業務命令!商品を売らない工夫をせよ!
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 最初次のページへ >>

イベント開催

第一話 を読む⇒




鈴木「こんにちは~!今日はよろしくお願いします!ニコニコ



山下「はいよ。よく分からないけど、好きにしていいよ。グッド!



鈴木「ありがとうございます。ではイベントを始めさせていただきます。」



その言葉と同時に店内に多数の若者が入ってきた。



山下「いったい、何をやるんだい?はてなマーク



鈴木「はい、宝探しです。ここの書店は本が並んでいません。そこで、くじで引いた本をここから探す時間を競う競技をやるんです。」



山下「なんと!ガーン



鈴木「本が並んでいない珍しい本屋さんがあるということが、インターネットで話題になって、それで先日お伺いしたんです。これはイベントにもってこいだ、ということで。」



山下「インターネットで話題になってしまったとは・・・。ダウン



横で聞いていた有留菜は困った様子を見せた。



有留菜「山下さん、すいません。まさかこんなに早く話題になって、人が集まるなんて・・・。思っても見ませんでした。ショック!



山下「いや~、誰にでも失敗はあるし、今回の企画を認めたのはこの私自身だから仕方ないよ。しょぼん



有留菜と山下はイベントで盛り上がっている店内を見回して、ただただ驚くばかりであった。



ちょうどその時様子を見に来た本間が店内を見て、びっくりして駆け寄ってきた。



本間「有留菜君、これはいったい・・・。」



イベントはその後も盛況であった。有留菜の最初の仕事は失敗に終わってしまった。




第一話 を読む⇒

並び替えがとんでもない事態に!

第一話 を読む⇒




山下書店ではお客が本を買わなくなってきた。有留菜の作戦は成功したのだった。なるべくお客が本を買わないようにするという逆コンサルティングを成功させたのであった。しかし、想像もしていなかった事態が起った。



お客「すいません~!」



山下「はい、なんでしょうか?」



山下はいつものように気だるそうに接客をしていた。



鈴木「私、鈴木と申しますが、大学でイベントサークルをやっています。ニコニコ



山下「大学のイベントサークルの方?なんでしょうか?はてなマーク



鈴木「実は山下書店さんの話を聞きまして、本日はお伺いしたのですが、実際に見てみたら、是非あることをお願いしたいと思いまして・・・。」



山下「その話とは?」



鈴木「実は、一日この本屋さんを貸切ねがえないでしょうか?ちょっとしたイベントをやりたいのです。音譜



山下「ここでイベントですか?」



鈴木「はい、宝探しイベントのようなものです。」



山下はしばらく考えていたが、お店の定休日であれば、ということでOKを出した。そもそもどんなことをやるのかに興味をもったからだ。



山下「分かりました。じゃあ、2週間後の日曜日ということで。」



鈴木「ありがとうございます!」



そして、イベントの日がついにやってきたのであった。



イベント開催 」を読む⇒   第一話 を読む⇒

山下書店リニューアル!

第一話 を読む⇒




ついにリニューアルオープンの日となった。



有留菜「おはようございます。山下さん、いよいよですね。どきどきします!ドキドキ



山下「そうだね。早くお客さん来てくれないかな・・・。ニコニコ



有留菜「なんか、不思議な台詞ですね。買ってもらわないように工夫している山下さんが、お客さんに来て欲しいというのは・・・。」



山下「そうかい?人間みんながみんな、同じ感覚だと思ってもらったら困るよ。それこそ十人十色とはよく言ったものだよ。私の場合、道楽だね。」



有留菜「確かにそうですね。・・・・あ、お客さんはいってきましたよ!!!



山下「本当だ!様子を見てみようじゃないか。にひひ



固唾を呑んで様子を見守る二人・・・。



有留菜「あ、うろうろして、何も手に取らずに出て行きましたよ。」



山下「いいね~。完全に”この本屋なんだよ!”って顔していたね。これはいい。有留菜さんのアイデアがきっと良かったんだよ。グッド!



有留菜「そう言っていただけると嬉しい限りです。」



その後に入ってくるお客も、入ってはぐるりと一周まわったかと思うと、すぐに書店を後にしていった。入口に大きく掲示してある、「自分で探してください」の張り紙も効果があったのだろう。



しかし、数日後、2人の想像していなかったことが起ったのだった。



並び替えがとんでもない事態に! 」を読む⇒   第一話 を読む⇒

1 | 2 | 3 | 4 | 最初次のページへ >>