旅 タイ
■ 旅の魅力 タイの魅力
旅は、日常を離れ、新しい発見でいっぱいだ。
人は、自分に欠けていたものが満たされたとき、癒しを感じるのだという。
私は、どこでも眠れる。
そして初めて訪れる異国で1人でも動けるし、楽しめてしまう。
旅行向きの性格なのだと思う。
ただし、それは現地についてからのお話。
乗り物があまり好きではない。特に飛行機は大の苦手。
普通の方は想像ができないだろうが、それゆえに旅を控えることもある程だ。
小学生の頃は、バスで行く遠足が半年前から嫌だった。
変なところが怖がりで、小心者なのだ。
それでも、猛烈に旅に行きたい周期が突然訪れる。
その時がきたら、自分の欲求に素直に従うことにしている。
旅行に出かけて戻ると、自分の中で刻んでいるリズムとテンポが変わる。
小さい頃スキップをしていて、わざと2回連続して右足でスキップすると
次の左足のスキップが新鮮で好きだった。
なんだか変な例えだけれども、また新しく生まれ変わった一歩が
始まったような感覚なのだ。
農業組合の市場、オートー・コー市場。色鮮やかなカレー。
私が旅に出たくなるときは、
新しいものを欲しているときが多いように思う。
大抵は、「見てみたい」という気持ちが
飛行機が苦手だという気持ちよりも強くなる時なのだ。
今回、バンコク行きのお話を頂いたとき、
写真で見るバンコクの鮮烈な色彩が浮かんだ。
「あの多彩で、鮮やかな色に囲まれている人々、街を見てみたい」
という気持ちでいっぱいになった。
最近、理論で展開する仕事が続いていただけに、
頭をからっぽにして、五感をフルに使って、
自由にタイを見てみたいとおもった。
私にそのとき欠けていたものが満たされたのだと思う。
癒され、そして元気一杯で東京に戻ってきた。
タイは、時差が2時間。福岡からなら飛行時間4時間50分。
寺院や自然、日本人にはどこか懐かしいようなところと、
東京に勝る数の外資系高級ホテルやリゾートが並び、
80階を越す超高層ビルのレストラン&バーなど近代的なものとが
混在する。
タイには、自然と近代、伝統文化、食文化等が
多彩にして密度濃くちりばめられている。
新しい発見のための旅先として選ぶには、意外に近くて敷居が低い。
日頃感じる壁を打ち破りたい、新しい発見で満たされたい・・・
などと感じている方は、タイ・バンコクはオススメだ。
★次回ブログ記事では、朝日新聞社広告企画にあわせて
タイの魅力をレポートします。
The Dome内67階にある「シロッコ」のスカイバー。柵が透明なので夜景を楽しめる(上)
同じくスカイバー。超高層ビル屋上とは思えないつくり(下)
タイ式マッサージの総本山ワットポー前。寺院や車、鮮やかな色が街のあちこちに。
レストランのテーブルには、4つの調味料。自分好みに調味してお料理を頂くのもタイ流。
川を行き来する市民の足「チャオプラヤー・エクスプレス」。向こう岸には、ワット・アルン(暁の寺)
夏バテ解消 ズッキーニ丼
■ ズッキーニ丼 ~ 調味料の競艶
~ヒルズマルシェの野菜でブランチを作る! #14
「調味料」― ひとふりで、お料理を美味しくする魔法がかかる。
料理をする人間に与えられた贈り物。
アジアには、素晴らしい調味料がいっぱいある。
先日訪れたタイには、「ナンプラー」はじめ、
大豆の粒が残る液状の味噌「ソイビーンズペースト」、
大豆主原料で香りづけやコク出しに使う「シーズニングソース」、
など、多くの調味料がある。
タイの豊富な調味料は、炒め物や蒸し物、煮物、スープなどに
コクと旨みをたっぷり加える。
また、食卓には、4種の調味料「さとう」「ナンプラー」「唐辛子入り酢」
「粉唐辛子」が添えられ、
好みで調味しながら頂くのもタイ流だ。
日本人にも人気の空芯菜炒め「パックブン・ファイデーン」には
タオチオ(=ソイビーンペースト)が欠かせない。
先日訪れて楽しかったタイを思い出しながら、
「調味料」の魔法を楽しんでみる。
タイの調味料「ナンプラー」、「オイスターソース」に、
日本で最近人気の「食べるラー油」を組み合わせた
創作料理。
お野菜は、今が旬の「ズッキーニ」だ。
ヒルズマルシェで買ったステーキズッキーニを使う。
太白のごま油で一口大に切ったズッキーニを焼く。
水を少々加えて蓋をし、蒸し焼きにする。
ズッキーニに火が通ったら、前述の3つのソースをからめる。
「食べるラー油」をたっぷりからめ、
さらにナンプラーとオイスターソースで調味するのだ。
ご飯にかけて、ズッキーニ丼の出来上がり。
生まれた国も異なる3つの調味料の見事な競艶から生まれた魔法。
淡白で、独特の食感のズッキーニとの相性が抜群だ。
ピリリとした旨辛丼なら、夏でも食が進む。
タイでもなく日本でもない。
佐竹康宏さんの器と 坂本冬美さんの演歌 ~本気のトマトソース パスタ
■ 漆器と演歌 ~木の美しさに想いを寄せて
~ヒルズマルシェの野菜でブランチを作る! #13
石川県山中温泉の木地師・佐竹康宏 さんとは、
昨年、金沢で開催された富裕層観光客誘致のための国際会議
「ラグジュアリー・ライフスタイル国際会議」に呼んで頂いた際、
工房を案内して頂いた時からのご縁。
三越本店で開催された佐竹康宏展。
佐竹さん本人が、「今回はやりきった」という迫力はすごかった。
― 木はこんにも美しかったのか ―
このひとつのことがズーンと心に刻まれた。
一本木の「水楢造高盛器
」。
吸い込まれてしまいそうな程の美しさ。
材料との出会いはどんな芸術でも大切だが、
木だけは自然のものゆえに、人間の力ではどうにもならない。
探して、やっと出会える木。
納得がいく木に出会えるまで2年程かかる時もある。
そして、これぞという木を見つけたら、
複雑な模様を施したり、余計な事はしたりしないで、
木の美しさを生かすのだそうだ。
同展で拝見した水楢造花器 では、木の特長を生かしつつ
美しい曲線を描いている。
そして花瓶を回すと、万華鏡のように美しい木目がどんどん変わる。
黒柿造大椀
は、贅沢にも黒柿を椀にする。乾燥が難しく、
15作って2つしか出来なかったという。
横から見た黒柿造大椀は、形、曲線、黒柿の模様と艶と奥行き感・・・
圧倒的な美しさを放っていた。
佐竹さんの作品を拝見した時、
「木ってこんなに美しかったのか」と言葉にならない感動だった。
余計なこと(線や模様を入れる)をしないで
木との対話から著者が見つけた美しさを、
漆器の技術でさらに美しく仕立てたものなのだと理解した。
素晴らしい木と職人の想いと技術が重なって放たれる
尋常じゃない美しさとパワー。
演歌と漆器。
変な話だが、この間、音楽番組「僕らの音楽」の
坂本冬美
さんとFried Pride
の歌を聴いた時、
佐竹さんの作品が浮かんだ。
超絶技巧のギタリスト横田明紀男の激しく切ないギターに、
類まれな歌唱力を持つボーカリストのShihoさんと、
演歌の大御所・坂本冬美さんのコラボレーションで
井上陽水さんの「リバーサイドホテル」。
坂本さんの歌を聴いて、「何かが違う」と感じた。
坂本冬美さんから、音階やリズムと詞と技術(歌唱力)が、
薄い両面テープやシートのように、ピッタリとくっついている感覚を受けた。
「木の美しさと技術だけで勝負した器が私の器」と言い切る佐竹さんと
佐竹さんの作品が浮かんだのだ。
演歌と漆器の意外な共通点。
そして、演歌と漆器の魅力をまた少し、新たに理解できた気がした。
演歌と漆器に想いを寄せ、
加熱用トマトを使って作った本気のトマトソースで
モツァレラチーズとバジルのパスタを作った。
ヒルズマルシェでめずらしく売っていた加熱用のトマトの数々で(前述写真)
作った本気のトマトソース。良質のオリーブ油でにんにくを焦がさないように香りをだし、
湯むきしたトマトを加えて、丁寧に混ぜながら、とろりとしてきたら完成。
佐竹さんや坂本さんには及ばないが、素材に技を重ねられるように作ってみた!
タイ料理#1 グリーンカレー
■ グリーンカレー 素麺
妙にタイ料理が恋しくなった。
タイでの滞在でお世話になったタイ国政府観光庁の冨松さんが
「グリーンカレーと素麺があうんですよ」とおっしゃっていたのを思い出した。
さっそく、グリーンカレー 素麺をつくってみる。
タイでは、麺の偉大さ、その自由度を再認識した。
タイで主に使われるのは、米粉のビーフンのような細麺「センミー」、
中太麺「センレック」、きしめんのような平太麺「センヤイ」。
卵と小麦粉を使った黄色い麺「パミー」。
そこに、汁ありの「ナーム」、汁なしの「ヘーン」他、あんかけや炒めたもの等の
組み合わせで豊富な麺料理が誕生する。
どれも、麺の特徴が生かされ、「なるほど」と唸らされた。
優しく、すっきりとした素麺は、爽やかな辛さとコクのある甘みを含む
グリーンカレーにとても良く合う。
暑い休日のお昼に、キリリと元気が出る。
ご飯だと、ついつい食べ過ぎて満足感が出過ぎてしまうカレーだが、
素麺だと、スッキリ後味が良い。
ヒルズマルシェの野菜でブランチを作る! #12
■ 3色いんげん と ジャガイモ のパスタ
赤坂アークヒルズ「ヒルズマルシェ 」で、
緑のいんげんが、紫と白のいんげんの友達を連れてきていた。
紫のいんげんは、火を入れると緑色に変身するのだ。
3人トリオで仲良く我が家に来てもらうことにした。
大切なゲストが主役のお料理は、何か・・・
同じくヒルズマルシェで買った新ジャガを使って、パスタを作ってみた。
トリオには、長いまま、ゴロンとパスタの上にのってもらった。
相性の良い細めの卵入りパスタと、味のアクセントとしてアンチョビが
トリオを惹き立てた。
いつもの素材も、切り方を変えるだけで異なる景色となり、
楽しませてくれる。
『3色いんげんとジャガイモのパスタ』
新ジャガは電子レンジで1分半ほどかけて火を入れて一口大に切る。
パスタを茹でる。パスタを茹でたお湯でいんげんをさっと茹でる。
別鍋にオリーブオイル、薄切りのにんにくを入れて、茹でたいんげん、
新ジャガ、アンチョビ少々(ペーストまたは刻んだフィレ)を加えて炒め、
パスタを加えて、塩・胡椒で調味する。仕上げにオリーブオイルをふる。
*パスタの茹で汁やオリーブオイルで濃度や味を調整する。
*お好みでおろしたパルミジャーノレジャーノを添える。
オペラくご 東京アンサンブルオペラプロジェクトVol.2
■オペラくご
オペラと落語 の見事なマリアージュ。
生まれ育ちが異なる2つの組み合わせが、こんなにも合うとは。
それは、初めてショコラ×きな粉の新しいフレーバーを食べて感動した
時と同じ感覚だった。単に“合う”というのではなくて、新しい感覚で、
楽しめるものが誕生した感じ。
昨今話題のオペラ+落語だが、“幸福感を奏でる”という
「東京アンサンブル 」主宰の服部譲二さんが芸術監督を、
古今亭志ん輔さんが語りで見事な融合が完成した『オペラくご 』。
モーツァルトの歌劇 バスティアンとバスティエンヌ、
ペルゴレージの歌劇 奥様女中の2本立て。
普段、落語だけを聴いているときには気に留めなかったが、
舞台で聴いてはじめて、噺家の方の声が美しいことに気付いた。
噺家の声の美しさ、リズム、独特の間。
オペラ歌手の声の美しさ、歌、迫力。
寄席の庶民的な親近感とわかりやすさが、
オペラの華やかな舞台に持ち込まれた、最強にして、新しい舞台。
温かい笑いに包まれてみたい方、
明日20日もあるので、鑑賞をお勧めします。
ステーキズッキーニ
■ ヒルズマルシェの野菜でブランチをつくる!#11
~ ステーキ ズッキーニ ~
ヒルズマルシェ
小柳商店で見つけた、立派な大きさの
“ ステーキズッキーニ ”。
「中トロトロだよ。美味しいよ。これでワイン1本半飲めるよ」
とお店の方。
お気に入りのオリーブオイルでさっと焼き目をつけながら、
蒸し焼きにしてみた。
外見のグリーンとホワイトの色の組み合わせは爽やかで、
食べると、
中がトロトロ、ジューシーで、甘くて、甘美なステーキに。
「白ワイン1本半はいけるよ!」とおっしゃっていたが、
私は、この大判ズッキーニ自体を“1本半いけそう!”
と思えるほど。 美味しかった。



























