使いやすい不動産鑑定書をエクセルで簡単に作る方法 -4ページ目

印刷時に文字が途中で切れるのを防ぐ(縮小して全体を表示)

エクセルは、そもそも表計算ソフトなので、ワードなどと違って、文章部分の見たままの印刷が少し苦手です。

その結果、『画面章ではセルの枠内に収まっているのに、印刷するとセルに収まりきらずに文章が途中で途切れていた...』などという残念な事態が多発します。


これを完璧に防ぐのは、正直無理なのですが(特に、行の高さの部分)、セルの書式で縮小して全体を表示を指定しておくと、列幅の部分についてはある程度改善されます。

指定方法は、右クリックで『セルの書式設定』を選択して、『配置』タブ内の『文字制御』の部分で該当箇所にチェックを入れます。

$不動産鑑定士のためのエクセル小技・裏技-SYUKUSYOU



これを指定しておけば、比準表の各種要因等その都度文字数が変わるものについても、文字が途切れることはありません。

逆に、文字が長すぎたりすると、読めないくらい縮小されていたりして唖然とすることもあるんですが...。


とはいうものの、新規に査定表を作ったりする際(特に収益還元関連など)、長い項目名も途切れることが無いように、まずはこの要領でセルの書式設定を行ったうえで、微調整していくのが効率的でしょうね。

縦線の揃わない表を1ページに→図のリンク貼り付け

エクセルで鑑定書や査定表を作る際、結構問題になるのが、レイアウトです。

特に、どのように縦線をそろえるかは、かなり頭を悩ませますよね。


更に、不動産鑑定でエクセルを使う場合の困ったところは、案件によって項目の追加なども十分にありうることです。

せっかく完璧なレイアウトになっているのに、項目の追加を余儀なくされた場合など...泣きそうな気分になってしまうものです。


そんな際に、ちょっと知っておくと便利なエクセルの機能が、『図のリンク貼り付け』です。


【図のリンク貼り付けとは?】

図のリンク貼り付けは、貼り付け元の表を、『図』として別の場所に張り付けられる機能です。

・図なので、拡大・縮小も自由ですし、
・リンクされているので、元の図の数値を変えると、変更が反映されるので、

どうしても縦のレイアウトが合わなくなった場合等に、この機能を使用すれば救われる場面もあると思います。


【エクセル2007の場合】

『図のリンク貼り付け』のやり方は、エクセル2007では、

1.元の図を選択し、コピー
2.貼り付けたいセルをクリックして選択
2.『ホーム』タブの-『貼り付け』-『図』-『図のリンク貼り付け』

という手順になります。

この手順を、動画にまとめてみたので、もしよろしければご参照ください。

※趣味でBGMも付けています。再生開始と同時に音が出ますのでご注意下さい。
※BGMは、著作権フリーの音源を利用しています。




【エクセル2003の場合】

なお、エクセル2003では、この機能は『隠しコマンド』みたいになっていて、

1.2.は同じですが、
3.が、Shiftキーを押しながらメニューバーの『編集』-『図のリンク貼り付け』
になります。

セルの中で改行したい場合(alt+enter)

エクセルで鑑定書を作る場合等で長い文章を打つ場合や、査定表のタイトル行などを作成する際などに、セルの中で改行を行いたい場合があります。

その場合には、改行を入れたい位置で、altキーとenterキーを同時に押せば、改行が挿入されます。


なお、エクセル2003で、セルの書式設定で横位置-『両端揃え』を選択している場合、最後の最後に『alt+enter』の改行を入れた場合、最後の行だけ間延びして表示されるというバグがあります(エクセル2007では改善されています)。

例をあげると、
aaa bbb ccc(alt+enter)
ddd(alt+enter)
とした場合、dddがセル幅いっぱいに広がってしまいます。


ただ、『alt+enter』による改行は、途中で行うことにうまみがあるのであって(上記例でいえば、1番目の方)、最後の最後(2番目の方)は特に必然性はありません。

ですから、このような現象の存在さえ知っていれば、エクセル2003でも特に問題はなく使用可能ですね。