伊勢原市 大山 門前町 開山町 良辯滝 落差4m

 
大変歴史のある滝で、755年(天平勝宝7年)の大山寺開山に良辯僧正が入山し、
最初に水行を行った所となっています。
江戸時代には、たびたび錦絵や版画の題材に取り上げられ、
かの葛飾北斎『諸国瀧廻り※』の「相州大山ろうべんの滝」(1833年)として描かれています。
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この滝に行くには、県道611号線を北上し、終点の少し手前、良弁滝バス停を

目印に行きます。
附近には駐車できる路肩などありませんので、
バス停附近の有料駐車場に駐車します。
駐車場からは徒歩2分ぐらいで行けます。
 
説明板です。
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看板にもありますように、大正時代には、歌舞伎「大山と家光」で
「大山良辯滝の場」として演じられた。
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人工的に導水された滝のようです。

 
落ち口が竜の口となっているのが特徴です。
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戦前の写真も同様になっています。北斎の図会には描かれていないので、後世になってから造られたものです。

 
落ち口のアップです。
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「に組」と書かれた札を龍が持っているのは、

昭和16年に当時の消防団「に組」が設置し、寄贈したからだそうです。

 
全景です。
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滝の右側には開山堂(良辯堂)があります。
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なお、この大山地区には、大山六滝というのがあって、上流から二重滝、八段の滝、元滝
良弁滝、愛宕滝禊の大滝となっています。