「本当にあいつは、なってないな」
父が弟のことを、
そんなふうに言うことがあります。
(弟だって、もう50代のおじさんなんだけどね)
こんにちは、かずです。
弟は、
どちらかというとマイペース。
親が何を言おうと、
あまり気にしていないように見えます。
そんな弟の態度に、
父が不満を口にすると、
私はつい、間に入ってしまいます。
父の気持ちをなだめたり、
弟の立場を説明したり。
別に、私が
何か言わなくてもいいはずなのに、
放っておけないんです。
なぜなんだろう?
そんなことを、
最近考えていました。
父が弟のことを悪く言うと、
私はヒヤヒヤします。
父の言葉が弟に届いて、
弟が家族の中で
孤独になってしまうんじゃないか。
そんな心配があったんです。
だから、
父の気持ちも理解しようとするし、
弟のこともかばいたくなる。
そうやって、
家族がうまくいくように
振る舞ってきました。
でも、ふと思ったんです。
弟は、親に何を言われても、
自分が家族の一員であることを
疑っていないのかもしれない。
少しくらい
親の期待から外れたって、
家族の繋がりが
なくなるわけじゃない。
そんな安心感があるから、
あんなふうに自然体で
いられるのかもしれないな、って。
そう考えた時、
ハッとしました。
私は、家族の繋がりを、
ずいぶん、もろいものだと
思っていたのかもしれない…
私が間に入らなければ、
父と弟の関係が悪くなる。
私が親の気持ちを
汲み取らなければ、
家の中がギクシャクする。
そんなふうに思っていたから、
いつも周りの気持ちを
気にしていたのかもしれません。
家族を大切にしているから。
家族が仲良くしていてほしいから。
そう思っていたはずだったけれど、
その奥には、
「この人たちは、
自分たちで
関係を保っていけない」
という見方をしていたのかもー!
そこに気づいたとき、
「あちゃ〜〜」って、
しばらくボーッとしちゃいました…
かなりの衝撃を受けました。
私は家族を守ろうと
してきたつもりだったけれど、
家族自身の力を、
あまり信じていなかったのかも
しれないんです!
でも、よく考えてみれば、
父は弟に文句を言いながらも、
息子として大切に思っているよね。
弟だって、
父と考え方が違うだけで、
家族を大切にしていないわけじゃない。
実際に二人が
どう感じているかは、
分かりませんけど。
ただ、
私が心配しているほど、
家族の繋がりは
もろくなかったのかもしれない…
そう思ったら、
不思議なことに、
前はハラハラしていた
弟の態度まで
少し可愛く思えてきたんですよね。
そして
「なあんだ、
私の“見方”違いだったの?」
って
なんとも言えない開放感がありました。
私がいつも
気を配っていなくても、
家族は家族でいられる。
そんなふうに
感じられたからだと思います。
「この家族、
ちゃんと根っこでは繋がっている」
そんな安心感が
そこにはありました。
■親が老いてきた今だからこそ
親の老いが気になり始めると、
これから先の家族のことを
考える機会が増えます。
私のように
「父と弟は話が合わないから、
私が間に入らないと」
とか、
「母は心配性だから、
私が安心させてあげないと」
「介護が始まったら、
結局、私が全部
調整することになるんだろうな」
そんなふうに、
まだ起きていないことまで
背負ってしまうことがあります。
もちろん、
家族の状況によっては、
誰かが間に入る必要もあると思います。
でも、
今まで自分が担ってきた役割を、
これからも全部
引き受け続けなければ
ならないのでしょうか?
家族には、
それぞれの考えがある。
そして、
それぞれに
関係を築いていく力もある。
そう考えてみると、
自分がすべきことも、
少し違って見えてきます。
そして、それは
私自身にも言えること。
親の期待に
応えられない時が
あってもいいし、
親の心配を
全て引き受けなくてもいい。
自分の時間を楽しんだり、
自分の考えで行動したりしても、
家族との繋がりが
なくなるわけじゃない。
そう思えるようになりたいんです。
もし、あなたも
家族のことで
「私が何とかしなければ」
と思うことが多いなら、
私が自分に向けてみた『問い』を、
置いておきますね。
「私は、家族のことを、
どんなふうに
見ているんだろう?」
そして、
「私が何もしなかったら、
本当に何が起こると
思っているんだろう?」
長年、当たり前になっていた
家族への“見方”に気づくと、
今までとは違う関わり方が
見えてくることがあります。
家族を大切にしながら、
自分の人生も
ちゃんと楽しんでいく。
私も、そんな関わり方を、
これから選んでいきたいと思っています。
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山口和子
◇一般社団法人ミッションメンタリング協会
副理事・認定トレーナー
◇コアクリーニングさろん「うたたね」代表
◇ココロとカラダのセラピスト歴約20年
◇東洋運命学カウンセラー
◇拠点:静岡県磐田市
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