「羽生結弦が『最も偉大なフィギュア選手』である理由」 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

2019年にNewsweekに発表された記事のタイトルです。
"アメリカ人から見た羽生結弦像"という興味深い内容でしたので、ご紹介させて頂きます。

『Newsweek 日本版 30日/57日合併』に、羽生くんが「世界が尊敬する日本人100人」の一人として紹介されました。
各界から幅広く選ばれましたが、スケート界からは、羽生くんだけです。


同時にNewsweek Web版でも掲載された記事をご紹介させて頂きます。(発刊から2年経った今もなお web上に掲載中です)

執筆者は、ジャステン・ピーターズ氏(米国在住スポーツ・ジャーナリスト)です↓

羽生結弦が「最も偉大な男子フィギュア選手」である理由【世界が尊敬する日本人】

2019年4月23日(火)17時50分

ジャステン・ピーターズ


羽生結弦は世界で最も偉大な男子フィギュアスケート選手だ。フィギュアスケートについて多少なりとも知識があるアメリカ人なら誰でも、そう言って差し支えないことを知っている。

五輪2連覇という66年ぶりの偉業をなし遂げ、昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会では、ルール改正後の世界最高得点を3つ(ショートプログラム、フリー、合計点)たたき出した。米NBCテレビで解説を務めたタラ・リピンスキーは「彼は常ならざる力を持っている」と感極まった様子で語った。

多くの競技スポーツと異なり、フィギュアのトップ選手は運動能力の高さを問われる一方で芸術家でなければならない。表現力と情感にあふれるとともに、高難度の技を盛り込んだ演技が求められるのだ。羽生はそのいずれにおいても秀でている。

まず、羽生は一流のアスリートだ。最近の男子フィギュアスケートの世界では4回転ジャンプを決めることが勝利の条件となっているが、羽生は複数の4回転ジャンプをレパートリーとしている。2016年、彼は公式試合で4回転ループを跳んで着氷に成功した初の選手となった。GP3戦のフリーの演技では、4回転トウループからトリプルアクセルのコンビネーションジャンプを史上初めて成功させた。

一方で羽生は芸術家でもある。彼の演技は一貫して優雅であり、その動きは非の打ちどころもなく美しい。まるで音楽と一体になっているかのように滑る。

滑るたびに彼はスケートへの大いなる愛を表現し、それはファンからの愛となって彼の元へ帰ってくる。だから演技を終わるたびにリンクにはクマのプーさんのぬいぐるみが降り注ぐ。「彼がファンにもたらす喜び、それにリンク上の彼のオーラと存在感は、ほかの誰とも違う」とリピンスキーは語った。

「強いアスリート」たることがフィギュアスケート選手に求められているこの時代、羽生は「クワッドアクセル」つまり4回転半ジャンプへの挑戦も視野に入れている。NBCの中継で元全米王者のジョニー・ウィアーは「誰かができるとすれば、それは彼だ」と言った。そう、羽生ならやれる

〈Newsweek 2019年4月30日/5月7日号掲載〉

他ならぬ米国のスポーツジャーナリストが羽生結弦をアスリートとして「世界最高のフィギュアスケート選手」と認めてくれています。

しかも、「芸術家」でもあると明言してくれています。


「多くの競技スポーツと異なり、フィギュアのトップ選手は運動能力の高さを問われる一方で芸術家でなければならない。表現力と情感にあふれるとともに、高難度の技を盛り込んだ演技が求められるのだ。」


つまり、米国においても、フィギュアスケートの真髄は「技術と芸術の融合」であると認識されているわけです。

同時に、羽生結弦の技術と芸術性をまるで音楽と一体になっているかのように滑る。」と高く評価してくれています。


「彼がファンにもたらす喜び、それにリンク上の彼のオーラと存在感は、ほかの誰とも違う」byタラ・リピンスキー(1998年長野五輪、女子フィギュア金メダリスト)



2019年4月といえば、ネイサン・チェン選手が世界選手権で2連覇を果たした直後です。

羽生くんは2位でした。

にも関わらず、米国老舗雑誌が羽生結弦を「最も偉大な男子フィギュア選手」と惜しげもなく絶賛し、紹介してくれています。

この意味はとてつもなく大きいです。




2018年の平昌オリンピック以降、ISUや米国のスケート連盟は、ジャンプの技術面を殊更に高く評価するジャッジングに偏重してきました。

言い換えれば、芸術的な「氷上のバレエ」的アプローチよりも、よりスポーティな「氷上の体操」的アプローチを後押してきたわけです。

それは、とりもなおさず、ネイサン・チェン選手の望むスタイルに他なりません。


一方で、近年の米国でのアイスショーは観客の入りが悪く興行的不成功が顕著であることから、フィギュアスケートそのものの人気が衰退していると言われています。


その理由の一つとして、一般が望むフィギュアスケートと、連盟が推しているフィギュアスケート、そのイメージに乖離が生じているという事が大きいのではないでしょうか。


「美しいものは、人を感動させる」

この至って単純明快で普遍的な事実! 

人種も国も言葉も超えて伝わるもの、それが「感動」です!


私は羽生くんの演技を観るたびに、もう一度みたい、何度でも観たい、何度でも味わいたいと、強く感じます。

それこそが素直な感情、「感動」ではないですか。


ISUや日本スケート連盟が、羽生くんに対してどんなに不当な過小評価を与えようが、いつも羽生くんはその演技の全て(極上のスケーティング&最高のジャンプ)で観る者に「至福の感動」をもたらしてくださいます。

私は、そんな羽生くんを支持し、応援し続けると決めています。

そして、

世界中の無数の応援の想いが、羽生くんを支えてくれることを信じています。



今日も羽生くんが元気で、幸せでありますように!

新SPや4Aの練習が順調でありますよう、心から祈っています🙏




画像や記事は感謝してお借りしました。


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