わぶろぐ一覧。(このブログは過去の再投稿です)
江戸の昔より、ちくわぶとカレーは犬猿の仲でした。
おでんにはカレーボールがありますので、傍目から見ると案外仲が良さそうなのですが、「あいつが入ると汁がカレー味になっちまっていけねえ。我がつええんだ」とちくわぶはいつもぶーたれていたものです。
カレーはカレーで「おれなんか3大ライスの一角を担っているのに、ちくわぶなんておでんの中の脇役じゃねえか」とちくわぶを蔑んでいました。
そんな二人が、今回、丸山店長の執り成しで、仲直りすることになったと聞き、それを祝して「ちくわぶカレーうどん」の作成に挑んだ、という訳です。
使用するのは、今回も川口屋製、コモディイイダのちくわぶです。
これを二枚に卸し、それぞれを縦半分に、さらに縦半分に、と8本に切り分けます。
ちくわぶには8本を角がありますので、角ごとに切り分ける感じです。
そして、千代の一番でだしを取ります。
研究の結果見切った350ccの水にだし袋をひとつ入れてちょっと長めに煮出します。
これでそのまま飲んでも美味しいくらいのだしが出来ます。
ここに、8本に切り分けたちくわぶを入れます。
そのままだとはみ出てしまうと思い、パスタを茹でるような感覚で、曲げながら投入しようとしたのですが、半数位は途中で折れてしまいました。
茹でる前のちくわぶは案外柔軟性が無く、折れやすいということを、この歳になって初めて知りました。宇宙の神秘は計り知れません。
千代の一番だしで柔らかくなるまで煮込みます。
カレーはレトルトの安いやつを使用。この辺りにはなるべく手をかけないのが私の拘りです。
カレーを追加し、少し味が染みる程度煮込んでから、水解き片栗粉でとろみを付けます。
予想外に、嫁さんも息子も少しづつ食べる、と言うので、取り分けました。
完成ーー!!わぶカレーうどん!!
味は全く予想通り、見た目通り。だしをしっかり取ったので、汁的には結構美味しいです。
途中でとろけるチーズを載せてチンしてみたのですが、それもあり。
ただこちらも、うどんの替りにちくわぶを使うメリットがいまいち。。。
8本への分割はちょっと太すぎたような感じもしました。
さらにもう半分にすれば良かったかなあ。こっちはもうちっと茹でても良かったかも。。
丸山店長は、不揃いに切っても楽しいとおしゃっておられますので、これも再チャレンジですね。
おしまい