心事の棚卸 -8ページ目

口論

次女(10才)と三女(7才)が言い争っている。


僕は朝食のパンをかじりながら、それを聞いている。


貸したものを返してとか、いや、もともとは自分のものだとか、そういう諍いらしい。


そのうち口論がエスカレートしてきて、次女がむちゃくちゃなことを言い出す。


いわく、自分がここ最近風邪をひいてつらい思いをしたのは、三女のせいだとか、なんとか。


まあ、たしかに三女の風邪が次女にうつったのだが、不可抗力であろう。


口出ししたくなったが、こらえて静観する。


すると、三女もいっちょ前に反論している。


(風邪の)自分に近づいてくるのがわるいのだとか、自分は風邪でつらかったのだからその言い方はないだろうとか。


三女もずいぶん口が達者になったな、と感心。


それでも、やはり三女の分がわるく、やがて憤然として三女は立ち上がって別の部屋にいってしまった。


こちらに助けを求めてくるかと思っていたので、少し意外だった。


家のなかを気まずい沈黙が満たす。


5分か10分か、それほど時間はたっていないが、そのうち三女が「パパみて~!」と笑いながら、鬼滅の刃のマンガをもってきた。


その指でギャグシーンを示す。


なんだ、マンガ読んでたのか(笑)

態度わる子

長女(14才)が、「態度わる子」だったらしい(「態度わる子」とは妻の言い方だ)。


帰宅すると、こんな壁紙が貼ってある。



次女(10才)がつくって貼ったらしい。長女に反省をうながすための貼り紙だ。


どうやら、長女はママがつくった夕飯に文句を言ったようだ。


お米がびしゃびしゃだとか、なんとか。


それが先週の話。


そして昨日。


帰宅するとまた妻がご立腹である。


長女がなぜか不機嫌だったようで、ろくにいただきますも言わず、それを注意すると、おはしをごはんに突き立てたらしい。


ごはん食べる資格なし、ということで長女は夕飯を取り上げられた。


長女は、チョコクロワッサンを温めてひとりで食べたそうだ。


取り上げたごはんはどうするの?と妻に聞くと、反省したら食べさせてあげるとのこと。


結局翌日の朝に、長女はそのごはんを食べたそうだ。

うれしかったこと

早めに帰宅して夕飯をたべていたら、三女(7才)が目の前で算数のワークに取り組み始めた。


何とくらべてかわからないが「筆算のほうが、かんたん」とか言いながら解いている。


手元をのぞいてみると、ちゃんと繰り下がりの引き算も理解していた。


もう小学2年生。


学校でならったとおりなのだろうが、なんだか感心してしまった。


三女も、得意げである。


夕飯をたべおえて、別の部屋にいたら、妻と三女の会話が聞こえてきた。


どうやら、昼間のうちにワークをやっておきなさいと妻が注意しているようだ。


「でも、パパといっしょにできて、うれしかったよー」と三女の声が聞こえてきた。


それを聞いたパパが、どんなにうれしかったことか。