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明日の京都は午後から雪になるようですね。どれだけ降るのか、どれだけ馬場に影響があるのかが全く読めません。
とりあえず、「それほど雪の影響なし」という状態を前提として予想します。
まず、昨日有力馬としてピックアップしたのがトウカイエリート、トウカイワイルド、アドマイヤジュピタ、アドマイヤモナーク、マキハタサイボーグ、ヒラボクロイヤルの6頭ですが、これに加えてトウショウパワーズの評価を上げたいと思います。
トウショウパワーズの前走である万葉Sでは直線に入って最内からいったん抜け出し、勝ったかと思った最後の最後で人気馬3頭に交わされて4着。しかし、上位3頭はそれぞれ上がり33.9~34.1秒というキレを発揮して後方から差してきたものであり、しかも3000mという距離においてはトウショウパワーズよりも適性があると思われる馬達でした。
今回、2400mに距離が短縮され、しかもキレの必要のない馬場と展開が予想されるということになれば、トウショウパワーズの逆転は十分に可能なのではないかという推測です。
中心視するのはとりあえずアドマイヤジュピタ。前回書いたようにどちらかと言えば加速力勝負に適性のある馬だとは思いますが、それでも現実として上がりの掛かったアルゼンチン共和国杯も高い指数で勝っていますし京都コースにも実績がありますし、脚質や実績からして上位争いする可能性が最も高い、無難な馬として一応の中心とします。
もう1頭はトウカイエリート。昨年のこのレースは惜しい2着。距離不足の前走を一叩きしてきっちり雪辱を果たすべく照準を合わせてきたようです。
連候補には昨年の勝ち馬トウカイワイルド、条件好転のヒラボクロイヤル、キレは全く無いもののスタミナがありコースも得意のマキハタサイボーグ。
アドマイヤモナークはアンカツ騎乗というだけで怖いのですが、後方からの直線勝負という注文がつくことや、結局のところ重賞は七夕賞2着が精一杯というところを考えると、この馬の追込みが届く可能性よりも他の馬が勝ち負けする可能性に賭ける方がより確実だと思い、評価を下げます。

日経新春杯が「上がりのかかる持続力勝負」のレースになりやすいことを頭に入れて、適性のある馬を探してみましょう。
まず、昨年の1、2着馬であるトウカイワイルド、トウカイエリートの適性はわざわざ証明する必要もないでしょう。両馬とも5番人気、4番人気でしたから他が弱かったというわけでもないと思います。
さらに、この2頭は1走前のオリオンステークスでも1、2着ですから、この点からも適性が良く似ていると考えて良いと思います。
ダークメッセージは昨年トウカイエリートと頭差の3着ですからこれも基本的には適性アリなんだと思いますが、昨年は軽量50キロだっただけに即OKというわけにいきません。
前述のとおり、昨年の1、2着馬の前走がオリオンステークスであり、そのオリオンステークスでも順位が入れ替わりつつも1、2着しているわけですから、オリオンステークス自体が日経新春杯で求められる適性が似ているレースと言えるのかもしれないという観点で考えると、昨年のオリオンステークスでコンマ2秒差の4着止まりだったダークメッセージはやはり適性も能力も少し足りないのかなという気がします。もちろん、鞍上武豊という点でプラス要素はあると思いますが。
トップハンデのアドマイヤジュピタは前走のアルゼンチン共和国杯で上がりのかかる持続力勝負を制しました。
アルゼンチン共和国杯のレベルがどうだったかは別として、淀みない流れを2番手で追走してそのまま押し切ったことは素直に評価できると思います。
胴が短く走法も高速クルージングができるような走りではないので本来の京都芝コースは速度不足の可能性がありますが、今の時計の掛かる京都芝コースであればむしろ合うように思います。
骨折により脚のボルトが入っている馬ですからこの寒い時期に無理させることもないでしょうし、どれだけ走れる状態で出てくるかというのが一番の問題でしょう。
アドマイヤモナークは当コース7戦3勝2着1回と相性の良いコース。ここしばらくは上がり勝負だったり連闘だったり距離が長かったりで、なかなか力を発揮する場が与えられていないように思います。
それだけに、本来の実力がわからないところもありますが、アンカツが昨年勝ったトウカイワイルドを同じエージェントグループである川田君に譲り、自分がアドマイヤモナークに乗るという”状況”からして、それなりに力はあるのだと思います。
アマノブレイブリーは前2走のスピード指数が高く、Bグループの筆頭に上げていましたが、06年のオリオンステークス、つまりトウカイトリック、トウカイワイルドという日経新春杯に適性のある2頭が勝ち負けしたレースで11着に惨敗しています。それ以外のレースを見ても、今回評価すべき材料もありませんし、そもそも1600万条件も勝っていない馬ですから、これは軽視します。
同じく06年オリオンステークスで8着に敗れているマキハタサイボーグですが、こちらの方は当コース3勝2着1回と得意としています。さらに昨年の日経新春杯でコンマ3秒差の5着、同コースの烏丸Sで1600万条件を勝ち、同コースながら適性が違う京都大賞典でキレ負けし(好材料)、ステイヤーズで重賞勝ちと、それなりに成長しています。
父メジロブライトも日経新春杯を勝っていますし、この馬は残しても良いように思っています。
オースミグラスワンは同コースの松籟Sでアドマイヤモナークを破っていますが、基本的には距離が長そうです。後方から大外を回して直線だけの競馬という乗り方になると思いますので、スローペースになりそうな今回はこの馬のキレでは届かないように思いますがどうでしょうか。
ヒラボクロイヤルの昨秋はダービー(上がり勝負は×)、神戸新聞杯(インフルエンザの影響で調教不足)、菊花賞(距離長い)、JC(相手強い&不利)と力を発揮できませんでした。今年は金杯で穴として期待してみましたが、やはり大トビのタニノギムレット産駒に中山芝2000mコースは力を出せる舞台ではなかったようで、今回はようやく力が出せる環境が整っているように思います。ただし、力を発揮したところでその能力がここで勝ち負けできるレベルかどうかは不明なわけで、あくまで期待値という話になります。
その他ピックアップするとすれば、昨年の松籟Sでマキハタサイボーグを破ったトウショウパワーズ。いったん障害レースを使った意味がよくわかりませんが、脚は長くて腰が甘いこの馬にとって当コースはピッタリのように思います。
状態次第では穴として面白いと思います。
あとは枠や土曜日の芝の状況を見てから最終見解を出しますが、今のところ有力視しているのはトウカイエリート、トウカイワイルド、アドマイヤジュピタ、アドマイヤモナーク、マキハタサイボーグ、ヒラボクロイヤル。
先週のガーネットステークスもそうでしたが、日経新春杯も昨年の1、2着馬が出走してきています。
したがって、適性があることがわかっているこの2頭を基準として、能力、適性、調子等で上回る可能性がありそうな馬を探していきましょう。
まず、日経新春杯というのはどういうレースになるのでしょうか。同じコースで秋に行われる京都大賞典と比較してみましょう。
2007年1月 日経新春杯
12.5-11.2-11.0-13.0-12.8-13.0-13.8-12.8-11.7-11.7-11.6-12.3
勝ち時計2分27秒4、レース上がり35.6、最速上がり35.1
2006年1月 日経新春杯
12.6-10.9-11.3-12.7-12.4-12.5-12.7-12.7-12.2-11.7-12.0-12.6
勝ち時計2分26秒3、レース上がり36.3、最速上がり35.1
2005年1月 日経新春杯
13.0-12.2-12.2-13.8-12.9-12.9-13.2-12.9-11.8-11.5-10.8-11.8
勝ち時計2分29秒0、レース上がり34.1、最速上がり33.6
2004年1月 日経新春杯
12.8-11.2-11.4-12.3-12.1-12.3-12.7-12.5-12.1-11.6-11.8-11.7
勝ち時計2分24秒5、レース上がり35.1、最速上がり34.7
2007年10月 京都大賞典
13.1-11.5-11.7-12.6-12.5-12.4-12.7-12.7-11.6-11.4-11.1-11.5
勝ち時計2分24秒8、レース上がり34.0、最速上がり33.4
2006年10月 京都大賞典
13.0-11.8-11.8-13.7-13.8-13.7-14.0-13.9-12.5-10.9-11.1-11.3
勝ち時計2分31秒5、レース上がり32.8、最速上がり33.1
2005年10月 京都大賞典
12.9-11.8-12.4-12.6-12.6-12.3-12.4-12.4-11.8-11.6-10.8-11.8
勝ち時計2分25秒4、レース上がり34.2、最速上がり33.7
2004年10月 京都大賞典
12.9-11.4-11.5-12.6-12.7-12.8-12.8-12.6-11.6-11.5-11.4-11.4
勝ち時計2分25秒2、レース上がり34.3、最速上がり33.7
比較してわかりやすいのは、京都大賞典が全てレースの上がりが34秒台前半未満&最速上がり33秒台という相当に上がりの速いレースになっているのに対し、日経新春杯は2005年を除いて全て35秒以上&最速上がり34秒以上という上がりのかかるレースになっています。
原因の1つとして、出走しているメンバーのレベルが違うというのもあるとは思いますが、最も大きいのは馬場状態でしょう。
京都大賞典の行われる時期というのは、5月から10月まで馬場を使わずに休ませた後の開幕週2日目。芝は絶好の状態で相当のスピード勝負になります。
これに対して日経新春杯が行われるのは、10月から11月まで2ヶ月間馬場を使った後に、12月だけ休んで再び1月から使い始める開催の5日目。すでに馬場も痛んできており、雨や雪の影響も受け、時計の掛かる馬場になっています。
以上から、週初めの京都芝2400m分析では、高速クルージングのできる馬が有利で上がりも速い競馬になるコースというようなことを書きましたが、これはあくまで1年を通した一般論であり、日経新春杯に限って考えると、絶対速度は無くても最後までバテない持続力が必要と考えた方が良さそうです。
これを踏まえた上で、どの馬が適性が高いのかを明日以降に検討していきます。
京成杯のスピード指数も出しておきましょう。
3歳の今の時期はレース慣れしたり成長したりで前走とガラッと違う競馬を見せることが多々ありますからスピード指数を出してもあまり頼らない方が良いと思いますが、何も指標が無いよりは良いと思いますので参考に出しておきます。
【京成杯スピード指数】
Aグループ
マイネルチャールズ
Bグループ
マイネルファルケ、ダンツウィニング、アイティトップ、リトルアマポーラ、ランチボックス
Cグループ
ドットコム、ベンチャーナイン、マイネルジュレップ、ショウナンアクロス、リネンホーク
マイネルチャールズの指数が特別高いわけではなく、唯一2走続けて高い指数を出していたのでAランクにしました。
BグループとCグループは少し差がありますが、多くの馬が1走ごとに大きく指数を伸ばしてきていますからピックアップしなかった馬でも十分チャンスはありそうです。