わぶろぐ一覧。(このブログは過去の再投稿です)
 
ちくわぶらぶ」「ちくわぶの世界」に続く、わぶろぐ第3弾です。
 
この後のちくわぶ関係のブログのタイトルをどうしていくべきか、少々迷走しそうです。
 
まだまだたくさん書きたいネタが残っているし。
 
私が参画しているちくわぶ愛好部では、「美味しいおでんのちくわぶ」を食べるためには、どうすればいいかというテーマで、不定期に会合を行っています。
 
今回は、2019/11/24に開催された「ちくわぶの世界 発売記念イベント」で購入した、川口屋さんの「東京ちくわぶ」と「おでん屋さんのちくわぶ」の食べ比べがメインテーマとなりました。
 
 
さらに、部会の長年のテーマである「ちくわぶに合う美味しいだしはどのように入手、制作すればよいか」についても少し堀り下げてみました。
 
最近では、紀文のおでん汁の素を使用しており、これを使うと一定ラインをキープした品質のだしを得ることができます。
 
ただ、それでは王子駅前の「平澤かまぼこ」さんのおでんの汁には、遠く及ばないのです。
 
「平澤かまぼこ」さんのおでんの汁は比較的澄んでいて色味は薄いものの、しっかりとした旨味があります。
 
何がどう足りないのか、並べて飲み比べてみてもなかなか判らないのですが、明らかな差があるのです。
 
今回は、赤羽にある「平澤蒲鉾店」さんで練り物を買って、ちくわぶをより一層引き立てていただくお手伝いをしていただきました。
 
近くの「イオン」に車を止めて、昼過ぎに行ってみたのですが、ガーン!まだ開店していませんでした!
そうだ!この店、開店するの遅いんだった!
 
 
以前にも一度やらかしていたことを、この時になって思い出しました。
 
ただ、「イオン」に行ったことは無駄ではなく、以前に「美味しいおでんのだし」で検索して、買ってみようと思っていた「千代の一番」というだしが売っていたのです。
 
 
今回は、「紀文おでん汁の素」と「千代の一番」ベースで、二種類のだしでおでんを作ってみることにしました。
 
 
さらに、ちくわぶも「東京ちくわぶ」と「おでん屋さんのちくわぶ」の二種類がありますので、組み合わせで4通りのちくわぶが楽しめるという訳です。
 
まず、ちくわぶのカットから。
 
二種類のちくわぶを見分けられるように、最初から半分にカットされている「東京ちくわぶ」の方はさらにそれぞれを半分にカット。
 
 
丸山店長のちくわぶを参考にして、いつもより角度を深く付け、穴が大きくなるように切ってみました。
 
一方、「おでん屋さんのちくわぶ」については、識別可能となるように6個に切り分けます。
 
 
角度は「東京ちくわぶ」に合わせてみました。
 
カットした時点では「おでん屋さんのちくわぶ」の方がコシがあって固いように感じました。
 
穴も潰れているでしょ。
 
両方のちくわぶを下茹でしてから、大根と一緒にまずは「紀文おでん汁の素」の方で一度炊きます。
 
 
「紀文おでん汁の素」の瓶には、おでんの場合、20倍の水で希釈する、と書かれていますが、経験的にはこれでは薄すぎます。
 
 
13~15倍の水で薄めてみて、味見をして濃いようであれば薄めていくとよいでしょう。
 
「千代の一番」の方は、使うのは初めてで、味を決めるのに時間がかかるだろうと思ったので、まず一回目の炊きは紀文に任せることにしたのです。
 
ここまで仕込んでから、夕方、再度「平澤蒲鉾店」にリベンジし、無事しょうが天、さつま揚げ、揚げボール、チーズ巻きをゲットしました。
 
 
家に戻って、「千代の一番」の研究です。
 
袋の裏には、「おでんの場合は、600ccの水に対してだし一袋を使う」と書かれていたので、その通りにやってみました。
 
確かに、いいだしは出ているのですが、明らかにおでんを炊くには薄い。
 
そこで、ここに「比内地鶏つゆ」を少し加えてみることにしました。
 
 
少し醤油系の味が出て悪くは無いのですが、やはりおでんを炊くには違う感じ。
 
次に水600ccに対してだしを2袋入れてだしを取ってみました。
 
すると、これはさっきと全然違ってむしろ濃すぎる感じ。
 
塩辛さもでてくることが判りました。
 
結果的にさきほど作った薄いだし+比内地鶏つゆと、濃いだしを合わせて二種類目のだしにすることにしました。
 
その後の研究の成果で、「千代の一番」は300ccでも400ccでもなく、350ccの水に対して一袋を使うのが最適であることまでは見切りました。
 
これをベースとして、「平澤かまぼこ」に近づけるかどうかをトライしようと思っています。
 
翌日の午前中、うずらのゆで玉子、昆布、白滝を加えてもう一度炊きます。
 
この時、二種類目のだしのほうにも、ちくわぶと大根を移しました。
 
こちらが「紀文おでん汁の素」ベース。
 
 
こちらが、「千代の一番」+比内地鶏つゆベースです。
 
 
さらに夕方まで冷まして味を染ませ、夕食前に練り物類を入れて炊き上げます。
 
 
こちらが「紀文おでんだしの素」バージョンです。
 
 
結構いい感じで仕上がりました。
 
ただ、「東京ちくわぶ」と「おでん屋さんのちくわぶ」の違いは、正直なところ判らず。。
 
どっちも美味しいんですが。
 
1回目の炊きの後、2回目の炊きの後であれば、もっと違いが判ったんではないかなーと予想しています。
 
次回は、もう少しコシを残す炊き方で比べてみようと思います。
 
そしてこちらは「千代の一番」+比内地鶏つゆバージョン。
 
 
 
紀文より少しだけ色が濃い目です。
 
これはこれで悪くないんですが、比内地鶏つゆは入れないほうが良かったかなあ。
 
おでんとは違うものの感じになってしまうようです。
 
そんなこんなで、今回の部会は、進歩はあったものの「まだまだ平澤かまぼこの味には追い付けない」ことが明らかになる結果となりました。
 
切磋琢磨するよー。
 
ちくわぶって、ホントに奥が深いでしょ?
 
おしまい