「ちくわぶを死亡寸前にしたいのに」に続く、わぶろぐ第153弾です。
ここ最近、ちくわぶを死亡寸前にすることにうつつをぬかしていたので、ブログにするのが後回しになってしまいました。
12/7(火)の会社帰りに、王子駅で途中下車して「平澤かまぼこ」に寄った時のことです。
例年であればこの時期、「平澤かまぼこ」はいつも満員で、ふらっと寄って入れることはまず無いのですが、コロナ禍の影響で、最近は比較的空いています。
それでもこの日は、カウンターがほぼ一杯だったので、その裏の壁に面した奥行約20cmのカウンターでおでんをいただくことになりました。
まずは当然のちくわぶに合わせるのはこぶとあつあげです。
ここのおでんは、だしが最高に美味しいので、ネタは比較的シンプルなものを選ぶんです。
そして、地元東京都北区の地酒、丸真正宗を冷やでいただきます。
この組み合わせが最高なんですよねー。
東京都北区赤羽にある「丸健水産」というおでんの名店では、カップ酒を少し残して、そこにおでんのだしを50円で入れてくれる「だし割り」というサービスがあります。
実は「平澤かまぼこ」でもこの「だし割り」を楽しむことが出来るのですが、こちらではお願いすればタダでだしを追加してくれるのです。
まあ、50円かタダかの違いではなく、並んだりすることなくふらっと寄れること、そしておでんの味が抜群に美味しいことから、私は「平澤かまぼこ」を決定的に優先しているのです。
そしてこの日も「だし割りをいただこう」と思った時に、ふと思い出しました。
この店の煮こごりは、これまた最高に美味しいのです。
煮こごりを日本酒のだし割りと合わせたら、それこそ至極の悦びではないか、と思い付いてしまったのです。
そしてまずは煮こごりを追加。350円です。
この店の煮ごこりがどう美味いのかと言うと、もちろん味付けにもワザがあるのでしょうが、何と言っても、その滑らかさ、舌の上に載せた時のとろけ感が抜群なのです。
先日、それなりに人気の居酒屋で煮こごりを頼んでみて再認識したのですが、この店の煮こごりは、それこそレベルが全然違います。
煮こごりがお好きな方は、一度この店の煮こごりを食べてみていただければ、私の言っていることがリアルにお判りになると思います。
そして、少し残した日本酒をだし割りにしていただきます。
煮こごりを口に含んで、日本酒のだし割りでそれを追いかける。
酒飲みの方であれば、その醍醐味を十分イメージしていただけると思いますが、この店でそれをやれば、想像の一段、二段上の感動を味わっていただけるはずです。
そして、おでんも少しだけ追加します。
ちくわぶリピートともちぶくろです。
もちぶくろは250円と私に取っては少々ブルジョワなネタではありますが、煮こごり+日本酒のだし割りで醸し出された幸福感を損なわないように、敢えて奮発しました。
さらに、煮こごりを口に含んで、熱々のちくわぶで追いかける「煮こごりちくわぶ」のワザも編み出しました。
そして、丸真正宗の冷やをもう一杯いただいて、この日は失礼します。
滞在時間は20分ほどでしたでしょうか。
何度も言いますが、こういうお店は回転が命です。さくっと食べて、さくっと上がってあげるようにしましょーねー。
おしまい