キングギドラ
日本のHIPHOPグループ。1993年に結成。
今回はアーティストについてです。
近年、HIPHOPはファッションもさることながら、随分と皆様の身近な存在になったのではないでしょうか。
そんな日本のHIPHOP界の重鎮とも言えるべきグループを紹介します。
まずメンバーは3人。
DJ OASIS(ディジェー・オアシス)
主に回してます。たまにMCもします。
K DUB SHINE(ケー・ダブ・シャイン)
リーダーです。幅広く活動してます。平井賢とFeat.したことも。
社会意識の高いラップ内容で多くの支持を得ています。
ZEEBRA(ジブラ)本名 坂倉英之(さかくら ひでゆき)
グループ1の稼ぎ頭です。エンパイアステートビルを買収した事もある買収王横井英樹の外孫にあたります。
20歳の頃にいわゆる出来ちゃった結婚をし、ふたりの息子(ケント・錬)を授かるもすぐに離婚。
現在の妻は元モデルの中林美和 。
現在の妻との間にふたりの娘(花音・莉茉)がおり、4人の子供の父でもあります。
結婚前は夕食は必ず子供と食べるという家訓を持っており、夜6時~10時の間は働かなかったそうです。
こんなハードなメンバーで構成されています。
ZEEBRAの説明が多いのはそれだけ世間の認知が高い人物という事でご勘弁を…。
さてそんなキングギドラですが、デビューアルバムでライミング、メッセージ性、社会意識の高さ、ライヴパフォーマンスが話題を呼びます。その後、シングル、アルバム、ビデオ各1部を残して活動停止。
それぞれがソロ活動に移りました。
その後Dragon AshやRIP SLYMEなどの登場によりメロディアスなHIPHOP(細かくわけるとミクスチャー)が世間に受けだしたころに、Dragon AshがゲストにZEEBRAとACOを招いて作られた曲「Grateful Days」が大ヒットしました。
「俺は東京生まれ、HIPHOP育ち」
このフレーズは一度聴いた者の心に長く残ったでしょう。
この曲によりZEEBRAの世間の認知度も大幅にアップ。その後にZEEBRAが出した「Mr.DYNAMITE」の売り上げも鰻上りになりました。
その後KICK THE CAN CREWなどの登場によってHIPHOPの認知度も高まりだした頃に、キングギドラを6年ぶりに再結成(2002年)。幕開けとして「UNSTOPPABLE」「F.F.B.」を二枚同時リリース。
しかし…「UNSTOPPABLE」の収録曲「ドライブバイ」での歌詞に「ヤワなラップをする者」として比喩した言葉が、同性愛者を蔑視していると市民団体が抗議、さらに「F.F.B.」もHIV患者への偏見があると抗議され、両シングル共に発売停止へ。
そんな事があっても臆することなくアメリカ同時多発テロを問題に取り上げた「911」をリリース。
同年に発売したアルバムの1曲目「最終兵器」では開始5秒で発売停止問題への納得のいかなさを爆発させています。
その他にもアルバムの3曲目の「公開処刑」ではDragon Ash,KICK THE CAN CREW,RIP SLYMEを批判した内容の曲をリリースしました。
このアルバム以降、各々のソロ以外での目立った活動は見られていません。
HIPHOPの本場アメリカではHIPHOPアーティストが起こす問題は数多くあり、時にはそのアーティストが死ぬこともあります。そういった意味では日本のHIPHOPシーンも向こうに近づいてきたと言えるかもしれません。
最後に日本のHIPHOPについて少々。
日本のHIPHOP界では「HIPHOPはアングラ(underground)でなくてはいけない」というのが昔からの常識です。
しかし、ZEEBRAはこの考えが日本のHIPHOP界の足かせになっていると考えている珍しいHIPHOPERで
バラエティ番組やお笑い番組にも積極的に参加しています。
「俺はもうこれ以上ないってくらい、HIPHOPをメジャーにする」(ZEEBRA談)
これからのHIPHOPシーンは色々な意味で目が離せないものになっていくでしょう。
今回は「キングギドラと日本のHIPHOP」でした。
