畑中丸 加太マダイ釣り:高仕掛け (2019/12/28) 残り福の釣り納め | T.Tの釣行記録

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趣味の釣りのブログです.主に船釣りの釣行記録を載せています.

釣行日: 2019年12月28日(旧暦 12月3日,月齢1.9)
潮汐: 大潮(3日目)
風向: 北北西~北
釣座: 右舷前方
 
船宿: 和歌山県 加太港 畑中丸
http://www.tsurisoku.com/hatanakamaru/
 
ロッド: ダイワ 18極鋭ライトヒラメ M-212 AGS
リール: シマノ 18オシアコンクエストCT 300PG, PE 3号
 
自作高仕掛け: 14m 6本針
幹糸: DUEL BIGフロロカーボン 4号
ハリス: シーガー グランドマックスFX 3号
針: 船長針 (グレ針)×6,針先が丸まってきたら2本程度をダイワ D-MAX グレ SS MULTI 7号に交換
 
釣果: マダイ 3,ハマチ 10(バラし:マダイ2 針外れ,ハマチ 2ぐらい 針外れ)
 
忘年会の食材調達のために入れていた12月27日(金曜日)の予約ですが,25日に出船したものの,27日の予約はそのまま残しておきました.というのも,取り込み段階での大鯛のバラしが心残りで,年を越せそうにないためです.ただ,27日は強風のため,28日に振り替えてのリベンジとなりました.忘年会の翌日のため,早朝はアルコールが残っています.自動車の運転ができないので,忘年会が終わってから,終電で加太まで行き,「大津屋旅館」に宿泊してからの出船としました.
 
荷物軽減のため,タックルは1本だけです.また,前回投入前に絡んだ幹糸を再利用した仕掛けを使って,再挑戦です.事前に船長に聞いたところ,終始浅場(水深35mぐらいの場所)に行くとのことで,仕掛けは6本針としました.針はオール船長針でスタートし,途中様子を見ながらダイワの黒針も混ぜていくという作戦です.さて,どうなりますことやら..
 
畑中丸では,年末(今年は12月28日~31日)の期間は,抽選で釣り座が決められます(クジは予約順に引きます).マダイ争奪戦の第1段階ですね.いつもとは違うピリピリした空気感がこちら.
 
私は予約日を27日から28日に変更した最後の1人ですので,クジを引く順番はラストです(7人目).朝6時集合,船長から名前が呼ばれて順番に割り箸で作られたクジ棒を引いていきます.そして私の番.引くと7番でした.ビリ...まさかのビリ.これは「空いている1席に座るしかない」ということを意味しています.畑中丸には,既に5人が乗船していて満船でした.第2畑中丸(日出丸)の方は3人が乗船済みで,私が最後の1人です. ん? 何と! 右側前方の席が空いています! 狙っていた席,右前! まさかの奇跡が! テンションが上がりました.思わずSさんにLINEを打ちます.「クジはビリでしたが日出丸の右前の釣り座になりました!」と.「残り福になりますように!」とSさんのお返事.まさに残り福です.幸先が良いのか悪いのか..
 
港を離れて朝一番のポイントに移動.ナカト下の更に南側に向かっています.周りの他の船も同じところを目指しているようです.意外と長い時間移動しました.大潮で流されるので,遠くからのスタートなのでしょうか..第1投目.今回は,外外内内外外の幹糸のセッティングで糸絡みも無しです.ポイントは,事前に船長から聞いていた通り水深25m~35mの浅場でした.リールのカウンタは着底時14mを指し,15回巻いたところで6mぐらい.前回と同様にリールの「船べりアラーム」の音がうるさいです...はい.着底時にリールのカウンタを強制リセットしてマイナスのメータ表示で釣りをすることにしました.自宅に戻ってからカウンタの補正をしなければならないことを覚悟の上で(10m以上糸を出してからリセットするとリールは高切れと認識します).ボタン6秒押しで電源を切ってもいいのですが,カウンタは使いたかったので..さて,探見丸を見ると,底付近に鯛は居るようです.底から15回巻いて落とすの繰り返し.すると,12回ぐらい巻いたところで,早速掛かりました.しかし,青物の引き.ハマチでした.2流し目.またハマチが掛かります.3流し目.またハマチが..下から2本目や3本目の針に掛かります.底から10mぐらいの層にハマチが回遊してきているようです.左舷前方の人(背中の人)から「入れ食いやなぁ」の声が.その方もハマチラッシュのようです.船長に「今日はハマチ祭りですね」と言うとやや暗いお顔..やはり,マダイを釣って欲しいようでした..イケスはハマチでいっぱいに!
 
と,あるとき,「何じゃこれは」という重たい引きが.メジロか?と思っていたら,2連掛けでした.いや,3連掛けでした.そして,1番下には良いサイズのマダイが! 「釣った」ではなく「引っかかっていた」という感じです.マダイの顔は,まるで交通事故に遭ったかのようにキョトンとしていました.何はともあれ,嬉しい1枚目でした.青物の中にマダイが潜んでいるということは確かです.希望が見えました! 
 
船長は,流しごとに,青物を避けて右/左にコースを変えます.お兄さんの船とも連携して探っておられました.MIRCの潮流予想サイトによりますと,潮は北北西に流れているようです.船首はほぼ北(ナカト方向)を向いているので,左舷前方が有利な状況です.しかし,右前の私の席の調子が良いです.よくわからないものです..後半は,青物ラッシュが落ち着いて,釣りやすくなりました.マダイの魚信も伝わってくるようになりました(咥えるだけ×数回,浅く掛かって針外れ×2回).浅場の釣りでは,3段引きのときにあえて糸を大きく出して泳がせる時間を長くし針をより深く食い込ませたり酸欠にさせて疲れさせたりと,駆け引きを工夫しないと針外れを防止できないのだと思いますが,まだ,そこまでの余裕はありません.仕掛けをたぐって引き寄せるときに手袋の中の糸を滑らせたり腕の曲げ伸ばしで「人間ドラグ」をする程度が精一杯です・・これも課題の一つです. 10時を回ったころでしょうか.もう潮止まりかと思った頃に掛かりました.大きなマダイの引きが.浅場なのですぐにサルカンまで巻いてしまって仕掛けを手で慎重にたぐると,青い鯛(ハマチ)?・・・ではなく赤い鯛でした! 48cmのいいサイズ(2匹目)でした.Sさんの「潮止まりの前後がチャンス」という言葉の通りになりました.船長から「青く塗っときましょうかー」との冗談も.日出丸に乗船した全員が1匹以上釣れて一安心なさったのでしょう.今回は,チャリコ1匹とあわせて計3枚の釣果でした.
 
★良かったこと:
・ハマチが「つ抜け」の釣果(10匹以上)となりました.
・前回1投目で絡んだ仕掛けの再利用でしたが寿命をまっとうさせられました(ハマチで幹糸が伸びてチリチリになっていました).
・2回連続で日出丸の竿頭になれました.まさに残り福でした! これで年を越せます!
★反省点:
・針外れ対策は永遠の課題ですね.今回の針外れはマダイ2回,ハマチ2回(?)でした.
・ハリスのチチワが解けて1匹バレたようです.次回から8の字のチェックを念入りにします.
 
船長が全てのマダイとハマチを神経締めして下さいました.至れり尽くせりです.