「ちくわぶの日は赤羽で」に続く、わぶろぐ第148弾です。
4/18の「ちくわぶナイトに初参加」以降、私のわぶろぐはすべて「赤羽わぶまつり」をメインとした丸山店長のイベント関連のものばかりでした。
つまり、それ以外には、ほとんどちくわぶを食べていなかったのです。
暑い時期に適した「ちくわぶ薄切り冷やし」などのレパートリーもあるのですが、なんとなく作る機会が無かったのです。
私の家では、おでん以外のオリジナルのちくわぶ料理を食べるのは私一人だけです。
そして、ちくわぶを1本使って「ちくわぶ薄切り冷やし」を作ると、それなりの量が出来るので、なかなか1回で食べ切ることが出来ないのです。
なので、その間、ちくわぶを購入することもありませんでした。
そんな中、10月に入って緊急事態宣言が解除されたため、それまで行けなかったお店に足を運ぶようになりました。
神田の「テング酒場」、赤羽の「まるよし」、「串カツ田中」などです。
そしてふと、王子の「平澤かまぼこ」にも行ってやらねばならないじゃないか、と思い当たりました。
10/19(火)の会社帰りに王子で途中下車します。
「平澤かまぼこ」のカウンター席はほぼいっぱいくらいでしたが、ちょうど上がるお客さんもいて、良いタイミングで入ることが出来ました。
「平澤かまぼこ」については、下のブログで詳しく紹介しています。
ネパール人の店長、ラマ・プスカルさんが仕込むおでんが実に最高なのです。
私も、子供の頃は、もっと茶色い色の付いた、醤油味ベースのおでんに慣れ親しんでいたのですが、この店のだしベースのおでんを食べてから、その味を目指すようになりました。
そして、ちくわぶも、この美味しいだしが染み込むことで、凄く美味しく仕上がるのです。
私は、この店でも「さっと食べてさっと出る」ことをモットーとしています。
回転率が命のようなお店なのですから、お客さんもそれを理解して協力してあげるべきだと思うのです。
以前はもっとぎゅうぎゅうに詰め込まれた時もありましたが、現在のキャパはせいぜい一度に10人です。一人客ならば、せいぜい20分で入れ替わってあげるのが礼儀だと思っています。
そして、地元北区赤羽の日本酒である「丸真正宗」の冷やと、ちくわぶ、大根、厚揚げを注文します。
おお。ちくわぶよ。久し振りじゃないか。
美味そうにもっちりと汁を吸っているじゃないか。
すんだ感じのだしであることが判るでしょう。
私は、中に少し粉っぽい部分が残った、コシのあるちくわぶも好きなのですが、この店のちくわぶは、良く味が染みていて柔らかく、それでいて煮崩れしていないところがスゴイのです。
と言うか、ネパール人なのに、これだけハイレベルなおでんを仕込める時点で、すでに感服なのですが。
大根も厚揚げも美味しい汁の味で、ばっちりと仕上がっています。
これらを食べ終えて、もう少し追加します。
紅しょうが天と、もちろんちくわぶもお替りします。
紅しょうが天は、さつま揚げに紅しょうがが練りこまれたものです。
練り物類は、北区神谷にある「平澤蒲鉾店」で仕込まれたものです。
ただ、正直なところ、最近ちょっと練り物の味が落ちて来てるような。。
以前のような、これぞすり身の旨さ!という印象が薄れているような気がするのです。。私の気のせいだといいのですが。。
そして、丸真正宗もお替りします。
ちなみに、このお店は、注文都度の現金支払いです。私はいつも2回くらいで注文を済ませるようにしています。
この日も、これで上がりました。
ちょっと少ないように感じられるかも知れませんが、もう年寄りなので、この位で丁度良いのです。
とにかくこの「平澤かまぼこ」、他の地方から東京に来た人にちくわぶを食わせるのであれば、この店以上に適したところは無いと思います。
立ち飲みの雰囲気なども含めて、他に無いような味と味わい、両方が楽しめるお店です。
同じ北区の赤羽にある「丸健水産」もアリなのですが、お客さんが並んでいて、一回で注文を済ませなければならないなど、気軽に使いづらいところがあります。
勿論、東京在住の方にもお勧めです。浅草の「大多福」などの高級なおでんもいいのですが、この店のリーズナブルさと美味さを知ったら、ちょっと驚くと思います。
この店に行かずして、「東京のおでん」を語ることは出来ませんよ。
おしまい