフレームを持ってきた。それからレンズの度を調整してもらっている場面で目が覚めた。
私の解釈はこうである。メガネは社会を見通す洞察や思考を象徴しているのである。メガネ屋の店員とは、大衆的な社会常識そのものである。店員が最初に持ってきた色付きのレンズは物事の本質を曇らせようとする働きである。私は明瞭に世界を見たいと望んでいる。最新式スタイルのフレームとは時代要請に応じた社会思想である。店員(大衆)にはそれがわからない。それで私が具体的に説明することになる。男性店員には私が言っていることはわからないが、若い女性店員は私の要求を理解してくれるのである。またメガネのフレームにこだわることは、私自身が一般的な社会感覚から遊離してしまうことの不安や自意識をも同時に表わしている。
もちろん自分勝手な素人分析なので、アカデミックな見解と相違があるのは当然である。しかし私には正直なところ “アカデミックな見解”そのものが“色付きのレンズ”であると考えているのだ。
私はちょっと救いようがない人間である。