笑顔で一言、こんな質問が
「だ液はいつ飲めばいいですか」
「なぬ」と思わず声に出し、一瞬驚きつつ、
生徒さんにどのような状態かを詳しく聞くと、
「歌っている時に、だんだんだ液がたまってきて、
後半で思いっきり歌えないんです」と、だ液を飲むタイミングが分からないということ
なるほど。ブレスの時に、「ゴックン」とするのもなんだか不自然。
だ液を飲む瞬間をじっくり考えたことはありませんでしたが、
じっくり考えました
会話をしている時には
歌っている時には
「あーーーだ液よ、いつ消えていくの・・・」
結果、歌っている時に、だ液がたまってしまうのは、
1、舌が緩んでいる状態だと、起こりやすい。
2、口の中の空間が狭いとなりやすい。
だ液の量が多いので、飲み込まなくては・・・に繋がるので
量が少なければ、飲み込むことを意識しなくてよい。というのが私の結論。
舌のトレーニングをしている生徒のみなさんは、ご存知の通り、
「かけかけトレーニング」「られられトレーニング」などをすると
舌に力が入っているのが分かると思いますが、その舌がダランとした状態だと、
下アゴの部分にだ液がたまりやすく、口の中の空間の取り方が、狭いと、だ液が喉へと掃けていかない。こんな流れです
舌が緩んだ状態(リラックス状態)=副交感神経が働いている・・・ことなどを加味すると、
生徒さんは、歌っている時に、ものすごくリラックス状態ってこと~
「いえいえ、決してそんなことはありません。」とツッコミがありそうですが
昨日は、上記のことをふまえ、ヴォーカルレッスンをしたところ、
「だ液が気になりませんでした」とのことでした。
悩んだ甲斐がありました
「だ液がたまるのは~リラックス~」と生徒さんに説明すると、
「そういえば確かに数日、だ液のことを気にしていましたが、
同僚とゆったり話している時に、「あ、だ液溜まってる!」って思いました」とのこと。
お客様と電話で話している時には、気にならないとの事で、
やはり、適度な緊張はマルです
この調子で、だ液にとらわれず、思いっきり「サビ」を歌って頂きたいと思います
最新記事一覧
日本初、滑舌トレーナーによる
滑舌矯正、滑舌トレーニングを行う東京・渋谷の滑舌教室です
滑舌の診断も行っていますので
詳しくは下記HPをご覧ください