![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
こんな時間の高幡不動尊さんは初めてかも!
ライトアップが綺麗でした。
有り難いお護摩の前の御法話。
年明け早々からの災害や事故など、
今は何も直接の手立てがないけれど、
これから始まるであろう復興への募金、物資の提供など、
自分ができることをする準備をしておく。
また、自身の備えも怠らず、
今は、手をあわせて、無事を祈ること。
祈りなら、届けることができます。
というお話から始まりました。
辰年ということもあり、
龍の話もありました。
逆鱗って分かりますか?
逆鱗に触れるっていいますよね?
触るとあかんということですが、
じゃあ、逆鱗ってどこにあるか分かりますか?
この逆鱗というのは、龍にあるんです。
龍の喉の下あたりにあるそうですよ。
絶対に触れてはいけない場所。
そこに触れたら、怒りで暴れるらしいのです。
私たちは、触れたらあかんものにふれたのかもしれませんね。
なんて。考えてしまいます。
高幡不動尊さんには二体のお不動様がいらっしゃいますが、
お参りの仕方というのがありまして。
不動堂でお不動様を拝んだら、
裏の奥の院のお不動様にもご挨拶をしてくださいね。
このお不動様。真言密教の得意分野であるお護摩のときに、
みなさんの祈願を炎でお不動様にお届けするのですが、
お不動様を日本に連れて来られたのは、
弘法大師空海さま。なんですよ。
唐という国に、
命懸けで箱舟と言われる四角い船に乗って
有り難いお経をもらいに渡られたお大師さま。
四角い箱型ですから、
波を受けて、行く方向も定められないくらい大変だったので、
行くも帰るも命懸けだったんですね。
今のように舳先が斜めになっていなかった。
慧果和尚から、香木をいただき、
香木でお不動様を彫って船に乗せて日本まで帰りなさい。
と言われて
お不動様を彫ったところ、
波が左右に分かれて、無事に日本へ戻れました。
それで、波切不動と呼ばれるように。
その波切不動は、高野山にいらっしゃるのです。
というお話を伺いました。
香木。お不動様。
たしか、四国八十八霊場にも、
香木で彫んだ仏像の話がありましたね
内陣参拝の折の塗香も復活しておりました
龍の逆鱗の話を伺ってから。
少し前に流行った、龍関係のことを考えていました。
龍神使いやら、龍神の背中に乗るだとか。
日本昔話の童みたいに首元に乗ったら。
回した手が触れるのは、逆鱗ではないだろうか。
恐れ敬う存在を軽んじてはいけない。
飯の種にしてはいけない。
強く、そう思いました。
娘がクリスマスプレゼントにいただいた
Amazonギフト券で買った《すずめの戸締り》が届き、
昨夜二人で見たんですが、映画館で見て以来です。
このタイミングで…と思うのです。
親しむ事と、軽んじることは違います。
御神仏は友達でも、同類でもありません。
どちらにしても、軽んじた結果は
自分が引き受けなくてはなりませんから。
誰も何も言ってはくれないのです。