【複製】日光東照宮 三猿編 ~見ざる聞かざる言わざる~
以下はこちらの記事の複製です。Google検索にヒットしないため再掲します。
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昨年11月の日光二荒山神社や大猷院、輪王寺に続き、日光東照宮にやって参りました。
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券売機でチケットを買い(*1)東照宮の表門(仁王門)から入ります。
右側でじろりと睨む4mの仁王像は阿形。
左側には吽形像。
神社に仁王像は、神仏混淆の名残。
門をくぐると背面には狛犬たち。
境内を左折して最初に現れる小さな建物が神厩舎(しんきゅうしゃ)。
かの有名な三猿を含む猿の彫刻が施されています(*2)。
彫刻は建物正面に5枚、右側面に3枚。
左端から順に猿が人生を語ります。
#1 遠く将来を見る母、子どもの未来を望む。
#2 見ざる聞かざる言わざる
幼い子には、世の中の悪事を見聞きさせず、悪い言葉も使わせない(*3)。
#3 独り立ち前、孤独に耐えつつ将来を考える。
#4 青年期の猿が希望を持って上方を眺める。
#5 転落しかけた中央の猿を慰める猿。
右の猿は前方を凝視。
#6 右側の猿は結婚の意思を固め、左側はいまだ考慮中。
#7 二人なら共に渦巻く荒波も乗り越えられる。
#8 平安な家庭を築き、子宝に恵まれ、親となり#1の子育てへと辿る。
御札、お守りなどは神厩舎の隣で。
特別限定の流鏑馬蹄鉄絵馬1万2千円などいかがでしょう。
続いて508もの彫刻に飾られた絢爛豪華な陽明門に進みます。
追記: 日光ドライブ旅行の総集編を公開しました。
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(*1) 前回、午後イチに券売機の前を通ったら大行列。今回は9時半で滞り無し。
(*2) 猿が馬を守るという言い伝えから。
(*3) 見ざる聞かざる言わざるは、余計なことに首を突っ込まず沈黙していろと記憶してましたが、子どもの教育方針でもありました。