使いやすい不動産鑑定書をエクセルで簡単に作る方法 -7ページ目

前半なら1日・後半なら月末の日付に自動変換

某公的評価ソフトなどが採用している『前半なら1日・後半なら月末の日付に自動変換』をエクセルで行って見たいと思います。


この前提として、どこで前半・後半を分けるかですが、ここはある程度割り切って、15日までが前半・16日以降が後半とします。


そうすると、
DAY関数で『日』の値を取得したうえで、15日基準でIF分岐にかけ、
・16日以降なら前回の『当月末の日付』
・15日以前なら前々回の『当月1日の日付』
入力すれば良いことになります。

ちょっと力技っぽい処理ではありますが、以下の通りです。

$不動産鑑定士のためのエクセル技-1OR31


この処理で、2月が気になるなら、もう一段2月のみ取り出すIF分岐をかければ良いのですが...まあ、いいんじゃないでしょうか(笑)。

その月の末日の値に自動変換

前回書かせていただいた、『その月の1日の値に自動変換』と同様の発想で、ある日付けをその月の末日に自動変換したい、という場合の方法です。

これには、前回の式(DATE関数等)を応用する方法と、EOMONTH関数を利用する方法があります。


【DATE関数を利用する方法】

『その月の1日の値に自動変換』で解説させていただいた通り、
=DATE(YEAR(引用セル),MONTH(引用セル),1)
で、同月1日の値が返されます。

これをちょっと応用して、
=DATE(YEAR(引用セル),MONTH(引用セル)+1,1)-1
とすると、次月1日の1日前=当月末日になります。

「12月のとき大丈夫かな?」と心配になるかもしれませんが、以下の通りうまく補正してくれます。

$不動産鑑定士のためのエクセル技-eomonth2



【EOMONTH関数を利用する方法】

EOMONTH関数の基本式は、EOMONTH関数(起算日,○か月後)です。

ですから、当月末なら=EOMONTH関数(起算日,0)になります。

不動産鑑定士のためのエクセル技-eomonth3


なお、この関数は、、エクセル2007であれば初期設定状態でも使えますが、エクセル2003の場合『ツール』-『アドイン』の中の『分析ツール』をオンにしておく必要があります。

その意味では、前者の方が汎用性があって良いかもしれませんね。

その月の1日の値に自動変換

エクセルで比準表などを作る際に、ある日付をその月の1日に自動変換したい、という場合があるかと思います。

これについては、以前とりあげたDATE関数と、YEAR関数MONTH関数を組み合わせることで実現可能です。


【YEAR関数・MONTH関数の働き】

YEAR関数・MONTH関数は、各々ある日付の『年』部分・『月』部分の数値を返してくれる関数です。


【その月の1日に自動変換】

YEAR関数・MONTH関数で、『年』・『月』の数値が出ました。

あとは『日』の数値があれば、DATE関数でくっつければ良いわけですが、これはもちろん1。

ですから、=DATE(YEAR(引用セル),MONTH(引用セル),1)で目的達成です。

$不動産鑑定士のためのエクセル技-1STDAY