とあるホテルにて。
みんなぐっすり寝てる夜中2時過ぎ。
カーテンの開け閉めの音で目が覚めました。
シャッ!シャッ!と、
カーテンを、開けたり閉めたりする音が聞こえます。
窓際のベッドでねていたのですが、
真横から聞こえます。
けど、うちの部屋のカーテンではない。はず。
初めは、隣の部屋の人が
夜の外を見るためにカーテンを開け閉めしてるのかな。
子供がカーテンで遊んでいるのかな…と
思っていましたが
こんなに、規則正しい?
こんなに定期的に開けたり閉めたりするか?
こんなにはっきり隣が聞こえるなら防音ヤバくない?
と
うとうと考えていました。
その音が、あまりに規則正しく続くし、響くので
?と思ってるうちに、目が覚めてきました。
ちゃうかぁ…。
こんな時間にカーテン開けたり閉めたりせんわなぁ。
コレはアレやなぁ。
久しぶりやなぁ。この感じ。
ベッドの脇に誰かが立っている気配がします。
その後ろには、5.6人が並んでいるみたい。
…え。今から?
やらなあきませんか?
ねむいんですけど……。
そしたら、足元の方から、
白いのがふわりと浮かび上がってきたと思う間に
菩薩さまと白龍のふっとい胴体が横に寄ってきました。
これは、やらなしゃあないなぁ…。
やらせていただきます…。
と、ご供養をはじめました。
身体は寝てるままなんですが、
意識はちゃんと法衣に着替えて正座しています。
前には経机があり、法器も揃っています。
準備万端やん…
ありがとうございます
けど、一つだけ見たことないのがありまして。
なんやろ。これ。あんまし見たことないけど
回るってことは、回すんやろうねぇ…。
そしたら、使い方も教えていただきました。
一人ずつに三帰して、酒水加持して。
昔と違ったのは、お経のリクエストが一人ずつ違ったこと。
般若心経に、理趣分経に、観音経、錫杖教。
一人のリクエストはまだ覚えきってない陀羅尼だったので、
つっかえつっかえあげてましたら、
…もうええわ。
という感じで
ふいっと居なくなりました
期待に添えず、ごめんなさい
4.5人おえたところで、誰もいなくなったので、
結界解いて、寝ました。
すると。
しばらくして、またカーテンをシャッ!シャッ!と
開け閉めする音がします。
…また来た…
どんな登場の仕方なん?
今度は、お遍路さん?みたいな?気配です。
みんな一人ずつ鈴を持っていて、
ちりんちりん鳴らしています。
…御詠歌講みたい?
やっぱり。
リクエストは、御詠歌みたいな唄でした。
分からないからメロディだけ口ずさんだら
満足な感じで唄ってました。
そちらのグループは、7.8人でした。
で、ようやく寝れるかと思いきや。
またしても、カーテンの開け閉めの音が
おまけに、今度は、ぴしぱし、うるさい。
なんか、あらくたい。
もういややー
ねたいー
なぁなぁ、祓ってもいい?
供養じゃなく祓うで?
ごめんなさい。後は祓わせてもらいます。
それでも残る人はどうぞ。
二人ほどが残りました。
どなたに祓っていただくか考えて
金剛童子さんや烏枢沙摩明王さんがたが浮かびましたが
やっぱりお不動様にお願いしました。
お不動様。よろしくお願いします。
せやけど、
いきなりきっつい火はやめたってください。
優しい火でお願いします。
ようやくゆっくり寝れました。
5時前やけど。
朝。
隣のベッドで寝ていた娘が
『お母さん、寝言かしらんけど、
『ちりんちりん、鈴うるさいで。
ぴし、ぱし、うるさすぎ!!じゃま!!』
っていいながら、もごもご、お経なんかなぁ?
となえてたで。お疲れさん。』
と言われました。
夢じゃなかったみたいです。