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論理的在宅競馬 ~競馬新聞なしで予想しよう~

一介のサラリーマンが「楽しみながら貯金を増やす」という小さな夢を実現させるため辿り着いた「マスコミ情報は信じずに、論理的に冷静にレースを分析する」という”実直な予想”を公開します。

続いて京都金杯の予想です。


オースミダイドウ
開幕週で最内枠の逃げ。とりあえず買っとけ?


クランエンブレム
前走は引っ掛かって惨敗しただけに距離短縮はプラス。成績を見ると時計の掛かる馬場で負けて時計の速い馬場で勝っている。今回は軽ハンデ、乗り替わり、さらにわざわざ西下するところを見ても面白い存在。


ディアデラノビア
ピークはエリザベス女王杯だったはず。余力と適条件で前走は勝ったがそのおかげで引退が先延ばしに。もはやここで「もう一度ピーク」は無理というもので、あまり飛びつきたくはない。能力や適性だけで言えばもちろん上位。


エイシンドーバー
可もなく不可もなく。


タマモホットプレイ
距離長い


キンシャサノキセキ
掛からずスムーズに走れれば力がある。が、去年のこのレースは1番人気を裏切った。坂を下りながら勢いをつけるような競馬は苦手?


エイシンデピュティ
前走悔しい負け方をした岩田から志願しての騎乗。追い切りも岩田がつけた。金杯出走は「マイル路線は手薄だから」という理由もあるようで、そううまくいくかどうか。昨秋は毎日王冠からの始動で、ピークは過ぎている。


カネトシツヨシオー
前走は強敵相手に0.3秒差と好走。しかし追込みが決まる展開に乗っただけとも思える。鞍上も含め特に強調材料なし。


サクラメガワンダー
昨年は56.5キロで3着。不器用な大とびでトップスピードが速くないために結局届かない競馬が多い。昨年のこのレースの際に陣営は「マイルが一番合う」と言っていたが結局はマイルで結果を出せず終い。人気なら消し。


アルビレオ
05年の京都金杯は2着、06年は3着。条件的には合っており、そろそろポコっと穴をあける頃?


リキッドノーツ
準オープンを勝ったばかりだが55キロとハンデキャッパーには評価が高い。この3年間1秒以上離されて負けたことがないという堅実派。「ここへ来てようやく脚元が固まった」という関係者のコメントは話半分としても、穴として面白そうな存在。
ただしあまり速い上がりは得意でなく、完歩も大きくないので内枠が良かったが・・・。


アドマイヤオーラ
前走は骨折明け、しかも熱発明けながら僅差の3着。ただし直線だけの末脚勝負で結果的に間に合っただけであり(間に合うところはさすがだが)、前走は3ハロンだけ良い脚を使えればよい阪神コース。今回は追込むなら良い脚が4ハロン必要な京都コース。
状態は上向いているとは思うがこのレースを狙って仕上げてくる必要もなく、しかもこの馬場の固い季節に脚元に不安を抱える馬を走らせるのは陣営にとっても怖いはずで、おそらく無理しない乗り方をするはず。


面白そうなのがノーマークでハナに行けそうなオースミダイドウ。過去2年連続して逃げ切りで決まっている京都金杯だけに狙わない手はなさそうです。
もう1頭大穴候補はアルビレオ。近走の成績は無視して突如として穴を開けるタイプですから適条件のここは面白いと思います。年齢的な衰えは・・・わかりません。
あとは条件が好転するクランエンブレム。

能力上位はディアデラノビア、エイシンドーバー、キンシャサノキセキ、エイシンデピュティ、サクラメガワンダー、アドマイヤオーラといったところですが、本気で走るかどうか状況的に疑問があるディアデラノビアとアドマイヤオーラ、そして時計対応ができなさそうなサクラメガワンダーを消して、さらに58キロが厳しそうなエイシンドーバーの評価を下げて、残すのはキンシャサノキセキとエイシンデピュティ。両馬ともに前述のような不安はありますが、相対評価で。

唐突に言いますが、金杯ってのはまともに予想しても当たるレースではありません。
何故って、お正月休みで厩舎がどれだけ馬を管理できてるのか、我々素人にはわかりっこありませんから。

いつも担当している厩務員が正月休みで帰ってて、その間にいつもと違う厩務員が運動させて馬に妙なストレスを与えてるかもしれませんし、調教師が馬主接待旅行に出かけてる間に調教で乗らされてる担当者達もアホらしくてまともに調教してないかもしれません。
マスコミだって(もともと信用してませんけど)正月休みにトレセンに熱心に通って情報収集しているわけがありません。

そんな状況でまともに予想するのは労力の無駄でしょう。

ということで、金杯は「荒れる!」という希望的前提に沿って予想します。当然レートは下げて賭けましょう。


まずは中山金杯。
各馬の適性や状況について、得られた範囲でコメントしておきます。


フサイチホウオー
2000に短縮になるのはプラスであり、前走後雰囲気が変わってきたという話もあるが、、中山芝2000mで最内枠というのはアンカツでも外に出るに出られず脚を余し、ケチのつき始めとなった皐月賞と同じ状況。鮫島Jrではなおさら制御に苦労しそう。


シルクネクサス
長く良い脚を使う持続力勝負向きの馬で、中山2000というイメージは無い。クラブの馬の宿命かどうかは知らないが昨年1月から休み無く使われ、今更ピークに持ってこれるはずがない。今回も掲示板で賞金が加算できればクラブ的には合格点という感じ?


トウショウナイト
前走の1800m+60キロに比べればマシだがまだ今回も好条件ではない。


タイキヴァンベール
なぜいまさら芝へ?


サイレントプライド
表面上は特に評価を下げる理由なし。ただ、よく考えると重賞未勝利。今回のメンバーで重賞を勝っている馬は8頭もおり、その中でこの馬が特別抜けて強い証拠もない。人気なら人気ゆえに消す手か?


アサカディフィート
中山金杯はこれで5回目の出走。04年1着、05年5着、06年2着、07年2着と大得意。もはや下手な理屈をつけるまでもなく、ただ人気が無いことを祈るだけ。


ヒラボクロイヤル
昨秋はなかなかまともに走れていなかっただけに今回狙って見たい気はする。ただしタニノギムレット産駒はとにかく中山が下手。


ヤマニンアラバスタ
加速が鈍いので消極騎乗のヨシトミでは間に合わない。


カオリノーブル
出走してくる意味がわかりません。


センカク
前走は感冒で取り消し。買う理由が思いつかない。


アドマイヤフジ
能力あるが加速が遅く、毎度掲示板止まり。調子は良さそうだが乗り方が難しい。ハンデが何キロであろうと信用し辛い。


グラスボンバー
もっと時計の掛かる馬場の方が得意。


エアシェイディ
中山記念やAJCCで好走はしているが基本的には府中の瞬発力勝負がベスト。中山でも瞬発力勝負になれば上位は狙えるが距離・斤量・外枠・人気を総合して考えるとあまり買いたく無い馬。


トウショウヴォイス
左回りまで待ちましょう。


これという馬がいませんが、人気どころで買いたくないのが重賞未勝利ながら人気を被るサイレントプライド。これを買うなら同じ重賞未勝利ながらサイレントプライドより1キロ軽くて中山実績のあるシルクネクサスの方がお得感が。ただし「勝つイメージ」だけならサイレントプライドですけど。
それととりあえず「中山金杯だから買う」のがアサカディフィート。
あとは普通に考えればアドマイヤフジとエアシェイディですが、「荒れる」ことを前提として考えると、
本来こんなところに出ている場合ではない実力者フサイチホウオーがまともに走った場合と、
久しぶりにまともな条件で走れそうなヒラボクロイヤル(タニノギムレット産駒の中山不得意はかなり不安ですが・・・)
という若い2頭を選択します。

今回は、東西金杯が行われるコースの分析をしてみます。


まずは中山金杯が行われる中山芝2000mコースから。


【中山芝2000mコース】
スタンド前直線からのスタート。1コーナーまでの直線は400mあるが、スタート後200mほどでゴール前の急坂を上る。
1800mと比べると坂までの距離が長く、その分ポジション争いに時間をかけられるために2ハロン目までペースが速くなり、先行馬は楽ができない展開になりやすい。
ゴールを過ぎてから1~2コーナー中間の頂上までは再度急な上り。2コーナーを回ってから向う正面の直線で徐々に下ってくる。ゴール前直線は310mしかないので直線だけの勝負では差しが届きにくく、したがってスパートは早めになるが、3~4コーナーは角度がきついので、全馬スピードに乗っているこの部分で外からマクるというのはよほど力差がないと辛い。よって、後続馬は3コーナーまでに前との差を詰めておく必要がある。
4コーナーはスピードに乗って回ってくるので外を回ってきた馬はさらに外に振られやすく、距離ロスが大きくなる。また、4コーナーを回ってから坂を上るまで100mほどしかないため、短い距離でトップスピードにもっていける加速力を持つ馬が有利。
結論として、このコースに向くタイプは先行馬(もしくは4コーナーまでに先団につけられる馬)で加速力に優れているタイプ。



続いて京都金杯が行われる京都芝1600mコース。


【京都芝1600m外回りコース】
スタートは向こう正面の直線の延長上のポケット。3コーナーまで直線で712m。
3コーナーの手前300mあたりから丘を上り始め、3コーナーを回って急な下りが4コーナー出口まで続く。
4コーナーを回ったところで内回りコースと合流するので最内で包まれていても脚があれば必ず抜け出せる。4コーナーはトップスピードで回るので馬群が外に振られてバラける。
ゴールまでの直線は平坦で約400m。
4コーナーで外に振られても十分差し届く長さがある。
マイル戦はスプリンター寄りでテンの速い馬も出てくるが、下り坂で差し馬も加速がつきやすい上に直線400mをトップスピードで走り続けなくてはならないので、前に行く馬は単なるスプリンターでは厳しくなる。かといって中距離馬では絶対速度的に足りない場合が多く、結局はまさにマイラーが強いコースということができる。

さて、2008年最初の予想は東西金杯から始めます。

まずは両レースの出走メンバーについて、スピード指数を見ていきます。


【中山金杯スピード指数】
Aランク
シルクネクサス、アドマイヤフジ

Bランク
サイレントプライド、アサカディフィート、トウショウヴォイス

Cランク
エアシェイディ


近走の指数が総じて高いのはAランクの2頭。Bランクの馬はAランクの馬よりも指数にムラがあるものの、条件次第でAランクと同レベルの指数を出しています。Cランクのエアシェイディは5走以上前の指数であれば文句なしのトップレベルですが、近走の指数はABランクより少し劣っています。


続いて京都金杯の指数も。

【京都金杯スピード指数】
Aランク
エイシンデピュティ、サクラメガワンダー、エイシンドーバー

Bランク
アドマイヤオーラ、ディアデラノビア

Cランク
キンシャサノキセキ、カネトシツヨシオー、フィールドベアー


ABランクはかなりのハイレベルで、その中でも続けて高い指数を出している3頭をAランク、前走だけ高い2頭をBランクとしました。
CランクはABランクとは少し差がありますから、中心はABランクの5頭から選ぶべきでしょう。


高校時代から後楽園ウインズに通い詰め、早稲田大学入学と同時にオリジナルスピード指数による必勝方程式の確立に取り組み、それをベースに血統研究、固体分析等を重ね、某中堅企業に入社後も法務部門で鍛えた理論整理法を織り交ぜて現在に至る我が馬券法はズバリ・・・「必勝法など存在しない!1レース毎にできる限り多くの情報を集め、あらゆるファクターを総合的に勘案して判断すべし!結論が見えなければ買うな!」です。

そして、私が勘案する主なファクターとは、次の4つです。

(1)スピード指数
各馬の過去の走破タイムを馬場状態、コース形態等を加味して客観的な指数化したいわゆる”スピード指数”が最も正解に近いモノサシだと思っています。ただし、指数というのはあくまでも過去の結果ですし、これから行われるレースでその馬がどのような指数を出せるかはコース適性や馬の調子や勝負度合い、騎手の巧拙等によって違ってきますから、これだけで予想するというのは無理といわざるを得ません。ただし、出走メンバーの指数を見れば、「1頭だけ指数が抜けているので軸にできそうだ」とか「低レベルで同じような指数の馬がたくさんいるので難解」など、大雑把な能力比較はできますので、馬券をどうやって買うのが(もしくは買わないのが)効率的なのかということは見やすくなると思いますので、そういう意味でスピード指数を使います。基本的にはフリーソフト「TARGET」によって指数を出しています。

(2)コース適性
日本にある10の競馬場は当然ながら直線の長さもコーナーの角度も坂の位置もバラバラです。そしてそこを走る馬も体型、脚の長さ、気性、利き脚、蹄の形などバラバラで、それぞれ最も力を発揮できるコースというのは何かしら理由があり、完全にとはいきませんがある程度は理論的に説明がつくはずです。ですから、”その馬”はどんな馬なのか、たとえば「完歩が広いから加速が遅く、勝負どころに坂がある府中はどうしても差し遅れる」とか「脚を回し続ける能力は高いけど完歩が狭いから絶対的速度に限界があるので時計のかかる洋芝(札幌・函館)の方が他馬との差が縮まる」とかいう特徴を知ることによって、過去の結果であるスピード指数に理論的な予測を加えることが可能となります。ただし、あるコースでそのコースに適性の高い条件馬と適性の低いG1馬が対戦した場合、普通に走ればG1馬の方が勝つでしょう。つまり、適性に気をとられすぎて能力比較を疎かにしてしまっては元も子もないわけです。適性で能力差を逆転できるのか、それとも能力が適性を凌駕するのか、そこを見極めるのはあくまで自分の”経験に基づく勘”ということになります。

(3)騎手
走るのは馬ですが、全馬(とは言いませんが)がある場所(=ゴール板)を先頭で通過しようと駆け引きしながら全力で駆けてくるわけですから、当然ただ走ってきただけで1着になることはまずありません。よほど能力が抜けていれば別ですが。となれば、どこで仕掛けるか、内を突くか外を回すか、どう乗ればその馬の長所を生かせるのか、などの判断力・戦略力が優れた騎手が乗っているほど先頭ゴールインに近づく可能性が高くなるのは当然です。逆に言うと、判断ミスによって前が壁になる、馬場の悪いところを通らされる、差し遅れる等のリスクが生じる可能性も低くなります。また、騎手にもそれぞれ特徴があります。先行してナンボの騎手、無難に乗りすぎて大レースには勝てない騎手、いい馬が回ってこないけど腕は確かな騎手など、数字だけではわからない特徴がありますから、これもレース毎に馬の能力に加味して考える必要があるでしょう。

(4)陣営の勝負度合い
競走馬は1年中ピークを維持することはできません。したがって、目標でないレースに万全の状態では出てきません。ピークの状態でなくてもソコソコは走れるでしょうが、能力が拮抗している場合にはそこを目標に仕上げた馬と目標がもっと先にある馬とでは前者の方が勝ち負けの確率が高いのは当然でしょう。また、レースを使う理由にも「狙っているレースまで休ませると仕上げが難しいので調教代わりに使うだけ」とか「芝を使いたかったのに除外されてダートに使うことになった」とか「次走のハンデを軽くするためにわざと惨敗する」とか、様々です。各馬について、どのような思惑でそのレースに出走するかという情報をできるだけ多く掴んでいれば、余計な買い目を増やす必要もありませんし、面白い穴馬を見つけることができるかもしれません。勝負度合いについての情報はなかなか漏れて来ませんが、状況証拠によって推測できることもありますから、出来る限り情報収集するようにしています。

これらのファクターを検討した結果、ある程度自身をもてる結論が導き出せ、しかもそれなりに妙味があるなら買えば良いと思います。我ながら馬券下手なので、どう買うかは皆様にお任せしますが、余計な馬券を買わないための情報提供をしていこうと思いますので、皆様の馬券力向上の一助となれば幸いです。(そして、自分自身の馬券力向上を何よりの目標としています。)