口論
次女(10才)と三女(7才)が言い争っている。
僕は朝食のパンをかじりながら、それを聞いている。
貸したものを返してとか、いや、もともとは自分のものだとか、そういう諍いらしい。
そのうち口論がエスカレートしてきて、次女がむちゃくちゃなことを言い出す。
いわく、自分がここ最近風邪をひいてつらい思いをしたのは、三女のせいだとか、なんとか。
まあ、たしかに三女の風邪が次女にうつったのだが、不可抗力であろう。
口出ししたくなったが、こらえて静観する。
すると、三女もいっちょ前に反論している。
(風邪の)自分に近づいてくるのがわるいのだとか、自分は風邪でつらかったのだからその言い方はないだろうとか。
三女もずいぶん口が達者になったな、と感心。
それでも、やはり三女の分がわるく、やがて憤然として三女は立ち上がって別の部屋にいってしまった。
こちらに助けを求めてくるかと思っていたので、少し意外だった。
家のなかを気まずい沈黙が満たす。
5分か10分か、それほど時間はたっていないが、そのうち三女が「パパみて~!」と笑いながら、鬼滅の刃のマンガをもってきた。
その指でギャグシーンを示す。
なんだ、マンガ読んでたのか(笑)
態度わる子
長女(14才)が、「態度わる子」だったらしい(「態度わる子」とは妻の言い方だ)。
帰宅すると、こんな壁紙が貼ってある。
どうやら、長女はママがつくった夕飯に文句を言ったようだ。
お米がびしゃびしゃだとか、なんとか。
それが先週の話。
そして昨日。
帰宅するとまた妻がご立腹である。
長女がなぜか不機嫌だったようで、ろくにいただきますも言わず、それを注意すると、おはしをごはんに突き立てたらしい。
ごはん食べる資格なし、ということで長女は夕飯を取り上げられた。
長女は、チョコクロワッサンを温めてひとりで食べたそうだ。
取り上げたごはんはどうするの?と妻に聞くと、反省したら食べさせてあげるとのこと。
結局翌日の朝に、長女はそのごはんを食べたそうだ。
うれしかったこと
早めに帰宅して夕飯をたべていたら、三女(7才)が目の前で算数のワークに取り組み始めた。
何とくらべてかわからないが「筆算のほうが、かんたん」とか言いながら解いている。
手元をのぞいてみると、ちゃんと繰り下がりの引き算も理解していた。
もう小学2年生。
学校でならったとおりなのだろうが、なんだか感心してしまった。
三女も、得意げである。
夕飯をたべおえて、別の部屋にいたら、妻と三女の会話が聞こえてきた。
どうやら、昼間のうちにワークをやっておきなさいと妻が注意しているようだ。
「でも、パパといっしょにできて、うれしかったよー」と三女の声が聞こえてきた。
それを聞いたパパが、どんなにうれしかったことか。