2024年、今年初のジャズアルバム。
この前の「Jaz. in Vol.1」で紹介されていた、ベーシスト、ブライアン・ブロンバーグがビル・エヴァンスの盟友、同じくベーシストのスコット・ラファロへ捧げたトリュビュート的アルバム『LaFaro』を購入した。
収録曲は「ブルー・イン・グリーン」、「マイ・フーリッシュ・ハート」、「ワルツ・フォー・デビィ」、「ナーディス」など、ビル・エヴァンス黄金トリオのアルバム『PORTRAIT IN JAZ』」、『Explorations』、『Waltz for Debby』、『Sunday at the Village Vanguard』からの選曲で、お馴染みの曲ばかり。
ラファロのオリジナル曲「グロリアズ・ステップ」、「ジェイド・ヴィジョンズ」の他、ブロンバーグのオリジナル曲「 スコッティズ・ソング」なども収録されている。
スコット・ラファロへ捧げたアルバムだが、曲目から見ると、ほとんどビル・エヴァンスのカバーアルバムだと思って良い。
ピアノトリオで組まれてはいるが、ベースが主旋律を奏でている曲が多く、最初は違和感を感じたが、元々ベースが好きだし、聴き進むうちにその演奏にとても迫力を感じた。
エヴァンスの聴き慣れた曲でも、ブロンバーグの新たなアレンジで、各々の曲の魅力を再発見する事が出来た。
企画物臭はするが、しかし聴きやすくて良いアルバム。
さぁ今夜は、このアルバムを聴きながら、1発じゃなかった1杯やろうかな?
よろしく頼むぜ!