Hiヾ(@^▽^@)ノInBanです。
昨日、会社の人と呑んだのですが、最初からトバしてしまい、お風呂でカルく目を回した子です。
次の日は天井が回るから、下だけを見て出勤した子です。
ヤバいのは分かっています。
酒は飲んでも、トラウマ作るな!!でしょ?分かってます。
『世界の終わりを、キミと…』
9.
サチのイジメの問題は一応片が付いたが、俺はそれで解放されるわけではない。
まだ、今度はサチの家庭の問題が残っているのだ。
『サチは、一人暮らしをすることに躊躇いは無いのか? 』
俺はもう一度サチの気持ちを確かめるべく質問をした。
あの天使が言うように、サチの両親はサチの学力にしか興味がないようなのは分かった。
なので、サチが一人暮らしをすることに躊躇いが無いのなら全力で応援するつもりだ。
「うん…」
サチは俺の質問に対し、間の抜けた返事をした。
『なに? 』
「実は、まだ迷っているの。一人暮らしはしたいけれど、本当にそれが私の望む方法なのか」
サチは最近とても素直に俺の質問に答えてくれる。
『まあな。慎重に考えるのは大賛成だ』
「一緒に考えてくれる? 」
サチは心配そうに言った。
『大丈夫。力になるって。でも、最終的に答えを出すのはサチだぞ。俺はあくまでもサポートだ』
「分かってる」
俺はなるべくサチに決定権がある方法で、後悔のないやり方で解決していきたい。
しかし、どうやって…?
結構イジメの問題よりもこっちのほうが難しそうだ。
『(なあ、どうすればいい? サチの夢をあの両親に理解させるには)』
恒例のように俺は、サチが寝たのを確認し、天使に相談をした。
天使はサチの寝顔を優しい表情で見ながら言う。
『サチはまだ両親に自分の夢のことを話していないの。話す勇気がないのね。きっと反対されるから』
天使は残念そうに言った。
サチは天使に何でも相談していたようだ。
『(なら、まだ望みはあるわけだな。両親はまだサチの本当にやりたいことを知らないんだろう。親だったら子供がしたいことに賛成なはずだよ)』
きっと、俺はそのときは何も知らなかったのだろう。
自分の目でしかこの世界を見ていなかったのだ。
だからこんな無責任なことが言えたんだ。
『そう簡単にいくものか? 』
天使は不安そうに言った。
『(大丈夫だろ)』
俺は根拠のない返事をした。
次の日、俺はサチにそのことを話した。
ちゃんと親に自分の本当にしたいことを言ったほうが良いと。
しかし、サチはあまり乗り気ではない様だ。
「無理よ。私の話なんか聞いてくれないわ。世間体しか見ていないんだから。そんな人たちに私の夢なんて言ったって否定されるに決まっているわ」
『美容師だっけ? 』
「知っていたの? 私話したかしら」
ハッとした。
俺は天使から聞いていたので、サチの夢が美容師になることだとしっていたが、サチ本人の口からは聞いていない。
何でも、言うが、天使と俺が通じている事はサチには内緒なのだ。
『い…いやぁ、前にサチ言ってたぜ。美容師になることが夢だって』
俺は半ば無理やりサチに言い聞かせた。
「そう。私、美容師になりたい。でも、そんなこと言ったら絶対に否定するわ」
サチは自分の夢を両親に話すことに抵抗を感じているようだ。
『言って見ないと分からないよ。とはいえ、タイミングが大切だから見計らって言うんだ。サチが熱意を持って言えば分かってくれるよ』
俺はサチの両親を信じてサチに言って聞かせた。
サチが焦って失敗してしまうことのほうが怖かったからだ。
サチがこうして一人暮らしをすることに躊躇しているのは、きっと両親に認めてもらいたいという気持ちが強いからだ。
『サチはなにか夢に向けて準備してるのか? 』
「ええ。もちろん。美容の専門学校に通うわ。あまり遠くなくて就職先にたくさんコネを持っているところはすでに探してあるの。そこは充分基礎が身につくと思うの。見学にだって行ったわ」
『いいじゃん。そこまでしてるんなら両親も分かってくれるって』
サチがこんなにやる気満々なら、是非とも夢を叶えてやりたい。
『サチ。明日は学校だ。安心して行けよ。もうイジメはなくなった』
「うん。ありがとう。哲朗」
『どういたしまして…え?!今、なんて? 』
サチは眠ってしまっていた。
俺は聞き逃さなかった。
サチは今、俺の事を名前で呼んでくれた。
“あなた”ではなく、ちゃんと“哲朗”と。
いやぁ~良かったですね。
哲朗とサチの仲がまた深まったお話でした。
次回はそんなサチがある行動に出ます。
その驚きの行動とは?!
お楽しみに。
バイバInBan。