ホリー・ジャクソンさんの「優等生は探偵に向かない(GOOD GIRL, BAD BLOOD)」(服部京子訳)を読みました
傑作「自由研究に向かない殺人」の続編です
残念ながら本作は不発
まず、前作の続きがいつまでもダラダラと続いて、テンポがあまりにも悪すぎます
謎も小粒だし、「意外な犯人」もとってつけたような感じでさっぱり
また、主人公はもともと目的のためには手段を選ばないキャラクターでしたが、本作ではとんでもない自力救済行為に出ており、さすがにうんざり
まあ、これは自分の商売柄からくるものであって、世間的なウケはよいのでしょうけども
このシリーズは三部作で、すでにイギリスでは完結編「AS GOOD AS DEAD」が刊行されているとのことです
どうせ「ピッパの正義」が成就するのでしょうし、続きを読むかどうかはかなり迷いますね