カワサキZ1 徒然

カワサキZ1 徒然

カワサキZ1オーナーの備忘録です。
ビンテージとして人気のZ1ですが、実は誰でも気軽に長〜く乗れるバイクです。
肩肘張らずとも楽しめる、このバイクの魅力が伝わればと思い、
素人整備やツーリングネタをぼちぼち書き綴っています。

整備日和の週末だったので、フロントブレーキのマスターシリンダーのオーバーホールをしました。

シリンダーのインナーパーツの組込み順に不安があったのですが、最近は便利になりましたね。ネット上で検索するといろいろ画像が出ていて、そのブログに飛ぶと詳しく説明してある記事を参考に組み立てました。

実は自分のZ1には、別モデルのマスターシリンダーを付けていました。

これはたぶんW650のパーツです。シングルディスクに使うと、若干スポンジーなタッチになりますが、しっかりエア抜きすればまあなんとか使える感じです。

良いところといえば、ブレーキランプが機械式なので少しのタッチでも確実に点灯するところ。Z1純正だと油圧式なので指が触れるくらいでは点灯しません。

それと自分は手が小さめなのでレバー位置が近くなるのも気に入っていました。Z1のレバー位置はでかいアメリカ人に合わせたのかかなり遠くて、昔750系に乗っていた頃も、レバーのシリンダーを押すところを、コンクリートの石垣などでガリガリ削って、レバーが近くなるようにしていました。あの頃はみんなやってたと思う、たぶん。

 

インナーパーツを丁寧に組み立てた後、蓋をしようとしたらゴムの蛇腹?がカッチカチで使い物にならない・・・。

結局パーツ取り寄せで2週に渡ってしまいました。

 

部品が届いたので蓋をする。ゴムが傷まないようにプラの蓋にラバーグリスとかを塗るらしい。

では、取り付けましょうかね!

ブレーキオイルを下から抜くのですが、時間だけはあるので昭和スタイルのゴム管&ペットボトル。

古いオイルはタンクの中+ちょっとホースの先までくらいなので、レバーをシャコシャコ握ればすぐに抜けます。

 

ちゃちゃーとZ1純正に付け替えようとしたら、こんなものが付いてるのを忘れていました。

Wのハンドルはインチ規格で少し太いためシリンダー付けるのにアルミのスペーサーがいるのです。これを抜くには右スイッチとスロットルケーブルも外さねばなりません。あ〜面倒くさい!

 

予定がずれ込んだのと、昭和スタイルのエア抜きにすっごく時間がかかったので、以後の写真はなし!

1年ぶり・・・

コロナが落ち着いたのはエエけど、何ていうか、

あまり忙しすぎるのもね〜。

Z1にたまに乗ってはいたけど、途中で写真を撮るとか、ブログネタを考えるとかの余裕がなくて、純粋に乗ったり整備したりしてると、1年も経ってしまった。

 

そんな初冬の休日。

久しぶりの快晴で気温も上がり、整備日和だったのでオイル交換しました。

 

面倒くさがらず、マフラーを取っ払ってフィルターも交換。

オイル注入は、昭和スタイルの漏斗(じょうご)式。

 

で、すぐ終わるはずが、タコメーターケーブル取り出し口にオイル漏れの気配が・・・

Oリング&シールのストックがあったので交換します。

シャフトが通る圧入シールが硬化してて、エライ難儀。

ホルダーに傷をつけたらマズいので、少しずつ崩壊させながら、なんとか取り外しました。

ここはどんな工具を使ったらエエのかね。

ここから重要。

綿棒まで使ってしっかりと清掃し、用心して組み立てました。

オイルが漏れやすい箇所ですが、ちゃんと組めば10年?持ちます。

 

夢中でやったので写真は無し!

 

私のZの師匠でもあるバイク屋さんが、この度引っ越しされました。ずいぶん前から話は聞いていたのですが、すっかり忘れていたら、昨日LINEで突然「引っ越したでー!」と知らせがあったので、ちょっくら覗いてみると・・・

ふむふむ、店舗はかなり広くなっていますね。前の倍以上はあるのではないでしょうか。いろいろ区分けもされていて、エエ感じです。

それにしても、開業から38年も経つといろいろ物が増えてますね〜。広くなったのに、物を運び入れたばかりで、まだまだ雑然としています。本人も、広くなったのに片付かないから不思議がっていました。

店長、この引越しでかなりくたびれ気味で、「前の店の片付けも残っちょるけんの〜、まだまだ先は長いわい」とボヤいていました。

でも、工作室と整備室、客がまったりする部屋や広い倉庫もあり、立派なファクトリー然となる可能性を秘めています。自分より年上の店長だけど、この行動力とタフさは大きな刺激になりました。まだ創業25年の自分も、コロナ不況だの物価高などと、グチっている場合ではありません。次回はZ1で寄らせてもらって、モチュールクラスの高級オイル、入れさせてもらいますね!

 

 

好評いただいている配線図ですが、もっとわかり易くならないか、とのご意見を頂戴しまして、これ以上どうしたものかと考えていたのですが・・・

↑これ、配線の全体図です。

 

で、これはメインハーネスを省いたもの。

 

この2枚をセットにすれば「電気系統は苦手・・・」という方でも、各パーツに分かれているので見やすいと思います。

 

2枚なのでちびっと価格アップしますが、整備に役立つと思いますので、興味がございましたらお問い合わせください。

 

z1r@ms12.megaegg.ne.jp

 

 

SANCTUARY KOUGAさんから、Z1のメーターが戻ってきました。*養生など取り外し済み

お盆休みまでに間に合えばエエなと思っていたのですが、早く仕上げてもらったので助かります。

スピードメーターは何度かブログに書いているので、タコメーターの写真をアップで紹介しますね。新車当時は、帯の色がこのくらい赤かったんですかね?自分で勝手に決めた色なので不明ですが・・・

 メーターの黒い部分は、二液ウレタン缶スプレーで塗装しています。ガラス部分を外すのが大変そうだったので、丁寧にマスキングして塗装しました。もちろんメーターカバーも再塗装済みです。

 

今回も、メーターリングのカシメは完璧!!

 

全てのパーツをブラケットに取り付けました。

ハーネスの這わせ方や噛み込み、ゴム類のズレがないように、室内でじっくり時間わかけて組み立てました。

 

車体カバーを外し、久々にZ1と対面です。

 

メータ一を取り付けて、配線を繋いでいきます。この時点で、ライトやウインカー、インジケーターなどがちゃんと作動するか何度も確認しました。大丈夫そうです

 

で、完成したのがこの写真です。

しかし、Z1のフロント周りって、何度見てもカッコいいですね!

全てのパーツが独立しているのに、統一感と迫力と気品が滲み出ている。しかも各ワイヤーやブレーキライン、配線を含めて綺麗に収まっていて、無理なところがない。とことん考えられて作られているんですよね。

パッと見、インパクトがあっても、開けたらぐちゃぐちゃだったり、整備してるとイラっとするバイクって多いじゃないですか。

Z1には、それがないから長く乗れるし、触るのも楽しめるのですよ。

 

って、話が逸れてしまいましたが・・・メーターの整備を終えて、最後に・・・

 

今回のメーターのレストア。

好奇心からチャレンジしてみたのですが・・・

 

はっきり言いましょう。

 

絶対、慣れた人に頼んだ方が良い!!!

現在進めている、メーター周りの整備を記しておきます。

 

これは、メーターブラケットを、二液ウレタン塗料(缶スプレー)で再塗装して、振動対策のスポンジを貼り終えたところです。

スポンジは、1500円でヤフオクに出品されているパーツを使いました。キレイに型抜きされているので、仕上がりが見栄え良くて大変助かります。昔はハサミで切って適当に貼ってましたから、便利になったものです。

スポンジをそのまま貼ったのでは、縁のところが段違いになるので、スポンジの端っこをカギ型に少し切り取って貼っています。

 

ブラケットには、インジケーターカバーを固定する凹みが3箇所(赤丸部分)あるのですが、

なぜかカバー側に突起がありません。元々無いのか削れたのかわかりませんが、走るうちに微妙にずれたりしていたので、

この様にポッチを再生しました。瞬間接着剤を何度か垂らして盛り付け、しっかり固まってから凹みに合わせて整形し、目立たない様に黒マジックで手塗りしています。

 

インジケーターハーネスは、保護パイプがカピカピにひび割れていたので要修理。

カプラーの全てのピンを一度外して、デイトナ の13mmのカバーに交換しました。

ハーネス側は、豆球のソケットのゴムが1箇所破れていたので、ここも作り直しました。右下のゴムですが、少し形が違います。

 

メインスイッチは、ハーネスが少し硬化しています。

でも、あまり触りたくないのでそのままにしておきます。

ずいぶん前、Z1Rの頃にスイッチ裏のハンダが外れて高速道路上で2度も不動になったことがありえらい目に会いました。

ハンダが外れてるのに、微妙に通電したりするものだから、普通に走れたり、急に失速したり・・・原因がわからず、修理にずいぶん難儀した思い出があります。こうのような箇所は、変に触るとイジリ壊すことも多いのが、古いバイクの怖さですね。

肝心のメーター本体ですが、大満足の仕上がり。文字盤は自分で再生したので頬ずりしたくなりますね。

実は、カシメリングを4本買って、治具をこさえて、自力でカシメようとしたのですが、リングが超硬くて全くお手あげ。3本ほどゴミにしてしまい、結局購入先のSANCTUARY KOUGAさんにお願いしてカシメてもらいました。

本格的にローラーでも使うのでしょうか???

ものすごく綺麗な仕上がりで、プロの技術に感動してしまいました。最初から頼めばよかった・・・。

しかし、実はこのスピードメーターは予備のパーツです。

現在SANCTUARY KOUGAさんにスピードとタコのカシメを再度お願いしているので、戻ってきたら一気に組み上げる予定です。

Z1の配線図の最新版。

ぼちぼちご注文をいただいてますので、順次作っていきます。

 

これは、Z1-Aのウオタニバージョン↓ 図形をレーザープリンタで出すので、ガタガタや掠れがなくて、キレイに再現できます。拡大してもキレイでしょ?

 50年近く前の純正整備書の配線図とは雲泥の差です。

 でも、一番のこだわりは、長年整備した者じゃないと分からない、ハーネスや各パーツの位置関係です。

 

これを150ミクロのラミネートフィルムに挟み、

 

専用の機械に通して熱溶着。

 こんな感じに出来上がりました。

通す前のフィルムは曇ってましたが、ピカピカで発色の良い出来栄えです。しかもフィルムが厚めなのでかなり頑丈。

整備する時は、どうしても埃っぽくなったり、手がオイルやケミカル類で汚れたりするのですが、これなら気にせず使えます。

ラミネートしないと、どんなに気をつけてもこんな感じに↓薄汚れてしまいます。(参考資料:手持ちの整備書)

発送はJPのクリックポストとなります。3cm厚の小箱に入れるので、真ん中を曲げるため少し癖がつきますが、低料金発送なのでご了承くださいませ。

 

バージョンの紹介です。

◎Z1初期型(ニュートラルランプが左端のタイプ)

◎Z1初期型のウオタニ SPⅡ

◎Z1-A(ウインカーランプが左端のタイプ、タコ内に警告灯)

◎Z1-Aのウオタニ SPⅡ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎料金:各2,200円(税込・送料無料)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メアド

 z1r@ms12.megaegg.ne.jp

 

よろしくお願いいたします。

 

Z1の配線図を自分なりに工夫して、自作しました。

ずいぶん前にもこのブログで書いていたので、ネット上に晒されていて、でもあの頃のは間違いだらけだし、まだまだ納得できない形だったので、そこからかなり手を入れています。

 

 

メーター周りやプラグ、センターハーネスのところなど、位置関係をZ1の実車に合わせてるので、感覚的に理解しやすくて電装の整備の時に役立つはずです。

純正と違うところは、ICレギュレーター化してるとこくらいです。

 

 

最近、点火系をウオタニ SPⅡに変えたので、そのバージョンも追加で製作しました。

 

 

Z1-Aバージョンの、インジケーター並び変更や、やブレーキランプ球切がついたタイプも作っています。

 

 

かなり細部までこだわって作ったので、最低でもA3サイズじゃないと実用的ではありません。キレイに出力してラミネート加工したものを販売予定で準備中です。ガレージの壁面にドーンと貼って整備する方向けにもっと大きいサイズも製作可能です。でも加工費が高くなりそうなので、やっぱりA3がおすすめです。興味がありましたら下記メアドへお問い合わせください。

 

z1r@ms12.megaegg.ne.jp

 

 

 

点火系をウオタニ に変更しました。

暑いので、室内でのんびり仕込み、

ヘッド周りがキレイに見える様に、コードは短めにしてみました。

どう変わるか楽しみです。

でも、メーター周りも整備中なので、しばらく乗れないんですよね。

くそ暑いからまあエエか。

今年のGWは快晴つづきでしたね。連休の最後の日は、家でのんびりしようかと思ってたんですが、早く目覚めたし、雲ひとつない好天だったんで、ちょっとだけ走りに行きました。前回は江田島を走り多島美を満喫したので、今回は趣向を変えて山方面に向かいました。

ここは大竹市の三倉岳という、登山やロッククライミングで名の知れた岩山です。麓から多くの登山客が歩いていたので、アイドリング+αで大人しく走り、車道のドン突きの山小屋の様な管理棟に到着。

ヘルメットを脱ぐとポカポカ陽気でウグイスがすぐそばで鳴いていて何とも気持ち良い処。山頂部分を見上げれば、似た様な高さの岩の頂が3つ仲良く並んでいます。

アップにするとこんな感じ。

新緑なので樹木の種類により緑にもそれぞれ違った表情があり、巨岩とのコントラストがなんとも美しい景色です。

他にもいろいろ巡ったのですが、写真はこれ2枚だけ。先日改造した走り屋仕様のZ1でたっぷり走り、GW最後の日が楽しい思い出となりました。