何没と表現しても下品になるのですが、携帯をトイレに落としました。

2度とは帰って来られないタイプのトイレです。

とはいえ、せめてSIM カードとSD カードは奪還すべしと、多少は努力をしてみたのです。

しかし及ばず。

ボットンの闇は我々の想像よりも深く、その脅威(おもに衛生的な)は挑まんとする者の心を簡単にへし折ります。



ま、要は携帯の全データを失いましたので、願わくばメールを下さいということをお願いするために、シレッと更新しに来たのでございます。

お名前と、お電話番号をご記入の上、従来の携帯アドレスにメールをいただけると助かります。

主にバンドメンバーにお願いしております。

ていうかDSK 君しか読んでないと思うから、読んだらメールちょうだいね。

スマンです、マジで。

自分、意地っ張りの男の子(35)なんで、多少言葉悪いですけど、くっそつまんねぇJ-POPの歌詞に今とても憤っていて。


そこにはまぁ、八つ当たりも無くは無いですが。


思考放棄のハンコ押したみたいなね。


平均値探りまくったね。


丸飲みしてもお通じに影響なし的なね。


そんなもんで泣いたりね。


そんなもんでうっとりしたりね。


そんな奴に限って、えぐいっすよ。


痛みに鈍感なんです。


許せねぇっすよ。


絶対に許さない。


八つ当たりは、百も承知ですけどもね。


なんだか久しぶりの更新となってしまいました。


ま、別に何やってたってわけでもないんですが、小忙しくて。


この間、猛烈な怒りが押し寄せることがいくつかあり、でもそれについてはここに書くような内容ではないので、ならば書くなといったところ。




ただ、怒りは原動力です。


怒ってばっかの人なんて嫌いです。


だけど、怒りをなくしたらダメです。




どこまで行っても落ちこぼれです。


これは卑下とか、「か・ま・っ・て・ほ・し・い」のサインではなく。


劣等感からスタートせざるを得ないのは、ブルーハーツの影響がなくはないですが、そのせいにするとかじゃなく。


ま、そこはどうでもいいとこです。




劣等感は抱えても、被害者意識は持ちたくない。


どう考えても、迷惑被ってるほうの立場なんですが。


そういう考えは、しょーもないし。


そういう考えに支配されるくらいなら、仕返ししたほうがいいなと思うのです。


そんなんじゃ悪循環しそうだけど。


だけど、責めるより、責められる立場になりたいというか。


お前のせいでこうなった・・・とか、俺はこれだけやってるのに・・・とか、言いたくないし思いたくもない。


そこで意地を張りたいのは、何のアレでこうなったのかはわからないけど。


煮え湯を飲んで、トゲトゲの塊飲み込んでも、何とか笑ってやると。


男の子っすから。自分、男の子っすから。




というか、尊敬する人たちはみんなそうなんです。


私に足りないもの。


すぐこうやって、外に出しちゃうところ。


外に出すなら面白くないと。


いや、これ全然面白くないですけど。


そういうふうにやってる人は、素晴らしいなぁと思うのですよ。


だからそれパクる。


意地っ張りになる!


新ギター導入に伴い、エフェクターの選別を行う日々。


足元は出来るだけスッキリさせたい派の私。


ま、もともとそんなにエフェクターは持ってないし、使いこなせるほどの知識も知能もないのである。


過去最高でも、チューナー、オーバードライブ、ファズ、コンプレッサー、の4つくらいか、並べたのは。


4つ以上は無理だ。


ていうか、4つの時点で無理なのである。


ややこしくてイライラするから。




そんな私の足元、うまくいけばチューナーとOCD(オーバードライブ)だけで何とかなるかも。


ま、チューナーはね、外せませんよ。


いや、アコギ用に買ったクリップ式のチューナーがね、結構良くて。


あれは練習の時には全然いい感じで使えるなと。


だからバンド練習や、ちょろっとスタジオに入る程度ならば、OCDだけ持ってりゃいいかな、という。


ま、クリップ式チューナーはライブでも使えないことないんだろうけど、やっぱ安定感で言うとペダル式を置いておきたい。


で、OCDもあくまでソロ用という感じで。


バッキングはアンプ直でいいんじゃねぇかと思ってます。




というのも、サイクロンのフロントとリアピックアップ、これを最大限に活用すると、私が普段弾いてるパートの弾き分けが簡単に再現できちゃいそう、という。


フロントのクランチでのコードバッキングがわりといい感じであり、ほとんどの曲で使えそうなんです。


ハムはクリーンはいらないので、そこそこ歪ませたいのですが、フロントでクランチ作ると、同じ設定でハムに切り替えたとき、いい感じに歪は増します。


あらー、なんと都合の良い。


もうこれでほとんどのバッキングがOKというか、むしろもうこれを基準に曲作りしていきたいというか。


で、たまにソロを取るとき用に、ペダルがひとつあればと。




でもね、ちょっと欲もあって、やはり曲によってはちょっと雰囲気が違う音も欲しくなるというか。


まぁ例をあげると我々の曲「タリラン」のアウトロでヘビメタ的な展開になるのですが、そこはもっと歪んだバカっぽい音でやりたいなぁとか。


そうなってくると、ペダルもう1個増やすか、とか。


・・・ってやりだすと、収拾がつかなくなるという。


ね、これは何度も繰り返してきた葛藤なんですがね。




うーん、やっぱ私はシンプルにいこうと思います。


基本はOCD一発。


ほぼアンプ直。


ってね、偉そうに言ってますけど、そういう風にギターを弾く人って、大概マイアンプを持ち込むようなレベルじゃないかと思うんすよね。


それが責任というか、アンプ直ってそういうことだろうと。


でも、そんなん不可能です、テヘ。


スタジオにしても、ライブハウスにしても、想定されるギターアンプの組み合わせはJCとマーシャル。


ほぼこれです。


たまに違うところもあります。


JCはほぼ鉄板ですが(ていうか置いてないところをみたことがない)、マーシャルは置いてないところも結構あり、だいたい別の真空管アンプが置いてあるのですが、それに戸惑うこともあります。


私はしかし、そこまでこだわらなくていい、というのがバンド内での特権であり、性格なのだと。


ま、音っていろんな要素で変わるもんだしね。


その幅を出来るだけ小さくおさめるために、世のギタリストはあれこれ工夫するんだろうけど。


でも私、言うほどギタリストじゃないしね。


ここ!っていう幅が広いんですよ。


いい加減なもんだね。




でも一期一会というのも楽しいもんだし、いろんなアンプで試行錯誤するのも面白い。


そういう意味では、私が通っているスタジオはアンプの入れ替わりがちょいちょいあるので、私も耐性がついてるのかもしれない。


ちょいちょい入れ替わるといっても、その理由がポジティブじゃないと思うんですけどね。


古くなってさすがにガタが来た機材を、仕方なくそこそこの値段のものに替えていってるという感じ。


頑張ってください、私たちが通ってるスタジオ。


ボロくても、しょぼくても、私たちにとっては大事な練習場所なのであります。


つぶれないでね。お願いします。


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えーと、画像を貼りたいがために、アメーバのアフィリエイト機能を使いました。


決してこれを買え!とか、オススメ!とかいう意味ではないので、クリックなりまさかの購入なりは自己責任でお願いします。




なぜに画像を貼りたかったかというと、このスクワイア製サイクロンの中途半端なルックスについて物申したかったからであります。


ご覧のとおり、サイクロンはムスタングに近い形状のボディーデザインなのですが、ブリッジ周りがストラトに近いため、なんだかほっそりしたストラトみたいな変な形です。


喩えて言うなら、あまりギターに思い入れのない漫画家さんが描いたストラトみたいな感じ。


漫画に出てくるギターの形が残念だと、ものすごく萎えるんですよね。


それだけでその漫画を全否定したくなるほど。


BECKの成功のひとつの要因として、ギターやベースの細かな仕様までを精巧に描いた部分は抜きにして語れないなぁと、そんなことを思い出しました。




見た目が8割のギターの世界において、サイクロンは不細工な部類に入ると思います、個人的に。


ま、それもストラトやテレキャスがイメージとして強すぎるせいもあるのですが。


ムスタングはね、もうちょっとカッコいいですよね。


サイクロンと比べるとお尻部分のサイドがもうちょっと張り出してる感じで、ストラトのシェイプに近いところがあると思うんですよ。


そして立体的に見た場合でも、ムスタングはコンパクトボディーにふさわしい薄いボディーで、バランスが取れている感じがしますが、サイクロンはシンクロナイズドトレモロを載せるためにストラト同様のボディー厚になっており、美しいバランスとは言い難く感じます。




それでも私はサイクロンを購入した。


それはもう完全に実用品としてのスペックを重視したと言っていいものであり、私のギター選びの中でも最もストイックな目線で選んだんじゃないかという気がしています。


新品価格でいえば、今まで買った中で最も安物のギターなんですけどね。


ま、ギター選びというのは、値段なんて全然重要ではないのですよ。


今回、私は必要な音色というものをイメージとして準備していたので、楽器屋さんでカッコいいムスタングと並べて見ても、サイクロンに対する気持ちは揺らぎませんでした。


ものっすごい真面目に選んだんだよ、サイクロン。




昨日書いた内容とかぶるかもしれないけれど、サイクロンのハムが思ってたより軽くて、本当に良かった。


私は生粋のシングル使いであると自負しており、まぁそれは要するにハムを使えないっていうだけで、シングルを使いこなせるというわけじゃないのでありますが。


ムスタングに目を付けた時点で、軽い音を目指す方向は決まっていた。


ただ、いかにシングル大好きの私でも、シングルコイルに付き物のノイズだけは警戒している。



実際、私のテレキャスはキャビティー内部にこれでもかと言うほど導電塗料を塗布してあり、ノイズ対策はバッチリなのだ。


それでないと、使えないと思った。


その代償として、ハイがちょっと弱くなり、結果としてテレキャスの音は太くなった。


でもそれは、このギターの正解の音であるという確信を持てるものなので、後悔どころか自慢したいくらいのギターなのです。



もう1本、ストラトのほうは、もともと薄く導電塗料が塗られていたし、ピックアップがフェンダーのノイズレスなのだ。


これはDSK君が改造オタク時代に無償で譲ってくれたものであり、実際ノイズは低減されており、しかも低音がけっこう出るという素晴らしいピックアップ。


詳しいモデル名とかはわかりません。


ただ、ピックアップにノイズレスって書いてます。



ま、とにかくノイズ問題にはそこそこ気を使っており、ムスタングを候補に挙げた時点でもこのことは気になっていました。


色々調べるうちに出てきたのが、ムスタングのカートコバーンモデルであり、これがリアにハムが載ったもので、あ、これ使いやすいかもなと。


リアにハムで行くなら、サイクロンってのもあるなと。


トレモロも、ムスタングよりは安定してるだろうし。


・・・という。




その構想がもろにハマった感じで、私は今サイクロンを手にしている。


ハムだからノイズは少ないのに、出力は低い(体感)という、私のためにあるようなギターだよこれは。




あ、あと見た目でもうひとつツッコんででおくと、ヘッドの大きさが微妙。


私はストラトのラージヘッドが大好きで、ムスタングも同様のラージヘッドであり、コンパクトなボディーにラージヘッドというバランスが非常に美しく感じていたのです。


このスクワイア製サイクロンのヘッドは、ストラトのスモールヘッドよりは大きいものの、ラージヘッドよりは少し小さいという中途半端なもの。


この点だけは、最後まで迷った。


何しろギターは見た目が8割なので、ほんとに妥協していいものか、楽器屋さんでひとり身悶えたのでした。


今でもムスタングは美しいギターだと思っているし、ラージヘッドへの憧れは変わらない。


ああほんと、ストイックにギターを選んだのだなと。


ま、そんな大層なことを言うほどのもんでもないですが。


速報的に申しますと、サイクロン、いい!


フロント(シングル)とリア(ハムバッカー)のキャラの違いが明確で、エフェクター要らずの足元スッキリ状態で、そこそこ音色に変化をつけられそう。


あ、そうそう、サイクロン導入の最大の懸念である、フロントでチャキチャキと弾けるのかって部分ですけど、これは正直言ってそれほどでもなかった。


でも買った。


なぜなら、リアのハムバッカーがおそろしく軽かった。


コードバッキングにおいて、高音弦を中心に弾くと納得の範囲でチャキチャキ弾けるし、パワーコードでハムならではのズンズン感も出せます。


や、あんまり重いのは出来ません。


でも、必要最低限のことは出来る。


このハムバッカーは丁度いい。


ハムっぽさが最低限で、丁度いい。


ハムバッカーらしさを求める人には、あまりお勧めできないというか、ま、正直なところそういう方の感覚がわからないので何とも言えませんけど。




要は、シングルをちゃんと鳴らそうと思うと、ストラトやテレキャスくらいのボディーーサイズが必要なのだと仮定しましょう。


サイクロンはそのサイズに満たないボディーゆえに、リアにシングルを載せると軽くなりすぎる。


そこでハム。


小振りゆえに鳴らないボディーにハムを載せることで、シングルとは違う、ハムらしいハムでもない軽さになるのでしょう、多分おそらく何となく。


これは極薄ボディーのSGにも似たような理屈が当てはまると思うのだけど、サイクロンのハムはSGよりよっぽど軽いです。


これはハムじゃないと言っていい。


いいえ、ハムなんです。




えっとですね、一般的なギターのレビュー記事という、まぁ想像上のそれのレベルというか。


これからギターを買おうという人に参考になるような、記事ね。


それを意識して書くなら、サイクロンはまぁオモチャですねと、私は言います。


偉そうに、言いますよ。


ギターについてネットで調べることの一番不毛なポイントが、それぞれの求める音は千差万別だという部分なんですよ。


これが例えば、誰々のような音を出すためのスレ、とか、とにかく野太い音を出すためのギター選び、とかいう絞り込まれた議論ならば、あるいは何種類かの答えも見つかるかもしれません。


だけど、漠然とこのギターはいいのか?みたいなことを議論しても、終着点はないのです。


ですので、今まで私が聴いてきた、弾いてきた、ギターの音に照らし合わせてみてサイクロンはどうかと言いますと、限りなくオモチャに近いです。


ただ、これは私だけが答えを知っているといってもいいことですが、キャップライスというバンドのギターボーカルが弾くという点においては、最高のギターかも知れません。


言い切ります。今まで試した中では最高のギターです。




というか、キャップライスが3人の時はね、もうちょっと必要な音が違ったんです。


4人になって、初ライブも経て、こういうのが必要なんだとわかって、そして出会ったという。


その必要な音が、軽~いペラペラの音だったという。




サイクロンね、きっと用途は限られます。


ひとりでソロギター弾いても、楽しくないんじゃないかな、このギターは。


でもシングルとハムで、それなりに楽しく遊ぶことは出来ます。


私はこれをメインに据えて、本気で弾くつもり満々ですけどね。


ムスタングのことを調べていると、どうもこれ、一筋縄ではいかんというか、クセがすごいわ、というギターであるという。




まず誰しも言うのが、特有のトレモロ構造によるチューニングの不安定さ。


ペグをロック式にしたり、ナットの滑りをよくしたり、トレモロブリッジを入念にセッティングする必要があったりで、これはめんどくさがりの自分にはハードルが高そうだと。


歌いながら弾くのに、そこまで考えてられない。


ていうか、charってやっぱすげえ!と。




そしてネックがすごく短い。


ミディアムスケールと思ってたらそれよりもひとつ短いらしい。


これはまぁ、自分に合うかどうかは弾いてみないとわからないけど。


基本的に日本でムスタングがある程度の人気を誇る理由として、体が小さめの日本人にとって、その短いネックがフィットするからというのが大きな理由のようである。


あとはcharさん人気。


そのcharさん(あ、私はダウンタウンの浜ちゃんが加藤茶を「チャーさん」と呼ぶイントネーションで「charさん」と呼ぶのですが)も、ムスタングの小ささが妙にフィットして気に入ったのだと言っていたし、ムスタングじゃないと思いつかなかったフレーズもあったとか。


しかし私は手がデカいので、ムスタングのスケールだと逆に弾きづらいかも知れないなぁ。




とかとか考えていると、同じくフェンダー社のギターで、ムスタングの系列に並ぶサイクロンが気になったりしている。


で、squierのサイトを見たりYouTubeあさったりしてるんです。


ブランドにはこだわりがないというか、そもそもFENDERなんか買えるつもりはしていない。


そんなもん、ジャパンでも6~7万するのはわかっている。


そこまで出して新たにギターを買うつもりはないし、またわざわざそこまで出してフェンダージャパンの新品を買う理由も見つからない。


私の作る音楽には、別にそんな大したギターは必要ではないし、そもそもギターの良し悪しが値段で計れないことは知っている。


今さらロマンもクソもない。


実用品が欲しいのである。


とはいえ、squierは一応フェンダーのライセンスだし・・・というところで、中途半端なブランド志向のようなものも感じてしまうが、一応やっぱ、これはムスタング!とか、これはサイクロン!とか、名乗れる物なら嬉しいじゃないっすか!


どう言い訳しようが中途半端は中途半端なわけであるけど、やっぱヘッドデザインとかね、重要ですよ。


ギターは見た目が8割ですからね。




そんなわけで、サイクロン。


ストラト同様のシクロナイズドトレモロブリッジや、ギブソンサイズ(?)のミディアムスケールネックなど、私にとって違和感なく使うための仕様が整っている。


懸念と言えば、フロントがシングル、リアがハムバッカー、ということで、私が今回何より求める、薄っぺらい音が出るのかどうかというところ。


しっかり鳴るギターはいらないのである。


そういうのは、今持ってるギターで何とかなるのである。




基本的にはリアでバッキング、というのが私の弾き方だけど、そこにハムである。


いくらムスタングサイズの小さいボディーに乗ってるとはいえ、ハムはハムである。


どんなにこのハムは軽いとか言ったって、それはハム。


それは既にSGで学んでいる。


SGはすごく好きなんだけど、やはり音に厚みがある。


あれで?と言われるレスポールやPRSユーザー様もいらっしゃるかもしれないが、ちょっと価値観違いすぎますのでここはお口にチャックな。


だって私には、よく鳴るテレキャスですら重いと感じられるんですから。




要は、フロントのシングルでどれくらいチャキチャキ感が出るかという部分に、サイクロンと私の相性が問われる。


しかし、もしもフロントのシングルでチャキッとしたカッティングが出来るなら、重めのバッキングはハムで出来るのだし、このサイクロンというギター、ひょっとして恐るべきコードバッキングマシーンなのではないかという、誇大妄想による異常なポジティビティーが私の頭を支配しつつある。


落ち着け。


もういいから楽器屋に行って試奏しろ。


そう、膨らみ続けるこの妄想と、妙な期待感に終止符を打つためには、実際に弾くしかないのである。


願わくば、裏切ってくれ、サイクロン。(川柳)


そんな都合のいいギターなどないほうが、余計なお金を使わなくて済むのだ。


それは家内安全。


素晴らしいことだ。


膨らんだ妄想の産物、耳元でささやく私の中の悪魔は、ついにこんなことを言い出した。


「うーん、だってさ、スチューデントモデルなんだから、要らなくなったら子供に譲ればいいじゃん」


わー!悪魔!


そんなこと言われたら買っちゃうだろ!!(自演)


弾けないながらもギターが好きで、好きだからこそ色々弾きたい。


いま、大変興味を抱いているのが、私の図体にも引けを取らないと思われる大きいギター、ES-335系とかあの辺の、セミホロウだけど実際ソリッドみたいに弾けまっせというあの辺。


それともう一方、真逆の方向で、私の図体を際立たせるかのような小ぶりなギター、ムスタング。


これが非常に気になっているので、楽器屋に行きたい。


じろじろ眺めたい。


あわよくば試奏してみたい。




ま、ES-335などは届くはずのないギターであり(金銭的に)、ただの憧れ。


試奏するのもおこがましい。


いや、そこまでの思い入れがあれば、買っちゃったりもするのかも知れない、すんごいローン組んで。


でも、私はただこのデカい体の滑稽さを誤魔化すためだけに、弾いてみたいなぁなどと考えているだけなので、おそらくエピフォンのそれに該当するモデルですら、試奏はしないと思う。


でもムスタング!


あれは弾いてみたい。


私は基本的にギターを低めに構えるタイプなのですが、ムスタングはこう、わき腹に挟むようにして弾いてみたいですなぁ。


ムスタングと言えば、ウチのDSK君がデュオソニック2という、ムスタングからトレモロ機能を排したギターを持っていた。


彼に頼めば試奏くらいは叶うだろうが、近頃の彼は相当忙しいみたいだし、そのデュオソニックにしても彼の弟が持って帰っちゃった的なエピソードを聞いた覚えがある。


うむ、やはり自分の力で何とかしなければ。


・・・と、言いつつ、こんなところに書いている行為がもう、スケベ根性丸出しという。


いや、DSK君、君はまず自分の仕事のことだけ考えてくれたまえマジで。




楽器屋に行こう。


「おやおやストラトちゃん、あんたそんなに弾き易かったっけ?」という感じであり、フィット感においてもSGに引けを取らなくなっちゃってどうしよう?というところ。


ほんと、もうこれ気分次第だろ。(今さら)


ギターはとっかえひっかえしても罪にならんのでよろしい。うむ。




そろそろギター選びも書くことがなくなり、ひとりで煮詰まっている。


ここからが勝負である。


大体、私は性格的にも、バンド内でのポジション的にも、外に向けて何かを発信しているときというのは、その仕事を怠けているときである。


ま、このブログは発信というほどのものではないですけど。


内に向かってこそ、私は成すべきを成せるタイプであると思い込んでいる。


得てして思い込みというものは危険だが、そう思い込まないと浮かばれない根暗さを抱えて35年。


これがたとえ間違いだとしても、間違いだとは気づきたくないし、全力で目をそらす覚悟くらいは出来ている。




世の中に、こうと言い切れることなど少ないかも知れない。


だけど、自分の中にあることは言い切ってよい。


それがどんなに不道徳で、無教養で、思慮も義理もことごとく欠いていたとしても、大丈夫。


歌にするなら大丈夫。


受け入れられない考えに基づく歌は、ただはじかれる。それだけのこと。


ま、単純に人間関係の話となるとね、それはややこしいですけどもね。




どんなにおかしなことを歌っても、そこに実感が伴っていれば、大抵は届くものだと思っている。


納得は得られないとしても、その熱量は届くだろうと。


それだけが大事と言っていい。


正しい歌など、誰にも歌えないのです。


本当の歌だけがあるのです。


嘘八百並べた歌だとしても、嘘八百歌いたいと願って作られたものなら、それは本当の歌だと思います。




どうしても発したい言葉。


どうしても鳴らしたい音。


そういうものだけで曲を構成出来たら、キャップライスはいいバンドになれるだろうなと。


まだまだたくさん、工夫の余地はある。


直球しか投げられないというのは、弱点ではない。


直球において求められる才能は、何も速さだけではないと。


ま、対して野球のこと知らないのに喩えてしまうあたり、この文章の本当でなさを物語っているわけですけどもね。


いや、でもやっぱもうちょいSG粘ってみよう。

うん、何とかする方法があるはず。

きっと考え方が凝り固まっているだけなのだ。

試していないことが、沢山あるはず。

SGのフィット感は、フェンダー系シングルの音色と同じくらい、得難いものなのだ。

私はフィット感を優先するべき役どころなのである。

ストラトの音色はDSK君の仕事なのだ。

まだまだ粘ろう。

簡単に得られるものに甘えてたら、またすぐ元の木阿弥。



ていうか、きっと面白くない。

SGのほうが、オモロいと、何となく、思う。

ただそれだけのために、SG弾きたいと。

そういうのが大事なんです。