こんにちは。
かずです。
「お父さんは頑固だから、
介護サービスなんて
きっと嫌がるだろうな」
親の老いが
気になってくると、
そんなふうに
考えることはないでしょうか?
デイサービスなんて
絶対に行かないって言いそう…
知らない人に
家に入られるのも嫌がりそう…
何か勧めても、
「まだそんなもの必要ない!」
って、突っぱねるんだろうな…
そう考えているうちに、
まだ介護が始まっていない
にも関わらず
「結局、家族が
みることになるのかな」
って、
この先のことが
重く感じてしまうことがあります。
私も父のことを、
「頑固で、
融通の効かない人」
と思ってきました。
実際、
自分がこうだと決めたことは
なかなか曲げません・・・
だから私も、
もっと年を取ったら、
さらに頑固になって
自分の考えを押し通すだろうな、
と思っていました。
でも、
「頑固だから仕方ない」
で終わらせる前に、
少し見てみたいことがあるんです。
それは、
「お父さんは、
なぜそんなに嫌がるんだろう」
ということ。
「自分のことは自分でしたい」
という人なら、
ただ人に頼りたくない、
というだけではなくて、
「自分なりのやり方」や
「譲りたくないこだわり」を
ずっと大事に
してきたのかもしれません。
もし
「人に指図されたくない」
というのなら、
その態度の奥には、
「誰かに決められるより、
自分で動いて確かめたい」
「自分でやってみてから
納得したい」
そんな思いがあることもあります。
家族を守ることや、
家のことを
自分が決めることを
ずっと担ってきた人なら、
「自分が家族を支える」
ことに、大きな価値を
感じてきたのかもしれません。
そういう人にとって、
誰かに世話をされる側に
なることって、
私たちが思う以上に
受け入れにくいこと
なのかもしれません。
「まだ俺は大丈夫」
と言い続ける人もいます。
それも、
ただ強がっているだけとは
限りません。
人と競いながら
頑張ってきた人や、
いつも自分を奮い立たせて
前に進んできた人なら、
「できなくなった」と
認めること自体が
苦しい場合もあります。
もちろん、
本当の理由は、
本人にしか分かりません。
でも、
「だから、お父さんは嫌なのよ!」
って決めつける前に、
お父さんの背景に
少し意識を向けてみる。
それだけでも、
お父さんを見る
こちら側の心に
少し余白が生まれます。
私が介護の相談で
東洋運命学の宿命図を使うのも、
こういう時です。
宿命図を見て、
「お父さんはこういう性格ですね」
今まで自分が見てきた
お父さんとは、
少し違う角度から、
その人を知る手がかりになります。
そうすると、
「介護サービスを嫌がる父」
という見え方も
少し変わってきます。
もしかしたら、
デイサービスそのものが
嫌なのではなくて、
「人に世話をされる自分」に
なりたくないのかも
しれませんし、
1日の予定を
人に決められることが
嫌なのかもしれません。
「まだそこまで弱っていない」
って思っていたいのかも
しれないですね。
そんなふうに見てみると、
「どうやって説得するか」
だけを考えなくても
よくなると思いませんか。
この人は、
本当は
何を嫌がっているんだろう。
何か守りたいものがあるのかな。
そこが少し見えてくると、
お父さんへの伝え方も
変わってきます。
「もう一人でいるのは大変だから
デイサービスに行った方がいいよ」
って言われるのと、
「できるだけ
今の生活を続けるために、
こういう手を借りる方法も
あるみたいだよ」
と言われるのでは、
お父さんの受け取り方が
違ってくるかもしれません。
もちろん、
こちらが見方や
伝え方を変えても、
「嫌だ」と
言うことはあるでしょう。
相手を理解したからといって、
こちらの思いどおりに
動いてくれるわけではありません。
それでも、
「頑固だから」
の一言で終わらせずに、
「どうしてそう思うんだろう」
「そういう態度になるんだろう」
と、少し相手の側から考えてみる。
私は、そこにも
意味があると思っています。
親子って、
どうしても昔からの関係で
相手を見てしまいます。
「昔から頑固だったよね」
「何を言っても
聞かないんだから」
そんな記憶があると、
年をとったお父さんを見ても、
自分の中にずっといる
「昔からの父親」を
見ていることがあります。
「どうせお父さんは、
またこうするよね」
そう思っている時の自分は、
やっぱり、どこかで
「父の子ども」
なんですよね。
でも、
「この人は、
なんでそんなに嫌がるんだろう」
って考えてみると、
少し、立つ場所が変わります。
父親だから、
ではなく、
「ひとりの人」として
お父さんを見てみる。
そうすると、
「父親だから」
「昔からこうだから」
という立ち位置からでは
見えなかったものが、
少し見えてくることがあります。
こうすることは、
お父さんに合わせること
とは違います。
お父さんの言うことを、
全部受け入れること
でもないんです。
親と子、
という関係の中だけで
お互いを見るのではなく、
少しずつ、
「ひとりの人」と「ひとりの人」
として、
目線の高さを合わせるように
向き合えるところに
近づいていくことです。
そうすると、
いつの間にか、
お父さんの背が低くなっていたこと、
そして、
自分の背が伸びていたことに
気づくかもしれません。
介護が始まる前に、
親を見る自分の立ち位置を
少し変えておく。
こういう心の整理も
しておけるんじゃないかなと
思っています。
お父さんを
“頑固な人”で終わらせず、
本当はどんなことを
大事にする人なのか、
もう少し違う角度から
見てみたい。
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「家族が笑いあえる介護」へ伴走する
人間関係専門セラピスト
山口和子
◇一般社団法人ミッションメンタリング協会
副理事・認定トレーナー
◇コアクリーニングさろん「うたたね」代表
◇ココロとカラダのセラピスト歴約20年
◇東洋運命学カウンセラー
◇拠点:静岡県磐田市
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