2019年の総括(高仕掛け編) | T.Tの釣行記録

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畑中丸にて,自作高仕掛けを使わせてもらいながら勉強させていただいた結果を記録しておきます.自分もまだまだ勉強中の身です.また,すべての方に当てはまる情報とはいえないと思いますが,参考情報としてまとめさせていただきます.

 

■ 潮とポイント
大潮の後の中潮が釣りやすいと教えていただいてからは,その前後に出船していましたが,あえて違う潮のときに行ってみると,釣れる日・釣れない日とあるのですが,若潮のポイント,大潮のポイント,といろいろな経験ができて面白かったです.ウチノマエ,地の瀬戸,ナカト,ノンダの沖,地の瀬戸沖,ナカト沖,ナカト下,オコセ,ツバキ,トラハラの沖,ミツバ,コイヅキ,コマサキ...2019年は色々なところに行かせていただきました.楽しかったです.
お気に入りのポイントが出来れば,そこに行く日で釣行日を決めるというのもありかもしれません.ナカトが好きであればナカトに行く日,コイヅキに行きたければコイヅキに行く日が良いと思います.事前に船長と相談すれば,行く日を教えてくださると思います.

 

■ ロッド
ダイワ 極鋭ライトヒラメ M-212 AGS の出番が多かったです.調子はタイラバロッド(炎月リミテッド B610ML-S)とほぼ同じですが,何かが違います.竿先は死んでいるかのように曲がっていますが,とにかくよく掛かります.リーディング(TG)64Mも試してみたい気がしますが,現状,このロッドで十分なので,機会を逸しました..

 

■ ナカト向き・青物向きロッド
アルファタックル 加太真鯛 230,または,ダイワ ゴウイン落とし込み S210 を多用しました.この2本の調子はほぼ同じです.加太真鯛は2ピースで短く持ち運べますので,携帯性が良く,電車釣行でとても重宝しました.イワシの時期(夏場)はゴウイン落とし込み,それ以外は加太真鯛という感じで使いました.

 

■ リール
シマノ オシアコンクエストCT(300PG または 200PG)に落ち着きました.畑中丸には船電源がないので,電動リールを使うのは止めました.300PGの方が細かいドラグ調整がしやすいのですが,重いです.200PGの方が軽量ですが,ドラグ調整がピーキー気味です.どちらも良いリールです. ※手持ちの他のリールの中には,カウンタの値がマイナスにならないものがありました.そのようなリールは,場面によっては使いにくいかもしれません.釣行前にご確認を.

 

■ 道糸(PE)
シマノ タナトル8(2号または3号)に行き着きました.強度が最強で,今のところ高切れなしです.結局,2号でも3号でも絡むときは絡むというのが最近の結論となり,余程のことがない限り,号数は気にしなくなりました.ダイワのメガセンサー8ブレイドも良い糸でした.他社のPEで,新品だったのに2度も高切れした糸がありました(安売りされていた糸でした).にがい経験でした.

 

■ 自作高仕掛け
マダイを相手に幹糸4号ハリス3号の仕掛けで挑む高仕掛けは,元祖ライトタックルのようなもの(出典:ビッグ・フィッシング,2019/11/21放送).無理にフッキングすると切れやすいし,とにかく繊細な釣り仕掛けです.底をネチネチと攻めるには,巻かなくても広い範囲をさぐれる長い仕掛けが有利です.現在は,7本針が丁度良さげという結論になっています.8本針の仕掛けは長すぎるので深場でしか出番はないかと..一旦,鯛のタナを察知できれば,それほど長さは必要なくなります.しかし,その察知がとても難しいです..察知に長けている人が同船していると,情報提供してくださることがあります.Kさん,Ssさん,大変お世話になりました!

 

■ 幹糸
BIGフロロカーボンでの釣果が良かったので,験を担いで使い続けています.柔らかすぎずほどほどに硬くて良い幹糸です(柔らかすぎる幹糸は船上で絡みやすいです).ただし,だんだんと白くなってくるので再利用は最大2回まででしょうか..ハマチが何度も掛かって伸びた場合(糸がチリチリになった場合)は1回の釣行で終了です.なお,ダイワの200FXでも差異がないことをいずれ検証しないといけません(200FXの方が安価ですので).

 

■ ハリス
シーガー グランドマックスFXはとても柔らかいハリスで,今のところ高仕掛け用ではベストだと思います.

 

■ 針
船長針(グレ針,太軸の銀針)
ダイワ D-MAX SS グレ MULTI 7号(細軸の黒針) 68mg
この2本で落ち着いています.D-MAX SS グレには太軸もありますが,針が重たくなりますし,船長針(銀針)のキラキラと光る効果にはかないません.黒針を混ぜる場合は軽さ重視と思います.潮の中を軽やかに泳がせることのできる刺さりの良い針がよさげです.

 

■ 針とハリスの再利用
最初の頃は,魚が掛からなかった針とハリスは再利用できると考えていました.針先をチェックして使えそうな針は次回に再利用していました.しかし,釣果が極端に落ちることがわかりました.それ以降は,もったいないですが,1回海水につかった針は捨てていっています.そうすることで釣果は復活しました.使えそうで使えない..不思議なものです.

 

■ ボールベアリング
ささめ針 ロック付きボールベアリング 品番310-C 4号(強度45kg)をPEの先に付けるスナップ付スイベルとして使っています.インタースナップNTパワー2号からこれに変えてから釣果が上がりました.気のせいかもしれませんが..おすすめです.

 

■ スナップ,サルカン
メッキが不十分なサルカンはサビが浮いてきます.100円サビキを使ったとき,自宅に戻るとサビが出ていたという経験がおありかと思います.NTスイベル社のものはメッキがしっかりとしていてトラブルレスです.
高仕掛けの上に「NTパワースイベル 3号(強度96kg)」を,下に(シンカー用に)「インタースナップNTパワー 6号(強度5.9kg)」を使っています.捨て糸に結びコブを作り忘れて根掛かりしたときに,下が切れて欲しいので,途中から5号→6号に変えました.

 

■ 便利グッズ:精密プライヤー
精密プライヤー HOZAN P-51は,絡んだハリスや幹糸をほどいたり,ハリスを幹糸から外したり,魚から針を外したりと大活躍でした.仕掛け作りのときにも重宝します.もともとは電子工作用の高価なプライヤーですが,学生の頃から使っていた一番古い1個を釣り用にしました.Amazonで安く買えるHOZAN P-35でも十分と思います.オススメです.

 

■ メンテグッズ:スプレーオイル
スイベル,スナップのメンテ用です.回転性能を落とさないための必需品です.防さび効果もあります.

 

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ここからは,自作高仕掛けにおける失敗事例です.ご参考になればと思い,恥を忍んで書きます.いろいろ実験をし過ぎて,釣果が落ちる原因となりました.楽しかったトライアル(試行)ではあるのですが..

 

■ 仕掛けの幹糸の中央部に小さいスイベルを入れて幹糸のヨリを取る作戦
投入時に幹糸が絡みやすくなりました.真ん中ではなく,上の端や下の端に入れるのはありかもしれません.結局,ヨリがひどくなったら仕掛けを交換した方が良いという結論になりました.

 

■ 3号の細い幹糸
投入時に幹糸が絡みやすくなりました.また,サバの連掛けで切れました

 

■ 5号の太い幹糸
喰いが落ちました.自分にとってはダメでした.

 

■ 4号の太いハリス
喰いが落ちました.自分にとってはダメでした.

 

■ 短いハリス
喰いが落ちました.自分にとってはダメでした.

 

■ 金針
喰いは良かったのですがカエシが欠けやすかったです.金針が威力を発揮する場面は多々あるとのことですが,私には使いこなせませんでした.

 

■ 大きめの太軸マダイ針
ささりが悪かったです.フッキングさせて無理矢理掛けるという感じの対応が必要に..私には使いこなせませんでした.

 

■ 枝間が短い仕掛け
釣れませんでした.食いが極端に落ちました.

 

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結局,船頭仕掛け(畑中丸では無料で配られます)が「一番釣れる」というのが2019年での結論でした..しかし,以前にも書きましたが,2020年も引き続き自作の高仕掛けで続けさせてもらえればと思っています.