Z1のメーター文字盤再生。
年末でいろいろ忙しくて、遅遅として進んでいませんが、先日届いたフィルム状の文字盤を検品してみましょう。
ちなみにパソコンで作った元データ(編集モード)はこれです↓
見たことない文字だったので結局一文字ずつ老眼でショボショボの目に無理をさせながら書き起こしたのですが、
届いたクロマテックの細かい部分まで見てみると・・・
当時風の味わい深いビビリや丸みがエエ具合に再生されています。実はこのアナログの感じを狙ったのです。前回書いた、プリンターの出力では、ここまでアップにするとジャギーが出てましたから・・・。
クロマテック(マックスラボ)の作り方ですが、こんな感じでデジタルデータを一度フィルムに起こすらしい↓
そして、それを刷るのか感光させるのか薬品処理するのか知りませんが、とにかく手作業で作られるらしい。
そしてそれを丸く尖った何かでコスって写す。この何段階かの作業が、70年代の風合いに繋がるのではないかと考えました。
オーダーしたのは、A4サイズのシートに欲張ってギチギチに並べて、スピード・タコが各3枚。予備が2枚ずつあるので、気負わず転写を進めてみましょかね!
まず、事前に走行距離とトリップの所の斜めの縁取りを、つや消し黒に塗装しておきました。
で、白に塗装したプレートに位置を合わせて、恐る恐るコスってみる・・・。ちなみにコスリ棒は、箸の持つ方の丸い部分を使ってみましたが・・・合ってるのかね?
左の色の違うとこが転写の終わったところ。この段階ではコンマ1ミリもズラせません・・・超薄いフィルム状のシートだから、破れないように慎重にコスコス・・・と。
で、ホコリや気泡も多少残ってますが、こんな感じになりました。ふ〜(汗)
どうでしょうか?位置にほぼズレなく漆黒でいい感じです。
この後、小さな気泡は針を立てて押し付けると、ほぼ目立たなくなりました。
仕上げに、ツヤなし透明ラッカースプレーを、軽く何度かに分けて吹きました。一度に厚塗りすると溶けるらしい・・・
仕上げに、横のはみ出した部分ペーパーで削り落とし、
メーターのメカ部分に小さなねじ2個で固定。
指針を圧入して、上側のガラスカバーを仮装着したのがこの写真です。自画自賛ですが、本物と全く見分けがつかない仕上がりじゃないですか???(嬉)。
後は、メーターリングのカシメをどこかに頼んで、レストアは終了です。