スポニチさんから素敵なインタビュー記事が発表されています。
プロ2周年を迎えた #羽生結弦 。
— Sponichi on Ice (@SponichiF) 2024年7月18日
おめでとうございます ( 撮影・小海途 良幹 ) #YuzuruHanyu pic.twitter.com/IS8FtBgfew
2024年07月19日 06:00
【フィギュアスケート男子の五輪連覇者でプロとして活動する羽生結弦さん(29)が19日、プロ転向2年を迎えた。初の単独ツアー「プロローグ」や東京ドームツアー「GIFT」、2年目の「RE_PRAY」など、アイスショーでは異例ずくめの単独公演を数々成功。プロ3年目、12月には30歳を迎える節目に、2年の軌跡、今後の可能性について語り尽くした。
以下は一問一答。 】
――2年間の道のりを振り返って。
「本当に今まで競技者としていろんなことをストイックに考えてきました。技術面的にもそうですけれども、特に勝利ということについてずっと考えてきました。それからプロになって1年目はやっぱり正直、手探り状態。これをしたらいいのかな、あれをしたらいいのかな、何をしたらいいのかな、とずっと考えながら過ぎていった1年でした。また、この1年は何か表現したいことや、自分がプロになってどういうことをしたいのかが明確に分かってきた1年になりました」
――具体的に、明確に分かってきたものとは。
「やっぱり1年目は『プロローグ』というものがありました。その中で、まずワンマンで滑れるか手探り状態。『GIFT』も同時並行でつくっていました。その時はやっぱり自分で物語を書きたいという思いもありました。その物語の中で、今まで見てきたプログラムたちがどういう風に、受け手側が見る心境が変わることによって、プログラムも変わるよね、みたいなことを体験してほしいと自分の中で競技時代から何となく思っていました。それが実現できたのが1年目。2年目は『RE_PRAY』で完全にアイスストーリーが形作られたというか。自分一人で滑ることが手探りとか、表現したいことを何となく物語に乗せて見る目が変わったよね、だけではなくて。ちゃんと、この物語にこういうピースが存在していて、こういう物語が伝えたいんですよ、というものがちゃんとできあがった、というのが2年目の大きなところだったと思います」
――その流れだと、3年目もまた変わってくるか。
「やっと自分がやりたいことの基盤ができあがった。ある意味では、その延長線上でどういう風に自分がより表現面でもスキルアップできるか。あとは伝えるということには、やはり競技時代からずっと言ってた技術というものが基礎になっていないとレベルアップはできないと思うので、技術面的にも体力面的にも強化していく形が3年目になるのかなという感じはしています」
――2年間の一番の思い出は。
「思い出はいっぱりありますね、やっぱり。どれか、これだけ!ということはさすがに言えないですが、それくらい、いろんなたくさん貴重な経験をしました。何より直近であった『RE_PRAY』での歓声や、そこで受け取っていただけたという実感みたいなものは、今、絶賛、製作活動中ですけど、やっぱり何か自分の頑張っていくモチベーションや原動力にずっとなっていますね」
――製作活動中とは。新たなものか?
「もちろん何か新しいプログラムをつくったりもしています。自分を表現したいことについての深掘りをまた始めてます。やっぱり一人でずっとやっているので、どうしても自分の中からにじみ出てくる感情がある意味、偏ってしまうというか。自分の思想自体も、根本的にはそんな変わらないというか、引き出しもそんなに増えてこないんですけど。やっぱり『RE_PRAY』での経験、そういったものが原動力となって、また新しい感情が生まれたり、また新しい表現が生まれているなという実感は強くあります」
――今後もアイスストーリーは自問自答しながらテーマを作っていくのか。
「自分が『RE_PRAY』をつくるにあたってもそうですし。『Goliath』だったり『アクアの旅路』だったり。いろんなプログラムを振り付けしていく時もそうなんですけど。基本的には根本に、生きるということが存在しているのかな。あとは、"生きることに対しての祈り"が常に存在しているのが、自分が表現したいことの根幹にあると思いますね。それにプラスアルファで何を伝えたいか。また、何を深掘りしていくのかということが、その時々のプログラムによっての顔の見せ方が違うのかなと思います」
――12月に30歳の節目を迎える。思い描いていた30歳、実際にそこに到達する実感は。
「僕が18歳や16歳に思い描いていた30歳は、正直たぶんスケートやっていないんじゃないかなって思っていました。平昌五輪が終わって24歳ですぐにプロになり、5年くらい活動したらもういいかという感じだったんですが、思い描いていたものとは全然体力のつき方も、技術のつき方も全然違います。“あ、こんなにもまだまだやれるんだな”という実感と、未来に向けての可能性を凄く感じています。自分が思ったよりも、人間ってまだまだやれるんだなという感じではいますね」
――どんな30代にしたいか。
「特に何も変わらないですけどね。ただ、どんどん自分の表現を磨いていき、練習という、いわゆる自分と常に向き合い続ける時間が増えれば増えるほど、自我みたいなものがだんだん磨かれていく、というか。自分の根幹がどんどん確立されているという感覚は凄くあります。30代は30代で自分というものをまた大切にしながら。でも、魅せるということ、スケートと向き合うことが自分にとっての幸せの大きな部分を占めていると思うので、皆さんにとって、自分がある意味、30年間生きている意味や、存在理由を常に自分自身に持ちながら。ファンの人が見てくれるから、とか、僕にはスケートしかないから、だけではなく、自分自身の中に常に"生きる芯"をより明確につくっていきたい30代だなとは思っています」



きょう19日付東京版1面#羽生結弦 さん がプロ転向2年を迎えました。本紙の取材に応じ、本気で向き合った30分におよぶ撮影とともに決意のメッセージを寄せてくれました。 pic.twitter.com/7TQcD0cnKD
— スポニチ東京販売 (@sponichi_hanbai) 2024年7月19日
スポニチさま、素敵なInstagramをありがとうございます。2022Fa OIのフィナーレの羽生結弦選手を思い起こさせますね
— うりママ (@JXSxLOCDoSn5nrp) 2024年7月20日
このようにシンプルな衣装も天使級の着こなしで魅せてくださる
羽生さんの、服を表現する力は途方もないです🥰#HANYUYUZURU𓃵
https://t.co/o4v52iulVC
私も羽生くんに助けられた一人です。
重度のうつ病と診断され、いつ死んでも仕方ないかという日々を送っていた私。でも羽生くんの「あと30年間滑りたい」という言葉を聞いた時、「私も30年生きて羽生くんのラストアイスストーリーを観に行くぞ!」という明確な目標が出来ました。元気が湧き、目覚ましく回復していきました。 私の毎日のBGMは『GIFT』です。
羽生くんは私の命の恩人です🙏
一生、応援していきます‼️
